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みずがき山 '05年10月

 ’06年5月1日に大山に登ってきた。大山は鳥取を代表する山で、その端正な姿から「出雲富士」などとも呼ばれる。標高は1729mとそれほど高くないが、中国地方の最高峰ゆえ、頂上からの眺めは素晴らしい。
 今回利用した夏山登山道は5合目までは視界が無いものの、6合目以降は迫力ある大山の岩壁と日本海側の素晴らしい景色を楽しむことができる。なお、登山道に危険箇所は無く、初心者も安心の山だ。
標高 1729m(登山道で登れる最高所は弥山1711m)
場所 鳥取県西伯郡大山町
難易度 初級
予想時間 4時間 (登り2時間15分、 下り1時間45分)
標高差 931m (登山口:780m、 頂上:1711m)
距離 往復 7.2km


 夏山登山口のすぐ北にある駐車場に車を止めたら、@夏山登山口より登山開始。初めのうちは苔むした石段を進む。長い石段を登り終えると、傾斜の緩い登山道を進む形となる。しばらく進むと、A大山1合目の標識がある。
 ブナの大木に囲まれた登山道をさらに進んでいくと、B2合目を過ぎた辺りから傾斜がきつくなり、C3合目を過ぎるとさらにきつくなる。そのまま階段状の急登は続き、景色が見れない為、とても疲れる。やがて、1000mを超えた辺りからは登山道に雪の姿も現れだした。今年は降雪量が多かった為、かなり雪が残っているみたいだ。
夏山登山口。大山環状道路沿いにある。 登山口よりしばらくは苔むした石段を登る。
石段を登り終えて、しばらく行くと、大山1合目。 2合目を過ぎた辺りから傾斜が少しきつくなる。この辺りからはブナの大木の中を進む。
標高1000mを越えた辺りからは残雪の姿も。今年は残雪量が多い。 3合目を過ぎると階段上の急登が始まる。景色も見えず、なかなかキツイ。

 ブナの中の急登を進んでいくと、やがて、視界が開け、D5合目に着く。5合目は広い為、休憩に良い。再び歩き出し、少し進むと、視界が開け、迫力ある北壁が現れる。崩落が進む北壁は切り立った断崖となっており、とても迫力がある。しばし見とれた後、再び登りだすと、やがて登山道が雪で覆われてしまった。それほど滑ることは無かったが、解けた雪により、靴がびしょびしょになってしまった。ゴアテックス欲しいなー。
 雪道と雪の無い場所を繰り返し登っていくと、やがてE6合目非難小屋がある。ここはベンチがあり、また、景色も良い為、休憩に良い。振り返ると雪道の向こうに山麓の景色、その向こうに、日本海がうっすら見えた。大山夏山登山道は景色が本当に素晴らしい。前後の景色を楽しみながら雪道を登っていくと、登山道に雪は無くなった。
5合目。腰を下ろして休憩するのに良い。 5合目より少し登ると、雪道となった。この辺りから視界が広がる。
6合目非難小屋。背後には大山の迫力ある岩壁が広がる。 雪道で振り返ると、山麓の景色と、遠くに日本海がうっすら見えた。
迫力ある大山の北壁を見ながら雪道を進む。傾斜は急だが、見事な景色のおかげで疲れは感じない。
やがて登山道から雪が無くなった。ジグザグの砂利の階段を登っていく。振り返ると、見事な景色が広がっていた。

 F8合目を過ぎた辺りより、登山道は木道を通る形となる。この辺りからダイセンキャラボクの群落となり、木道はダイセンキャラボクの保護のために敷かれている。山麓の景色を後ろに緩やかに木道を登っていくと、T時にぶつかり、頂上方面へ曲がると、やがて1711mG弥山頂上だ。
 弥山頂上からは剣ヶ峰へ続く切り立った稜線や南に広がる山々、西、北に広がる山麓景色と、遠くの日本海など、360度の展望が広がります。山頂には非難小屋があり、5月中旬〜10月頃には売店も営業される。
 頂上からの展望を楽しんだ後、来た道を戻る形で下山。下山時も素晴らしい展望が楽しめた。登山口に辿り着いた後、大満足で大山を後にした。
8合目より上は木道を通る。木道はダイセンキャラボク保護の為に設けられている。 山麓の素晴らしい景色を後ろに木道を登る。
樹木がなくなってきた。頂上はあと少しだ。 開放的な弥山頂上。頂上からは360度の絶景が広がる。
弥山頂上より東に連なる稜線を望む。崩落が進む稜線は立ち入り禁止。
(↑画像をクリックしたら拡大写真を表示します。)


登山データ
登山マップ
断面図
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平16総使、第584号)
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