猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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その1



本当は聖に行こうと思ったが、現地に電話すると便ヶ島までの林道は全面通行止めとな。じゃあ地蔵尾根で仙丈にと思ったが、そこまでの元気が無かったので、
中道から鳳凰を往復することに決めた。

12/28
ボチボチと出発し、23:30青木鉱泉へ着こうかと思ったその時、今年はずいぶん見慣れてしまったこの看板を目にしてしまう。ここは雪降らんから冬期通行止めはないと思ったんだけどなぁ。。。
ただでさえモチベーションが上がらないのにこの事態。一瞬、帰ろうかと思ったが、山無しで年末もむなしいので、別ルートから鳳凰に登ることにした。すぐ近くの御座石からは2年前登ったばっかだし、なんか御座石に行く気にならなかったので、遠いけどずいぶん昔に登った夜叉神から登ることに。

で、せっかく来た道を引き返し、夜叉神へ向かう。夜叉神は麓からすぐだと思い込んでいたが、ナビにはやたらと長い山道が。夜叉神って、こんなに細く長い道を行ってたっけ?

24:30にようやく夜叉神に着き、就寝。明日寝坊だな。。。

12/29
予想通りの寝坊。7:00位に目を覚ますも、寒さと眠さで二度寝。ようやく8:00に起きる。相変わらずやる気は出ず、やっぱ帰ろうかと思ったが、朝ご飯を食べると気力が湧いてきて登ることに。やっぱ食わねば始まらんとです。

夜叉神の駐車場にはそれなりの多くの車。さすが人気コース。
登山ポストに届けを出して、9:15登山開始。夜叉神峠への道は傾斜は緩いが、距離はなかなかある。テン泊フル装備のザックの重みが身に染みる。冬は厳しいねぇ。。。
10:20夜叉神峠到着。それは素晴らしく晴れ渡っている。白峰三山もくっきり。今年は天気が良いから白峰三山狙いの人もずいぶん安心して登山できたろうなぁ。
夜叉神峠からはいったん少し下ったあと、このコース一番の急登。尾根をほぼ直線的に登って行く。きつい。
登りきると少し平坦になり、木々の間から富士の姿が見えた。大きく、端正。やっぱり日本一の山だ。
その後はひたすら緩めの登りが続く。これが長かった。テン泊登山が実に久しぶりで、それが冬期テン泊のでかザックとあれば堪えるのも無理はない。夜叉神からはそこまできつくないと思ってたが、やっぱそれなりにキツイね。。。
ようやく杖立峠着。ふー、疲れた。
杖立峠からはいったん緩やかに下る。この下り&登り返しがあるのが主稜線コースの宿命。中道コースは急登続きでキツイけれど登り返しが無いからうらやましい。道路通れたら良かったなぁ。
で、鞍部からはまたまた緩やかな登りが続く。いやー、疲れる。
しばらく登って行くと腹が減ったので、ちょっと木々がないばしょで昼食。今日は晴れているが、風が冷たくて寒い。
原が満たされたので再び進むと先ほどの場所から20分程で展望が開けた場所に出た。山火事跡だ。まだ木々は成長せず、開けたままだった。
目の前には白峰三山の景色。ここは日も当たるし眺めも良いし、休憩に良い場所だ。
山火事跡から辻山への登りは日当たりも良く、風裏でとても暖かだった。標高の低い夜叉神よりも暖かく、このコースで一番暖かい場所だった。
振り返れば大きな富士の姿。雲も良い具合に出てきてより富士が映える。さぁ、あと少し、頑張りますか。
樹林帯に入ると傾斜は少しきつくなる。日差しも展望も無くなり、我慢の登りが続く。
ようやく平坦な場所に出て、「よし、頂上だ」と思ったら、まだ頂上は遠く、
まだまだ我慢の登りが続くのだった。本当に辻山は遠かった。。。
ようやく辻山(苺平)到着。いやー今日は頑張りました。
辻山から南御室小屋までは30分程の緩やかな下り。
15:10本日の宿泊地である南御室小屋到着。いやー、長かった。お疲れさん!
小屋は営業しており宿泊客で賑わっていた。テン場は500円。最近1000円が普通になっているから安く感じる。
水場は小屋の隣にあり、しっかりと出ていた。2Lの水を担いできた伸二郎はちょっと微妙な感じ。厳冬期でも水は出ているらしい。ただ、春等は雪に埋まってしまうので、掘り起こす必要があるとか。
テントを張ってシュラフに潜り込む。頂上直下では無いとはいえ、やっぱり寒い。放っておくと水が凍ってしまう。ちょっと北沢峠でテン泊した時を思い出した。

そんな寒い夜に耐えるよう、今日のシュラフは強力だ。厳冬期モデルの内側に3シーズンのシュラフを来て、ポンポコリンだ。マットも2重だし、上下インナーダウンを着るし、−20度だって平気だ。ザックの重量はすべてこの快適さの為のもの。存分に暖かさを楽しむぞ。
夕食を食べて18:30に寝る。で、22:30に暑さで目が覚める。うーん、ちょっとオーバースペックだったかとインナーダウンを上下脱いで寝たら朝方ちょっと寒かった。うーん、何してんだか。。。


その1 | その2
鳳凰二山 2015年12月 トップへ


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