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みずがき山 '05年10月

大峰山は奈良県天川村〜北山村にある山域の総称。宗教色が強く、現在でも女人禁制の山があるほど。今回登った八経ヶ岳(はっきょうがたけ)は標高1915mで大峰山の最高峰であり、近畿の最高峰でもある。
登山ルートは行者還(ぎょうじゃがえり)トンネル西口から八経ヶ岳までを往復する日帰りお気軽ルート。コース上に特に危険箇所も無く、所要時間も7時間と長くない。


標高 1915m
場所 奈良県吉野郡天川村(てんかわむら)、上北山村(かみきたやまむら)
難易度 初級
予想時間 6.5時間 (上り:3.5時間、下り:3時間)
標高差 820m
距離・GPS 10.5km  GPS


前日、和佐又キャンプ場にテント泊して、普賢岳からの主稜線を縦走しようと考えていたが、なかなかの荒天で予定を変更して行者トンネル西口からのコースに変更。

登山口までの道路はなかなかクネクネで豪快。紅葉の山々と大台ケ原方面の眺めが良い。

トンネルを抜けるとすぐに登山口はあった。バイクを止めようと駐車スペースに移動する。20台くらいの駐車スペースは荒天とあって数台の空きがあった。強風で倒れても安心な位置に止め、いざ登山開始。
行者還トンネル西口にある登山口。登山届を書きましょう。 弥山小屋は要予約らしい。泊まる予定の人は事前予約を。

登山口からは平坦な道。沢沿いを歩いていくと、木製の橋がかかっており、これを渡ると急登が始まる。

森の中の急登はひたすら続き、景色も無いのでなかなかつまらん&疲れる。辺りが笹に覆われだすと、主稜線は近い。あとひとふん張りだ。
登山口から少しの間は沢沿いの気持ちの良い道。 この橋を渡ると急登が始まる。
主稜線に出るまではこのような急登がひたすら続く。 辺りに笹が見え始めると主稜線はもうすぐ。

主稜線にぶつかると奥駆出合(おくかけであい)に着く。ここは切り株のベンチがあり、休憩に向いている。

奥駆出合からは緩やかな稜線の道。楽チン。

緩やかに登り、下り、登りと続き、登りきったピークが弁天の森。特に弁天様がいるわけではない。

弁天の森からはしばらく下り。途中、弥山(みせん)・八経ヶ岳方面の眺望があるが、見事に雲がかかり、山の形すらわからん。うーむ、やばいかも。
主稜線とぶつかったところが奥駆出合。 奥駆出合にはベンチがあり、休憩に向いている。ただ、風が強く、寒い日にはイマイチ。
主稜線に出てからは緩やかな登り下り。快適。 途中にある石休ノ宿跡。石休みってなんだ?
弁天の森には弁天様がいなかった。心の中にいるのか? 弥山・八経ヶ岳方面の眺め。うーむ、展望なさげ。やばい。

下りきった鞍部から少し登り返すと聖宝の宿跡。聖宝(しょうぼう)とは平安時代の真言宗の僧の名で、大峰山の修験道修行を復興させた僧だとか。

聖宝の宿跡を過ぎると聖宝八丁と呼ばれる急登が始まる。初めは森の中のジグザグ道、そのうち木製の階段の道となり、急登は続く。

小雪が舞っていたこの日は木製階段に雪が積もり、とても滑りやすくなっていた。またこれが斜面に沿って斜めに傾斜が着いており、モア滑りやすい。憎い作りだ。そりゃ伸二郎もコケポンチだよ。

滑りやすい階段をクリアすると平坦な場所となり、弥山小屋が現れる。それにしてもでかい。こんな馬鹿でかいとは思わんかった。
聖宝の宿跡には大峰山の修験道修行を復興させた聖宝の像がある。 聖宝の宿を過ぎると弥山への急登の始まり。
途中からは木製階段となる。雪の日にはかなり滑りやすく、注意が必要。 ガスの中現れた弥山小屋はかなりのでかさ。こんなにでかいとは驚きだ。

弥山小屋の主人に幕営の申し込みをすると、明日は今日より荒れて、平地でも雪が降るかもと告げられる。うーむ、道路に雪が積もったらバイクで帰るのはかーなーりキビシイ。

ネガティブ・オブ・ザ・イヤー受賞の伸二郎は急速に不安を強め、あっさりと今日の下山を決意。俺らしい。

そうと決まればさっさと降りるべし。ザックを置いて、八経ヶ岳に急ぎ足で向かう。

いったん鞍部まで下った後、再び登り返す。鹿よけの防護柵を2つ越えると岩場の登りとなり、登り切ると八経ヶ岳頂上だ。

本来ならば360度の展望が広がるかもしれないが、この日は360度の雲。はい、何も見えません。記念撮影をしてかつて無い程短い滞在時間で山頂を後に。

ボチボチ下山をしてバイクで凍えながら無事に家に帰ったとさ。

いつか天気の良い日にリベンジしよう。。。
弥山から八経ヶ岳まではいったん下って登り返す。 鹿よけの防護柵が2つほどあった。大台ケ原と言い、この辺りは鹿害が多いみたいだな。
強風の中小雪が舞う八経ヶ岳頂上。頂上独占。おーれーだけ、おーれーだけ。こんな時間に頂上にいるのは俺だけだった。
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