猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その1



怪しげだった日曜が快晴マークになった。それじゃ今週も山に行くか。

そろそろ長野に行ってもいいが、そこまで気合が入らなかったので、鈴鹿方面にすることに。やっぱり行ったことが無い場所が良いので、名前は良く聞くがどんな山か分からない霊仙にすることに。

土曜は暇だったので、霊仙について調べていると、やたらとヒルネタが出てくる。調べれば調べるほどおどろおどろしい記事が目立ち、かなりの恐怖だ。

ハイシーズンは6月〜だが、今年の5月は暖かいのでいてもおかしくない。一瞬、霊仙止めようかと思う位ビビッたが、ヒル対策をしっかりして臨むことに。

100均でミスト容器を買って、超濃厚な食塩水を作って準備完了。まだ見もしないヒルの恐怖にやられ、登山口では泊まる気にならず、ちょうどいい位置にあったJRの醒ヶ井駅で泊まる。ここは駐車場もトイレもあって良い場所だ。ただ、国道21号横でうるさいが。。。


5/17
いつものごとく、ちょいと寝坊。天気は申し分無さそうだ。
7:00前に登山口に着くもすでに結構な車。頑張れば止めれそうだったが、200m位手前の駐車スペースに止める。ここは5,6台分くらいのスペースだったが、着替えをしている間に全部埋まった。霊仙、なかなか人気だな。
山ビルをスーパー恐れていたので靴とスパッツ、ズボンの膝下部に強塩水をかけまくる。靴は既に塩の結晶が浮き出ている。これなら登ってこれまい。
さらにスパッツの内側、外側にもそれぞれ塩の結晶が浮き出るまで強塩水をかけまくる。対策は万全だ。それじゃあ、行くか。
舗装路を歩いて5分程で登山口に着く。登山口からはしばしの林道歩きだ。
突き当りでカーブしているが、そのまま曲がらずに進むと道路の端から登山道となる。登山道は旧集落後を通り、なんだか物悲しい。途中から水路のようなところを通り、どうやらこのあたりがハイシーズンだとヒルがでそうな気配。ただ、この日は普通に歩いている限り、ヒルと遭遇しない感じだった。
山小屋かなやで登山道は右にカーブして大きくつづら折れに登る。この辺はちょっと登山道がくぼんでいるし、傾斜がきつい場所が2,3箇所あって、手を使わねばならず、ヒルにビビる伸二郎の恐怖を増大させた。いや、勝手にビビッて登山どころじゃなかったのよ。
登りきると汗かき峠。ここで左に曲がると、最短で頂上に着けるが、今日はまっすぐ進み、落合を経る周回コースへ。
汗拭き峠からはいったん急な下り。登山道があまりしっかりしておらず、ちょっと滑りやすい。雨降りとかだとちょっと気になるな。
下ると沢沿いの傾斜の緩い道を進む。何度か川を渡る場所がある。この沢沿いが一番ヒルがいそうと考えていた伸二郎は絶対にこけないように注意して進んだ。まー、結局、時期が早いせいかヒルは見かけなかったんだけどね。。。
そのまま進むといきなり工事現場が現れる。廃村になった場所の先に何か作って意味あんのかはわからなかったが、このせいで急傾斜の斜面で巻くことになった。まったく、迷惑だ。
工事現場を越えるとほどなく落合の廃村に着く。当然ながら人はいない。ウンコ波が来たが、幸い、仮設トイレがあったので使わせてもらった。いいタイミングだ。
落合の集落を越えて少しすると、南西尾根への登山口がある。
再度、靴・スパッツに強塩水をかけまくって登って行くと、初めて登山道にヒルを発見。ぬぅ、ついにいたかと思ったが、止まるのがおっかなくて撮影できず。そのまま登って行くと今畑の廃村跡に。確かにこの場所では暮らすのが辛いな。
今畑を越えてさらに登って行くと、尾根筋に出た。このあたりからもうヒルの心配は無くなり、気が楽になる。
この後、少しトラバース気味に登る形になり、登りきると鞍部に出る。ここが笹峠だ。笹峠からは少し東側の展望が開ける。
笹峠を越えると樹林帯の急登となる。樹林帯は長く続かず、すぐに木々が無くなり、開放的な雰囲気に。急登は相変わらずだが、景色があるのでそれ程苦にならない。
途中で一旦傾斜が緩くなり、休憩がてら振り返る。目の前には鈴鹿山脈北部の山並み。春に登った御池岳も見える。緑の美しい景色だ。
急登は続き、標高はどんどん上がって行く。景色もどんどん開けてきて、次第に琵琶湖が見えてくる。琵琶湖が見えると琵琶湖をあまり見てない人間はやっぱりうれしくなる。
急登を登りきると近江展望台到着。近江方面は木々が邪魔をして案外良く見えないが、前方に続く南西尾根の眺めは素晴らしい。霊仙山を代表する景色の一つだと思う。カルスト地形のなだらかな尾根が開放的で実に良い。ヒルの恐怖からも解放されたし、ここで少し休憩を取るか。


その1 | その2
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