猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その1



GW後半は北関東に行こうと思っていた。北関東は移動に時間がかかり、長い休みの時期でないと行く気にならないからだ。

どの山に行こうかと考えたが、特に妙案も思いつかなかったのでまずは近いところから行くことにした。谷川岳、尾瀬も考えたが、どちらもじっくり登りたかったのでパス。その近くの皇海山、武尊山、赤城山などが候補に挙がった。

そのうち、皇海山は去年裏銀座であった&Uさん情報によると、なかなかイマイチな山のようで、早めに登ろうと確定。あと一つは武尊山にしてまずは皇海山を登る。

5/2にバイクで10時間かけて高山村まで移動する。ちょっぴり寄り道したとはいえ、やっぱ時間かかるな。

5/3
早朝、登山口に向けて移動する。途中の沼田市からは遠くに雪を抱く山々が見えた。谷川岳の方だろうか?美しい。
さらに進んでいくと吹上げの滝近くを通過。確か皇海山につながる林道はこのあたりの集落を抜けていくはずだったと思いながらも入口が分からず通過。Uターンして注意深く見るも見つからず。

国道からは「皇海山」の標識は無く、「皇海山 キャンプの森」の標識を頼りに曲がらなければならない。まったく、わかり辛い。

国道から曲がるとようやくキャンプの看板と一緒に皇海山の看板も現れる。国道曲がるところからつけといてくれよ。
皇海山への道はちょっと複雑で、途中何度も現れる標識を頼りに進んでいく。さらに進んでいくとキャンプ場と別れ、ようやく林道に到着。

この林道がなかなか手ごわかった。初めこそ舗装路だが、途中からダートになる。ダートは最初は良く締まって走りやすいが、すぐに石が大きくなり、さらに道路工事中の場所は砂利が深く走り辛い。

降られるハンドルを必死に抑えながら進んでいくと、いよいよこの林道、いや、皇海山登山まで含め最大の難所が訪れる。もろい岩盤から崩れ落ちた角の尖った砂利地帯だ。

この尖った砂利、過去に何度も皇海山への登山客を絶望の底へ音としてきた強者。この日もパンクした車が立ち往生していた。恐るべし皇海山への林道。スピードは控えめでパンク修理キットは必須。
途中にはこんな素掘りのトンネルもある。いやー、登山前から既に満腹気味だな。
尖がり恐怖地帯を過ぎるとようやく皇海山の姿が現れる。端正でなかなか素敵な山容だ。それにしてもまだまだ距離あんなー。。。
その後も我慢のダートは続き、よーやく登山口駐車場が現れる。ダート走行距離18km。1時間以上かけてようやく着いた。登山前だけど、既にかなりの疲れた溜まってしまったな。
この登山口にはトイレがあって助かる。登山ポストはこの建物の中。
着替えを済ませ、出発。登山口はこの橋を渡って左側だ。
登山口から少しの間は林道を歩く。
10分も歩かないうちに林道から登山道が分かれる。森の中の登山道を進んでいくと、沢にぶつかり、これを渡る。沢は意外に水量があり、ルートを良く選ばないと結構濡れることになる。ご注意。
沢を渡り、再び森の中を進んでいく。良く手が入って明るい森だ。
程なく、再び沢にぶつかり、これを渡る。先ほどより水量が少なくなり、渡るのは容易だ。
この後、沢沿いを歩き、何度か渡渉を繰り返す。夏であれば暑さを和らげる良い道になりそうだ。
しばらく登って行くと雪が現れだす。アイゼンをつけなくても良さげだったがここでアイゼンを付けることにした。今日は6本爪アイゼンで、ピッケルは無しだ。
少し進むと沢筋は2俣に分かれる。何度か2俣分岐があるが、すべて右に行けばよい。
ずっと沢筋の雪渓を歩いていくが、最後は沢を離れ、斜面を登って行く。このタイミングが分かり辛い。この季節は目印も雪に埋もれ、何となくこの辺りかなーといった具合で探る印象。よく右側の斜面に注意しながら進みたい。
雪の斜面を登って行くと、稜線にぶつかる。ここが鋸山と皇海山との分岐だ。
分岐からは青空に聳えたつ尖った鋸山が見えた。かっこいい。まさに鋸。登ってみたいが、頂上直下の急登が気になる。今日は6本爪だし、ピッケルも持ってこなかったからあの雪壁を行くのはおっかない。でも登ってみたい。。。
そんなことを考えながら皇海山へ向けて歩いていく。皇海山への道は雪が登山道を覆い、ルートが分かり辛くなっていた。最初こそ緩やかな尾根道だったが、
途中からは傾斜もかなり強くなっていた。本当は傾斜が弱まるようにジグザグに登山道が走っているのだろうが、雪が覆って登山道が隠れてしまっていた。踏み抜く箇所も多く、スーパー疲れた。こんなにきついとは想定外だ。
ようやく皇海山の頂上に近づく。この青銅の剣のある場所に着いたら頂上はすぐそこ。
頂上は事前情報の通り、森の中で展望無し。
かろうじて木々の間から尾瀬の山が見えていたが、特に良い場所でもなく、パンを食べて休んで足早に後にする。ホント、皇海山だけ登りに来るには全然面白くないなー。


その1 | その2
皇海山 2014年5月


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