猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その2



藤原山荘に戻ると、そのまま天狗岩を目指してカルスト台地を進む。途中は緩やかな上り下りの樹林帯。淡々と歩く。
たどり着いた天狗岩からも素晴らしい景色。今日はやっぱり西側のこの景色が良い。青空と緑の山々。
南を見れば山の斜面が新緑に輝いていた。青空だったらもっと輝いていただろうか。まぁ、そこまで望むのは贅沢か。
天狗岩から頭蛇ヶ平方面へ進むと、途端に人がいなくなった。すれ違う人もおらず、とても静かだ。
基本的には傾斜の弱い上り下りが続く。途中には一部開けた場所もあり、雰囲気は悪くない。
辺りが少し開放的になってきたと思ったら、
頭蛇ヶ平の鉄塔が現れた。頭蛇ヶ平には人がいたが、それまでの区間は一人も合わなかった。意外なほど静かな場所だ。やっぱ、登山口と下山口が離れているのが影響してるのかな。
頭蛇ヶ平で少し休憩した後、下山。本当は少し白瀬峠方面に下ってから右に曲がるのが正しいようだが、冬に来た時の記憶を頼りに登山道のないこの斜面を下った。とにかく、左に見える鉄塔目指して進めばよい。
鉄塔から先も少しわかりにくかったが、尾根を外さないように気を付けて進めばよい。白瀬峠からの道と合流してからは登山道は明確だ。

そのままわかりやすい道を下ろうかとも思ったが、前回と同じ道だと退屈化と思って、今日は小向井山経由で下山することに。小向井山方面は赤布も多く、結構わかりやすかったが、
この場所でやってしまった。本来、この鉄塔は来るべきところではなかったが、曲がるポイントを見過ごして来てしまった。それまでも登山道の途中に鉄塔があったので、正しいと思い込んでしまったんだよね。
鉄塔の先に登山道はないのだが、それっぽい踏み跡に見える場所があり、疑わしくもそちらに進んだ。

が、それまで明確だった道とは打って変わって目印もなく、傾斜も急だ。おかしいと思い、GPSを見るとどうやら間違った尾根を進んでいるようだ。いかんいかん、戻ろう。
鉄塔まで戻るが、どうももう一つの道と思われし場所も目印もなく、踏み跡も不明確だ。しかし、辺りを見ても他に道らしきものはなく、とりあえず行ってみることに。
踏み跡らしきものはすぐになくなり、辺りはうっそうとした樹林になった。うーん、こっちも外れだったか、でも他に道なかったしなー。

とりあえずGPSを頼りに進んでいく。樹林帯とはいえ、藪漕ぎはなく、どんな道でも下山できそうである。
GPSを見ながら下っていくと、これまた登山道とは別の尾根を進んでいるようだ。おかしいなぁ。

地図とGPSを見比べると、もう一つ南(右側)の尾根が正しいようなので、そちらへ進む。
再び踏み跡らしきものを発見したが、それも長続きせず、とにかくそれらしい尾根を下っていくと、ついに目印発見。いやー、よかった。
その後、割とはっきりした踏み跡に合流し、無事に登山道にたどり着いたようだ。やっぱり、人の少ない鈴鹿に登山道はなめちゃいかんね。
登山道に合流してから程なく、林道にぶつかり、あとは以前に歩いたことがある道を簡易パーキングへ。
簡易パーキングで着替えて、のんびりと家路へ。

家に帰って、GPSの軌跡と地図を見比べると、どこで間違えたか分かった。どうやら、鉄塔直前に登山道が曲がっていたが、それに気づかず鉄塔に行ってしまったのが間違えポイントだった。

幸い、GPSを確認して、無事に登山道に合流することができたが、もし時刻も遅い中、間違えてたら結構大変だったかもしれない。やっぱり、おかしいと思ったら、確実に登山道とわかるところまで引き返さないとな。今回は良い薬になった。気をつけよ。


その1 | その2
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