猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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その3



8/13
4時過ぎに起床。外は晴れているようだ。朝飯を食べてテントを撤収する。昨日の夜話した新潟の人に挨拶をして6時に出発。象潟海岸には藁の家が静かにたたずんでいた。
すぐに鳥海山に登りたかったが、どうも天気が怪しい。海からは湿った空気が入っているのかプチ入道雲がいくつも発生して鳥海山に流れていく。鳥海山は深い雲の中だ。これは登っても眺望が無いと思い、ちょっと登る時間を遅らせることにする。

まずはR7を南下。このあたりのR7は景色も流れも良く気持ちが良い。通り過ぎたところで写真を撮ろうとUターンをしたら立ちごけ。左車線の真ん中でこけたので車が来たらアウトだ。

気持ちは焦るが荷物満載の883Rは重たく、なかなか起こせない。くそー、もっと軽いバイクだったらと嘆くが変身するわけも無く、とにかく根性でもがくと何とか起こすことに成功。幸い、車は一台も来なくて助かった。うーん、本気で軽いバイクに替えようか悩むねぇ。。。
R7からR345に曲り、少し走ると鳥海ブルーラインがぶつかる。これに曲がってすぐに十六羅漢の駐車場がある。

十六羅漢に来るのは9年ぶりで当時の記憶は全然残っていない。ただ、駐車場所だけは違っているような気がした。

十六羅漢は名前こそ「十六」とあるが、実際には22もの羅漢さんがいる。しかもその範囲が結構広い。前はたぶん、メインのしか見てない気がするな。
とりあえずは一番近いメインである羅漢さんがいっぱい集まった場所に行く。思ったよりも大きかった。まえは横5m位に集まっていたと思っていたが、10mはあるなー。それにしても、一番手前の羅漢さんは石ちゃんに似てるなぁ。。。
空を見ると相変わらずどんより雲が流れていくのでもっと時間を潰そうと、他の羅漢さんも全部見ることにした。ほかの羅漢さんはこんな海岸に点在している。端まで歩くと100mはあるかなぁ。
中には道路の法面に有ったり、結構いろんなところにある。
途中からはしっかりした道も無く、岩場と薄い草地の踏み跡を頼りに進んでいく。ここまで来る人はほとんどいないんだろうな。最後は見えている右手の草の土手を登って国道出て駐車場に戻った。時間にして30分程度。全部見てもそれ程感動は無く、メインだけで良いと思うが、お暇な人はどーぞ。
駐車場に戻っても相変わらず雲雪は怪しい。依然、どんより雲が山に向かって流れて行き、山の展望は期待でき無さそう。天気予報では曇りのち晴れになっているが、山は厳しいのか。

そんなことを考えながらさらに30分程ウダウダしてると海から流れてくるどんより雲が少なくなり、上空には高層雲が見えるようになってきた。これは行ける。そう思ってようやくブルーラインを駈けあがる。

ブルーラインはまだ朝方とあって空いており、とても快適だ。ただし、上の方は雲がかかっていたので展望は無く、またあまり飛ばすこともできなかった。

鳥海山へは大平登山口から登ろうと思っていたが、着いたときにあまりにガスが濃く、おっかなかったので、人が多い鉾立からに変更。大平から鉾立は傾斜の緩い道、晴れていれば展望が素晴らしいだろうにちょっと残念。

鉾立駐車場には既に登山者と思われる車が沢山いた。登山者駐車場は別にあり、本当はビジターセンターとかの前の駐車場は登山者は駐車できないが、皆そこに止めている様だ。まー、端っこに止めるとか節度のあることはしてほしいな。

バイクならどこでも良さそうだったが、こうゆうところにだけ妙に律儀な伸二郎は離れた駐車場にバイクを止める。まー、離れていると言ってもすぐ近くだから不便ではない。
たびたび濃くなるガスに再びウダウダするが、次第に明るくなってきたので9:40登山開始。所要時間を考えると暗くなる前に下山できるぎりぎりの時間だった。

登山中はガスが濃くなったり薄くなったりであまり展望は無かったが、晴れを信じて登る。
時折視界は開け、御浜小屋辺りでは晴れ間も見えた。やっぱり天気は回復傾向だ。早くスカッと晴れて欲しいな。
鳥海山は特に山の感じとかを下調べしてこず、勝手に緩やかな山と思っていたが、実際にはとても豪快な山だった。火山特有の荒々しい千蛇谷や、
頂上付近の険しい岩場など、実に豪快で美しい景色が見られた。頂上に着いたときはまだガスっていたが、少し休憩してるとついに雲が切れ、素晴らしい景色が広がった。よっしゃ、出発遅らせて良かった。
下山は外輪山を展望を楽しみながら下る。外輪山からの景色は実に雄大だ。鳥海山がこんなに景色が良いなんて、知らなかったなー。展望のある日に登れて本当に良かった。
下山は時間も遅かったので人もほとんどおらず、実に静かだった。御田ヶ原から振り返った鳥海山は大きく、立派な山容だった。素敵な景色をありがとうね。
視線を下山方向に移せば火山湖である鳥海湖(鳥の海)が美しい。空が薄曇りで無ければより綺麗だっただろう。
御浜山荘前で少し疲れた足にエネルギーを送るべくお腹を満たし、誰もいない道を行く。

鉾立に着いたのは18:00前、太陽は大きな海に近づき、辺りは柔らかい黄金色に包まれていた。良い日に来ることができたな。
ブルーラインの下りは展望を満喫しながらと考えていたが、車と競争になり、全域かっ飛ばすことに。まー、たまには走りを満喫するのも良いことにしよう。。。
この日は昨日と別のキャンプ場にしようかと考えていたが、山を下ると既に日も暮れ暗くなってきたので昨日と同じ象潟海岸に泊まることにした。昨日より賑わうキャンプ場の端っこにテントを張り、遅い晩飯を食べて就寝。お休みのすけ。。。


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