猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道、東北 上信、北関東 南関東 北アルプス 八ヶ岳、中央/南アルプス 西日本 登山装備紹介
みずがき山 '05年10月

 ’04年5月2日に鹿児島県開聞岳に登ってきた。開聞岳は美しい円錐形状をしており、その秀麗な山容より薩摩富士とも呼ばれる。またもう一つの特徴が海に突き出た場所に立地しており、周囲の半分以上が海に面している。
 登山道は山をぐるっと一周しながら登っていく形だ。標高が低く、緯度も低いため、登山道のほとんどの区間が木々に覆われて展望が無い。また、岩が多く、ぬかるみやすい土質のため、雨の日などは注意が必要だ。
 2合目登山口より頂上まで標高差800m、登り所要2時間。

 開門岳に向かう途中ずっと傘雲がかかっている。空はそれほど雲が濃い訳でないのに傘雲は取れない。わずか1000m足らずの山でもこんなことになるんだな。
 さて、今回の登山開始は急な坂道を登り切ったところにある二合目登山口だ。場所はここ→
登山道に入ると、周りより低くなった溝みたいな部分を進む形となる。火山地質なのだろうか、土がとても黒い。木々がうっそうと茂っているため、余計に暗い印象だ。雨降りでは下がかなりぬかるみそう。
 しばらく進むと、溝を進む形では無くなるが、依然として木々はうっそうと茂っている。展望が無いのでけっこう疲れる。3合目、4合目と進んでいく。相変わらず展望は無い道が続く。ごくたまに展望があるが、すぐにまたくらい森の中へ。登る前にはわからなかったが、その美しい外観からは想像できないじみーな登山だ。
 5合目を過ぎたあたりで少し岩が多くなってくる。相変わらず森の中を進むが、たまに景色が見えるようになる。見える景色は長崎鼻辺りだろうか。遠くにうっすら山が見える。海を隔てた大隈半島の山のようだ。こうしてみると大隈半島は近いもんだ。
開門岳には傘雲が。1000m足らずの山でもこんな現象が起きるのだな。 今回は2合目登山口より登山開始。
登山口よりしばらくはこのような窪んだ道を歩く。火山地質の土の黒さとあいまって、くら〜いかんじだ。 さらに進んでいくと、窪地ではなくなるが、それでもうっそうとした森の中に変わりなし。展望もなし。
5合目付近よりたまーにある展望。近くに長崎鼻、遠くに大隈半島が見える。 5合目付近から岩が多くなってくる。雨の日は滑りやすそうな感じなので注意が必要だ。
 岩が多くなった道を進んでいくと、7合目付近から植生が変わって、登山道は少し明るくなる。また、このころからたまに見える景色は山が海に沈みこんでいるかのよう。海抜0、から立ち上がる開門岳ならでは。
 さらに岩だらけの道を進むと9合目付近から傾斜が増し、ハシゴ場などが現れる。このあたりから頴娃町方面の町並みが見えるようになる。開門岳はらせん状に登っていくため、方向感覚がちょっと狂う。
9合目付近からは傾斜がさらに強まり、ハシゴ場なども現れる。慎重に進みたい。 9合目付近からは西側の陸が見えるようになる。登山道がらせん状に登っているため、方向感覚が狂う。

 最後の急な岩場を登りきると標高924m開聞岳頂上だ。岩だらけの頂上はガスっていて、視界ゼロ。晴れれば海に浮かんでいるかのような独特な景色が得られるだけに残念だ。しばらく雲の切れ間を待ったが、まったく晴れ間が出てきそうに無く、寒さにも耐え難くなったので、下山。
 今回はちょっと悔いの残る登山となった。いつか晴れた日にリベンジしたいな。
頂上間近は急な岩場が続く。頂上まではもうひと踏ん張り。 標高924m・開聞岳頂上。がっぽり雲の中で視界ゼロ。無念。
登山トップへ戻るホームへ戻る