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阿蘇山その2

 火口壁沿いの登山道を進んでいくとやがて中岳山頂に着く。山頂といっても周りと高さが変わらず、実感はわかない。目印があるので山頂と分かるぐらいだ。ここからは周辺と同じく火口方面の眺めが良い。
 また、ここで仙酔峡ロープウェイ方面からの登山道と合流する。見た感じではロープウェイ方面からの登山道も眺めはよさそうだ。強烈な坂道も無さそうだし。
 なお、仙酔峡はミヤマキリシマの大群落で有名だ。5月になると一面ピンクに染まるという。私はまだ見たことが無いが、ぜひ一度見たいと思っている。5月に登るなら仙酔峡が良い。ただし、ロープウェイを使わない場合は長い登りをしなければならない為、飲み水は多めに確保しておきたい。
中岳山頂。この少し後ろは崖です。眺め良し。
仙酔峡方面からの登山道。眺望良し、傾斜もきつくなく、足元もしっかりしている。
 中岳から高岳は尾根上を歩く。相変わらず道は平坦で景色も良い。今までと違い、ここからは北側の景色が美しい。麓の町や田んぼの縞模様、外輪山の緑、遠くの山脈など、どれも美しい。一つの山で色々な景色が楽しめるのも阿蘇ならでは。
 頂上直下からは岩場を登ることとなる。一応登山道はあるがはっきりしておらず登山道を外し易い。しかし、大きな岩も無く、頂上の位置は常にしっかり分かるのでどこを通ってもきちんと頂上に着けるだろう。
中岳山頂から高岳への登山道。
頂上直下の岩場。登山道は分かりづらいが、どこからでも登れるので安心。 阿蘇山最高峰高岳山頂。360度のパノラマ。気分爽快。


 高岳頂上からは文字道理360度のパノラマが広がる。西は中岳、噴煙を上げる中岳噴火口、烏帽子岳、杵島岳、草千里などが。北は麓の阿蘇町や外輪山、その向こうの九重連山などが。南は赤茶けた山肌の向こうに白水村、その向こうに外輪山、国見岳、祖母山などが見える。頂上周辺は切り立った崖などが無いため、安心して食事休憩が取れる。
高岳山頂より中岳方面を望む。ダイナミックな景色。顔もほころぶ。
高岳山頂より北側の景色。麓の町の景色や外輪山、その向こうの九重連山などが美しい。
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同じく高岳山頂より南側の景色。茶褐色の山肌とその向こう白水村方面の眺望が広がる。
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 頂上で昼飯を済ませた後、来た道を戻る形で下山を始めた。中岳の火口壁まで来ると、風向きが変化していて、火山ガスが登山道にかかっていた。阿蘇の火山ガスはかなり強烈で私はまともに息ができず、咳が止まらなかった。たまらず走って火山ガスがかかっている範囲を抜けて無事にその場を乗り切ったが火山ガスが広範囲かつ濃度が高い場合には危険な状況になると感じた。登山の際には火山情報に従い、安全な登山をしてほしい。
 火口壁の急坂を下った後、行きと異なり、砂千里ヶ浜の真ん中を通った。黒い砂は結構しっかりしていて足が埋もれることが無かった。砂千里ヶ浜を無事に渡りきり、登山口にたどり着いた。
砂千里ヶ浜は結構しっかりした感じで歩いていける。



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