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みずがき山 '05年10月
(上高地〜横尾〜槍沢ロッヂ)

あさから雨模様。バイクをアカンダナ駐車場に止め、バスに乗り込む。この時期、バスの本数が多いので、待ち時間が少なく、気分良い。また、長野県側に比べ、岐阜県側にあるこの駐車場は比較的空いているので良い。

上高地についても冷たい雨は降り続く。昨日、道路の電光掲示板が8℃を指していたのが気になる。あの分だと、稜線は雪だろう。

案の定、稜線には雪があるみたいだ。登山相談所に聞くと30cm位の積雪があるそうだ。ちと気になる。しかし、「軽アイゼンもあるし、なんとかなるでしょ」と出発。

明神小屋までは林道のような道を行く。なんちゅーか、退屈である。ま、雨だし、どうせ景色も見れんからこれでも良いかな。
上高地は雨。しかも結構本降り。晴れる予定だったんだが。。。 晴れてくるのを信じていざ出発。最初は舗装された林道だ。
林道を歩いていくと、すぐに河童橋到着。雨、早朝で人もまばら。 河童橋から明神小屋までは森の中の林道。景色は無い。晴れていれば森林浴が気持ちよいかも。

明神小屋は雨にもかかわらずなかなかの人。さすが秋の3連休。明神小屋を過ぎても林道のような道は続いていくが、ここで少し天気が回復する。

川沿いは展望も良く、気分は上々。対岸の山は雲ががっぽりかかっているが、それでも途中から雪が積もっているのが見える。結構標高の低い部分まで積雪があるみたいだ。

林道をずんずん歩いていくと徳沢に着く。天気が回復してきたこともあり、徳沢はかなり明るい雰囲気。テン場では沢山のテントが並んでいる。緑の綺麗な芝で快適そうな場所だ。
明神小屋。ガー子がいて、雨の中、私の心を和ませてくれた。サンキュー。 明神小屋からちょっといくと、広い川沿いの道となる。空も明るくなり、気分も上向き。
ガスがかかって山の上まで見えなかったが、それでも雪があるのが分かる。結構降ってんだな。 徳沢は明るく、綺麗なキャンプ地があった。紅葉時は小屋が混むからキャンプの方が良いかも。

徳沢から横尾も相変わらずの林道。ただ、ちょっと狭くなった印象。景色も今までと大差無いかな。川沿いは開放的で森の中はつまらん。

やがて、横尾に着いた。横尾は初めて訪れたが、カッパ橋に似た吊橋や大きな宿泊施設があり、とても華やかな雰囲気だ。紅葉のこの時期は涸沢に行く登山者達でかなりの賑わい。カッパ橋よりもずっと華やかかも。

横尾を過ぎたころには雲こそあれど雨はすっかりあがり、快適な登山となる。道はようやく登山道になり、傾斜も少し増す。

横尾から先は登山者がグッと減る。この時期の登山者のほとんどが涸沢目的で、槍目的の人は比較的少ないからだ。(それでも多いのだが。。。)
徳沢から横尾までも相変わらず森の中の林道。 沢沿いに来ると景色が開けるが、雨では遠くの景色は分からないな。
横尾では雨にも関わらずすごい人がいた。秋の涸沢人気は絶大だな。 横尾からは涸沢に行く客もいなくて、とても静か。何度か小さなアップダウンを繰り返す。

森の中の登山道を進んでいくと、幾度か沢にぶつかる。沢にかかる橋を渡るたび、槍沢ロッヂに近づくような気がして気分が良い。

やがて、登山道は沢沿いを進む形となる。この区間、緩やかな沢を見ながらの登山となり、とても気持ちが良い。まだ木々の色づきはもう一つだが、ゆったりと歩き、沢を眺めるのは実に気持ちよい。

沢と離れ、急登が始まると、あっちゅーまにふくらはぎがやられだすが、筋肉痛になる前に槍沢ロッヂが現れた。ずいぶん綺麗な小屋だ。
沢は槍沢と名前を変え、一ノ俣、ニノ俣とかかる橋を超えていく。 槍沢沿いの道は緩やかで心落ち着く。傾斜も緩やか。
槍沢を離れ、ちょっと傾斜を増してくると、槍沢ロッヂはすぐそこだ。 槍沢ロッヂ到着。綺麗な木造の小屋だ。

思いのほか早く着いたので、暇人になってしまった。ここは時間が短いがお風呂にも入れるそう。ただ、この時期は混んでいるので、あまり入る気にならん。

夕食はカレーヌードルを食べ、やることも無いので、さっさと寝ることに。布団1枚に2人のスペースは寝辛く、耳栓を突き抜けて聞こえてくる歯軋りといびきに悩まされ、睡眠不足の夜が更けていった。



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