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伊吹山
2007年5月26日

 伊吹山は標高1377mと百名山の中では低い分類に入る。しかし、田園地帯からそびえるその姿は実に堂々としていて、百名山にふさわしい。独立峰故、頂上からの景色も素晴しい。また、伊吹山は高山植物の宝庫としても知られ、景色だけでなく、花も楽しめる。花を楽しみながらのんびり登山を楽しむのがお勧めだ。
 登山口は三ノ宮神社の脇の道沿いにある。登山口からしばらくは展望の利かないつづら折れでちょっときつい。やがて、視界が開けたと思ったら、一合目だ。ここから先はスキー場の斜面を登っていく形となる。スキー場はスキーや、スノーボードで下るのは楽だが、登るのはなかなか大変。傾斜がきついのに直線で登るのでかなりえらい。疲れて、休憩がてら振り返ると、なかなか景色が良い。木々が無い為、視界が良いのだ。
登山口は三ノ宮神社の近くにある。この門をくぐればすぐそこだ。 登山口から1合目までは森の中の急登。景色も無く、おもしろくない。ここは我慢。
1合目からは視界が開ける。 1合目からしばらくはスキー場の中を進む。スキー場ゆえ、木々が無く、見晴らしが良い。

 さらにスキー場内を登っていくと、ふもとに田園地帯と霞の向こうにうっすら琵琶湖らしきものが見えた。さらに進んでいくと、いったん森の中の林道になるが、それを過ぎると、再びスキー場の中を進む。ただし、傾斜は緩やかとなり、景色を楽しむ余裕が生まれる。
 緩やかにカーブした先を登り切ると、頂上方面の視界が開け、堂々たる伊吹山が目の前に飛び込んでくる。目の前に伊吹山の雄姿を眺めながらスキー場内の緩やかな斜面を登り、平坦な道になると、三合目だ。三合目にはキレイなトイレがある。登山道でキレイなトレイと言うのは珍しく、とてもありがたい存在だ。
ずんずん登っていくと、ふもとの町の景色が開けてくる。この日は黄砂であまり見えなかったが。 伊吹山は途中にあるトイレがとてもキレイ。トイレがキレイなのは気分が良い。整備に感謝。
3合目付近より伊吹山が目の前に現れる。どっしりとした山容がとても見事だ。

 3合目から4合目は森の中。5合目からは再び視界が開け、これ以降、常に頂上を眺めながらの登山となる。道はつづら折れの急登であり、ずっと見えてる頂上がなかなか近づかず、けっこうえらい。そんな時は振り返って、ふもとの景色を見たり、登山道脇に咲いている、可憐な高山植物を観賞して楽しむのが良い。
5合目以降は常に頂上付近を望みながらの登山。傾斜がキツク、なかなか頂上に近づかない。 つづら折れの登山道と霞の向こうに山麓の田園地帯。この辺りが一番のがんばりどこ。

 伊吹山は高山植物が豊富であり、この日も様々な高山植物が目を楽しませてくれた。中には高山植物でもないそこらへんに生えている草花もあったが、それらもじっくり見ればなかなかきれいで、良さを再確認できてなかなか良かった。
伊吹山は花が多いことで有名。季節ごとに様々な花が見られる。これはアヤメ。 ハルジオンかな。どこにでも見られる花だが、なかなかキレイ。
オドリコソウかな。輪状に咲いた花がかわいらしい。 ウマノアシガタ(別名:キンポウゲ)。黄色の小さな花で、群生していた。
スミレかな。紫の小さな花。春は小さな花が多い。 イチリンソウかな。白く、小さく、かわいらしい花。

 八合目休憩所まで来れば、上りもあと少し。いままでより岩の増えた登山道を上りきると、平坦な9合目となる。9合目からは緩やかな上りで、程なく伊吹山頂上に着く。頂上周辺は土産物屋や食べ物屋が結構あり、にぎやかだ。
 標高1377mの伊吹山頂上には日本武尊の碑があり、独特な雰囲気だ。頂上周辺は平坦な草原であり、天気の良い日はピクニックなども良いかもしれない。頂上からは空気が澄んでいれば360度の大パノラマが開ける。
 しばらく休憩した後、往路を辿り、下山した。
八合目休憩所。ここまで来ると、頂上はあと少し。 八合目から9合目までは岩がごろごろした急傾斜。踏み外さぬようゆっくり、確実に。
9合目からは傾斜の緩い道。頂上はすぐそこだ。 頂上にはお土産屋、食べ物屋、お寺があり、にぎやか。ドライブウェイが頂上すぐ手前まであるおかげだな。
標高1377m伊吹山頂上。日本武尊像が印象的だ。 頂上周辺は平坦。天気が良い日はピクニック気分で楽しめる。

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