猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その2



頂上から火口湖に下るにはまず尾根沿いの白砂の道を進む。
そして、そこから岩が多い道を急降下。良く歩かれているようで歩きやすい。
10分もかからず下るとなだらかな道に。そのまま進んでいくと右にエメラルドグリーンの翠ヶ池が見えてくる。行けの向うには北アルプスの姿。すっきり晴れていればとても綺麗に見えるだろうな。
翠ヶ池の先で道は左に曲がり、そのまま進んでいくと血の池に着く。血の池と言うが特に赤くは無かった。さらに進むと大汝・釈迦新道方面と室堂との分岐にぶつかり、これを大汝方面へ。
大汝手前で道はさらに3つに分かれ、これをまっすぐ進むと大汝の登りに差し掛かる。
大汝の登りは岩が多い道だが、特に歩きにくいことはない。
分岐から15分ほどで頂上に着いた。頂上はなだらかで広く、遠くには北アルプスの景色が良く見えた。なかなか良いところだ。
そして大汝の魅力と言えばこの御前峰・剣ヶ峰の景色だろう。この景色を見る為に大汝に登りに来た。御前峰からの景色よりもダイナミックで白山の魅力をより感じれるこの景色が見たかった。

白山に登ったなら御前峰だけでなく、大汝にも登ってこの景色を見てほしいものだ。
視線を写すと間名古の頭・白川村方面への北縦走路が見えた。あちらも紅葉が綺麗なようだ。お花畑もあり、7月、8月は特に綺麗なようだ。時間があったら北縦走路も歩いてみたいものだ。
大汝の頂上には緊急避難小屋もある。中は畳1畳ほどの広さしかないが、雷雨に会ったときなどの避難に使えそうだ。
頂上からの景色を楽しんだ後、分岐まで戻り、室堂方面へ。

さらに分岐がある。お池めぐりコースは分岐が多いな。

この分岐はどちらも室堂へと続く道だが、ぐるっと回って行く道か、まっすぐ室堂へ向かう道かの分かれ目。今回はまっすぐ行く短縮コースを選んだ。
短縮コースに入ってすぐ左側に雪渓が見られた。この雪渓は万年雪で「千蛇ヶ池」というらしい。解説によれば千匹の大蛇をこの雪で封じ込めているんだとか。

そして万一雪が解けて無くなることがあったら上にある岩が落ちてきて蓋をするんだとか。なかなかの安全設計だな。
一旦登ったあとは緩い下り。ここも紅葉が綺麗で気分良く下って室堂へ。人は朝に比べて少し増えたな。
室堂で少し休憩した後、下山開始。途中、行きと同じ場所で立ち止まる。紅葉がとても美しかったから。本当に良い時期に来ることができて良かった。

先週雨で景色が見れず悔しかったが、この紅葉へ招待してくれる為だったと思えば、まんざら悪くも無いと思えた。
紅葉を目に焼き付けた後、往路を戻り、登山口へ。時刻は14:00。十分日帰り可能だったな。

着替えを済ませ帰路へ。

今回は日帰りで登ったが、早朝出発の為、余裕を持って下山できた。朝夕の景色を楽しみたいなら1泊必要だが、そうでなければ日帰りで十分だと思う。


その1 | その2
白山 2012年9月29日

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