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みずがき山 '05年10月



相変わらずキツイ不動への登り返しを終えると展望の良い稜線歩きとなる。稜線からは常に富士や西丹沢の峰々が見える。

ただ、ちょっと残念なことに雲が広がってきて富士の姿が隠れてしまった。やっぱ丹沢は雲が発生しやすいな。
途中、クネクネの面白い形の木々を見ながら順調に進むが、ちょっとした問題発生。靴擦れが起きたのだ。

今回は冬季登山靴を履いてきたが、まだ慣らしが終わってないので足になじんでおらず、また、もともと冬期登山靴はソールが硬く、靴の中で足が動きやすい。

そんなかんなでかかとの上がすれて靴擦れがおき、特に足が動きやすい傾斜の強い上りでは痛い。今度からは大きなバンドエードもってこなかんな。
なんだかんだあったが、今日の宿泊地である蛭ヶ岳まであと少し。時間も早く今回は余裕だな。

ただ、ちょっと気になるのはだんだん増えてきた雲。頂上に着くまでは晴れたまんまでいて欲しいな。
靴擦れに苦しみながら蛭ヶ岳の最後の急登を終えると、頂上に着いた。

頂上で記念撮影をし終えるとガスがかかってきた。なんというタイミングの良さ。まるで仕組まれたみたいだ。

よく見ると、北、東には雲がなく、ガスっているのは丹沢山地くらいだ。なんと言うガス発生率。やっぱり丹沢にはガスの神が宿っているのか。
ただ、この日の蛭ヶ岳はガッポリとガスに覆われているわけでなく、ちょっと経ったら晴れ間も見えた。蛭ヶ岳からは360度の展望。さすが丹沢山地最高峰、遮るもの無しだ。
北側の展望。よく晴れ渡り、大菩薩峠や甲武信岳などの奥秩父の山や奥多摩の山、八ヶ岳の展望などが素晴しかった。
すぐ足元を見ると明日通る予定の姫次〜焼山までの稜線(ってほど明確でないが。。。)が見えた。あまりアップダウンはキツク無さそうだ。これなら靴擦れ箇所も大丈夫かな。
しばらく景色を楽しんだ後、蛭ヶ岳山荘で宿泊の手続きをする。管理人は前回とは違う人だった。

今回は土曜宿泊と言うことで宿泊者も多め(24名)だった。冬でも沢山人が来るとは。さすが雪が少ない丹沢だ。
布団をセットした後、靴擦れの様子を見る。かかとの裏が左右の足ともにやられていた。こりゃ痛いわけだ。

小屋の管理人にバンドエードをもらい、とりあえずの応急処置を済ませる。これで明日は持つかな。
小屋への到着がちょっと早かったので暇になり、小屋をぶらぶら。

本を見たり、コーヒーを飲んだり。ストーブに当たったり。早く着きすぎるのもやることが無くて困っちゃうね。

余談だが、蛭ヶ岳山荘は水がべらぼうに高い。ジュースを越える500ml 500円!ビールと同じ値段!北アルプスなど目じゃない高級さ。自炊派はちょっと水を多めに持ってきたほうが良いかな。
自炊の伸二郎は夕飯時に自炊部屋に行くと、登山道整備の人達が夕食をしていた。登山道整備の人たちは3月くらいまで小屋に泊まって登山道整備をするとか。

今年は仕分け作業の関係で毎年秋に行ってきた登山道整備の時期が冬にずれ込んだらしい。

冬に作業するのは、穴を掘るにも地面が凍っており、例年より多くの時間がかかってしまうとか、寒い中作業するので手足が痛むとかいろいろと大変みたいだ。

もらえるお金はかわらないので大変になったうえに赤字となり、苦しいらしい。仕分け作業は悪いと思わないが、いかなる理由であれ、かかるお金が増えたらその分多く払わないと頑張ってる人に悪い。

登山道整備は登山者のことを考えて歩きやすさに加え、景色の見易さなども考慮して作っているとか。登山者のことを思って寒い中でもがんばってくれる登山道整備の人の為にも神奈川県の担当には仕事量に見合ったお金を出して欲しいな。

ま、そんなちょっと考えさせられる話もあったが、全体として登山道整備の人の話は楽しく、出してくれた料理?(焼き胡桃、焼きみかん)も美味しく、とても良い夜を過ごさせてもらった。登山道整備の人。どうもです。
輝く街の夜景を撮影して就寝。蛭ヶ岳は都会の夜景も綺麗だ。こんなに夜景が綺麗なのは都会に近い丹沢ならでは。丹沢にはいろいろな楽しみがあるんだな。

ちょっぴり冷え込んだ布団に入り、就寝。時刻は24時。だいぶ夜更かししたな。明日起きれるかしらん。。。


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