猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道、東北 上信、北関東 南関東 北アルプス 八ヶ岳、中央/南アルプス 西日本 登山装備紹介
みずがき山 '05年10月


ちょっぴり寒い夜はなかなか長かった。1.5時間ごとに目が覚め、そのたびにペットボトル湯たんぽを暖め直し、ふたたび寝ては起きるを繰り返す。

-10℃ならまだ快適に過ごせると思ってたらちょっと甘かったみたいだ。次は必ず銀マットを追加してやる。

そんなかんなで夜が更け、4時になり、起きる。が、うかつにもここでまさかの2度寝をしてしまい、起きたら6時前。いかん。寝坊した。。。

常に準備の遅い伸二郎は起きてから出発まで2時間はかかる。

で、出発したのはやはり8時。計画から1.5時間遅れだ。この出発の遅れがあとあとの行程で響いた。

今日は雁坂峠まで縦走してそこから広瀬に下る予定だ。まずは甲武信小屋前からまき道を破風山方面へ。
このまき道で驚いたのがシャクナゲが沢山あったこと。こんな高所で、こんな季節でも枯れないなんてすごいな。

甲武信岳は徳ちゃん新道でもそうだったが、シャクナゲがとても多い。花の咲く頃にはさぞかし綺麗なんだろうな。
そんなシャクナゲの群生地を過ぎると森の中の道となる。登山道は平坦だが、雪が多く思ったより時間と体力が要る。

下りでは足がズボズボ埋まり、スパッツの無い伸二郎の靴の中には容赦なく雪が入ってくる。うーん、やっぱり雪山にスパッツは必須だ。

そんな下りを苦戦しながら進むと木々が切れ、展望が広がる。ここが賽の河原だ。
賽の河原からは奥秩父や大菩薩の山並み、その向こうに見える富士山が美しい。
ついついまた富士をアップ。いやー、綺麗なもんでついついアップにしたくなっちゃうね。
稜線を見ると、ガクッと下った先に破風山のきつそーな登り返しが見える。やれやれ、稜線の宿命とは言え、毎度疲れちゃうね〜。
相変わらず足をとられながらも下り、鞍部に着く。鞍部では枯れた木々が多いせいか、風が強く、雪も硬い。靴が沈み込まず楽なのだが、森の痛々しい姿は少し考えさせられる。
木々の表皮ははがされて、肌が出ている。この寒い中、これでは森がかわいそうだ。おそらく、鹿によるものだろう。

人里を追われ山に登った鹿を攻めることは出来ないが、森が枯れていくのは悲しい。保護、管理をする必要を強く感じるな。
鞍部で休憩。ポカリを飲もうとすると出てこない。おかしいなと思ったら、中で凍ってた。稜線は寒いもんなー。

仕方なく、振って残っている水分と混ぜ、飲む。キーンと冷えて美味しい。まー、こうゆう飲み方もアリだな。
最低鞍部には笹平避難小屋がある。ガイドブックで見るのと異なり、ずいぶん新しい。どうやら最近建て替えたようだ。
中をのぞくとずいぶん綺麗でがっしりしたつくりだ。これなら嵐でも安心だな。テン場よりよっぽど良さそうだ。
おまけにこんなお洒落なもんまであった。

薪ストーブ。いやー、素敵だ。一度泊まってみたいな。
薪ストーブの薪は緊急時のためらしく、安易には使っちゃいけないとのこと。残念。でもとっても寒かったら使って良さげ。

でも厳冬期には来る気にならんが。。。
ちなみに避難小屋前からはこの眺め。いやー、ホントこの避難小屋は魅力的だね〜。


その1 | その2 | その3 | その4 | その5 | その6 | その7 | その8

甲武信岳2009トップへ

登山-南関東へ戻る登山トップへ戻る