猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その4



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暑くてなかなか眠れず、3:00過ぎに目を覚ます。起きてからしばらくじっとしていたが、他の人も起きだしてきたので、お湯を沸かし、カップ麺を食べる。

雨の音は聞こえないので、天気は回復したようだ。飯を食べ、のんびり準備をして4:20に出発。トイレが無いのと、水場がちょっと遠い他はボチボチ快適な小屋だった。

空には月明かり。どうやら晴れているみたいだ。
小屋から10分程登ると白髪山への道との分岐となる。ここは眺めが良く、日の出を見るには良さそうだったが、まだ日が昇ら無さそうだったのでもう少し先へ進むことに。
昨日の雨で泥んこになった道を滑りながら下って行くと、森の中の鞍部に着く。そこから登り返していくと木々が切れ展望が開ける。

いつの間にか空は明るくなった。太陽上がっちゃったかな?欲張らず分岐で待っとけば良かったかな?
ちょいと後悔したが、幸いまだ太陽は上がっておらず、日の出を眺めることができた。良かったよかった。

太陽は剣山の肩から昇ってきた。赤く、大きな日の出だ。今日は一日晴れて欲しいな。
目の前に見える三嶺はとてもどっしりした山容。遠くから見る尖った印象とはだいぶ異なる。最後はちょっと急登かな。頑張らねば。
そのまま登って行けば高低差はあまりないが、また結構下る。稜線の宿命だな。

それにしても、このあたり、なかなか歩きづらい。粘土層の為か、とても滑りやすく、何度か転びそうになった。木々も無いため、捕まるところもないし、スリップ注意だな。
スリッピーな道を進んでいくと樹林帯に入り、なだらかな道となる。高度を上げた太陽が木々を優しく照らし、なかなかいい雰囲気。
しばらくすると、三嶺直下の急な登りが始まる。目の前には大岩があり、風景の良いアクセントとなっている。あの大岩の右を登って行く。
大岩の右側には鎖場。といっても補助的なもので、とくに使わなくても登れる。また、滑っても谷底まで落ちるようなことはなく、天気が良ければ特に気にするようなとこではない。
大岩を過ぎても急登は続くが、よく整備されているのでゆっくり上れば何の問題も無い。
急登を登りきると360度の展望が広がる三嶺頂上。誰もおらず、とても静かだった。
振り返ると歩いてきた尾根筋。白髪避難小屋は中央のピークの左肩。
東を見れば笹原の頂上台地の向うに遠く剣と次郎笈。昨日はあそこにいたっけ。ずいぶん歩いてきたもんだ。
頂上からの景色でも十分満足していたが、昨日白髪小屋で一緒になった人から池は見ておけとのアドバイスをもらったので、少し下って池を見に行く。

確かに景色の良いアクセントとなっているが、個人的には頂上からの景色の方が好きかなぁ。まー、緑美しい季節に順光で見たらまた違うかもしれないな。


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剣山〜天狗塚縦走 2013年5月3〜4日

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