猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その2



大倉山避難小屋からいったん下ったあと、結構な急登が続く。ここが平瀬道の最大の頑張りどころ。テン泊装備のザックの重さもあってへばり、何度も立ち止まって景色を眺める。先ほどまで近くに感じていた間名古の頭がずいぶん遠くに見える。だいぶ登ってきたんだな。
このあたりは花も多い。特に好きなのはトリカブト。トリカブトが単なる毒物でなく、綺麗な高山植物と知ったのは白山い最初に登った時だったなぁ。
きつい急登のクライマックスはこのながーい階段。あと少しなんだけど足がなかなか前に進まん。
急登を上り詰めると平坦なハイマツ帯となる。天気が良ければ別山に伸びる稜線が美しいが、あいにくガスってしまって別山は見えず。残念。
室堂まで歩くが、頂上はガスに包まれていた。時間はあるが、明日の予報は晴れだし、今日は頂上に登らずさっさとテン場に行くことにした。
今回の宿泊地である南竜ヶ馬場へは3本のルートがあり、一番展望の良い「展望歩道」ルートを行くことにした。

紅葉が始まりかけており、緑のハイマツの中に赤や黄色の模様が綺麗だ。山の展望は無かったが、それなりに道は楽しめたな。
と、ここまでは良かったのだが、ふと目にした光景に気分が少し変わる。それは限りなく遠くに見えた本日の宿泊地だった。遠いと思っていたが、実際目にするとその遠さに驚く。

コースタイム1時間20分はだてではないな。。。
アップ写真。小さく見えるこいつが南竜ヶ馬場キャンプ場だ。遠すぎ&下りすぎ。標高は室堂より370mも下なのだ。せっかく苦労して登ったのに。。。
その南竜ヶ馬場に行く途中にあるアルプス展望台なる場所。室堂から下ってきた人には特に今までと変わらぬ景色しか見えない。そしてアルプスはガスの中。うーん、残念。
その後、森の中の急降下。森を抜けると緩やかな道。最後は木道歩き。
最初にキャンプ場への分岐があるが、キャンプ場の申し込みは南竜山荘で行うため、キャンプ場方面へ曲がらずまっすぐ進む。

南竜山荘は結構大きな建物でちょいと意外。岐阜県側から来ると室堂まできてわざわざ下る南竜ヶ馬場だが、石川県側から来ると室堂への途中にある為、結構利用者が多いのだろう。
300円という安いキャンプ場利用料を払い、これまた300円という山小屋にしては安いジュースを買ってキャンプ場へ向かう。

キャンプ場の道には茶色のマットがあった。外来植物防止の為にあるらしい。花の美しい白山の自然を守るための取組。これ以外にも外来植物を防ぐ取組をしてるようで頭が下がります。
南竜山荘から5分ほどでキャンプ場到着。正面には室堂方面の山が見え、なかなか良い景色。サイトは一つ一つの区画は広くないが、区画が多く、全体としてとても広い。
炊事場はとてもきれいで使い勝手が良い。ちょっと残念なのはトイレがいかにも山のトイレと言った感じのあまり綺麗でないタイプだったこと。

ただ、南竜山荘前のビジターセンターには24時間やっている水洗トイレがあるので、気になる人はそちらへ行けばよい。
ガスも夕方には晴れるだろうと予想していたが、ついに晴れることなく、夕日も少し見えただけ。ちょっと残念だが、明日に期待するとして寝る。朝からスッキリ晴れてくれんかなー。。。


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白山 2012年9月22、23日

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