8月19日 いよいよ今年の北海道も最後の日。朝のひと時をゆっくり過ごし、ボノボノと朝食に向かう。ホテルはなんだか気分がゆったりするなー。朝食はバイキングなので普段よりちょっと量が多め。またデブっちゃうかな。部屋に戻り、ゆっくり準備をしていざ出発。今日は札幌でジンギスカンを食べて帰るだけだ。 R38→R274とつなぎ、ひたすら西に向かう。途中、十勝と日高を分かつ日勝峠で展望台によった後、休憩無しでひたすら走る。日勝峠展望台は思ったほど良い景色でないかな。その代わり、峠に向かう道路は空に向かうような感じで気持ちが良い。 |
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十勝と日高を分かつ日勝峠へ向かうR274沿いからは十勝平野が一望できる。 | 日勝峠第一展望台は売店も併設してあり、ちょっとした休憩に最適だ。 |
日勝峠を超えると、なっがーい下りが続く。この道路、樹海ロードなどと呼ばれるが、特にこれといって見ごたえがあるわけではない。樹海は高い位置から広い範囲を眺めてみないと良さはわからんだろうなー。 てなわけでどこにも立ち寄らず、ひたすら西に向かうと、長沼町に入った辺りから景色がだいぶ変わった。何が変わったというと、牧草畑が田んぼになったこと。感じとしては北海道らしい景色から本州の田舎っぽい景色になったといった具合。ま、田んぼのサイズはやっぱり北海道っぽいんだけどね。 |
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日勝峠を越えるとながーい下りが待っている。それを過ぎると気持ちの良い直線や緩いカーブが続く。 | 札幌に近づくにつれ、辺りの景色が田園風景 (といってもだだっ広いが)に変わってきた。ここは本州的だ。 |
そうそう、北海道では時々オービスを見るんだけど、それが本州とずいぶん異なる。本州は青い警告看板が2つあった後、すぐにオービスがあるが、北海道では目立つ蛍光の看板が4,5個も続き、さらに直前に速度警告を示す電光掲示板があって、ようやくオービス登場。オービス自体も目立つレーダー式。オービスで取り締まる気ゼロか?と思うようなとこも北海道らしい。 さて、14時に札幌に着いたが、お目当ての店はバリバリ営業時間前。2番候補もバリバリ。よくよく考えると、今回の候補はいづれもすすきのにあり、昼間からやってるはずがない。そんなことも知らず、のこのことやってきて撃沈してるあたり、ヘタレらしい。 そんなかんなで結局ジンギスカンのチェーン店である「松尾ジンギスカン」で食事をすることに。15時近くになっていた為、客はなんと伸二郎一人。いくら時間が中途半端とは言え、少なすぎるんでないかい? 肝心のお味はと言うと、フツーかな。値段はお手ごろ。わざわざお目当てに来るような店ではないな。どうしても昼間にジンギスカンが食べたかったらどうぞといったところ。 |
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大陸のオービスは実に親切。このような蛍光の警告看板が4、5枚続いた後、さらに速度警告の電光掲示板が来る。 | 札幌市内で松尾ジンギスカンというチェーン店で昼飯。タレに漬けた羊肉が中心。味はフツー。 |
北海道にはモアイがある。何で南国でもない北海道にモアイがあるのかはわからないが、とにかくモアイがある。場所は札幌市南区にある滝野霊園。 これまた風変わりな門をくぐると、あるわあるわずらっと並んだモアイが。想像以上に大きく、そして沢山ある。なんと全部で33体もあるとか。さらに驚きなのはストーンサークルやモアイのベンチなどもあることだ。いったい何の目的で作ったのやら。 理由は分からないが、とにかく珍しいスポットなので、訪れる価値は十分にあるかな。 |
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滝野霊園にずらりと並んだモアイ像。想像以上に数が多い。全部で33体もあるとか。なんでかは分からんがすごいな。 | |
ベンチもご覧の通り。なんともユニーク。さらにストーンサークルなど様々なものがある。いったいここはどこ? | ずらりと並んだモアイ像の中で、このモアイ像だけ顔が違うような・・・いったいなぜ。滝野霊園 is 不思議ワールド! |
滝野霊園に行った後、支笏湖へと向かった。支笏湖は過去2度訪れているが、どちらもまともに見てないので今回はちょっと楽しみ。支笏湖を見るならR453がおすすめ、と言うよりか、この道を除いて支笏湖をまともに望める道はない。 沈みかけた太陽のもと眺める支笏湖は実に雄大で美しい湖だった。湖畔にはキャンプ場や温泉もあるので時間があったらそれらを楽しむのも良いだろう。 |
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R453は支笏湖の湖岸を走り、支笏湖の眺めがとても良い。だだっ広い湖の向こうにそびえる樽前山。美しい。 | |
今夜の夕食は千歳市にある生ラムジンギスカンの店「モンゴル」。ネットで調べて良さげなので訪れたが、外観があまりよろしくなく、入るかどうかちょっと迷った。おまけに客は一人もいない様子。勇気を出して(なんのこっちゃ)入ると中は結構綺麗で安心。 メニューを見ると、値段はそこそこ高い。生ラムと言うのは高いらしいのでこんなものかと自分を納得させ、とりあえず上ラム(850円位だったような)とラムの刺身(同じく850円位だったような)を頼む。 出てきた上ラムは厚めの豚肉に似た感じでちょっと驚き。ジンギスカン鍋で両面を20秒ほど焼いてレアで食べると柔らかく、とても美味しい。なんちゅーか、生ラム万歳って感じ。 |
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夕食はネットで調べておいた生ラムの店「モンゴル」。外観だけ見ると入るのをためらっちゃいそうだが、中は綺麗。 | 生ラムは初体験。出てきた肉は豚肉や牛肉みたいに形のしっかりした厚手のもの。今までとは違う。 |
両面を軽く焼いてレアで食べる。噛むととても柔らかく、ジューシー。旨い。文句なしに旨い。こんなに違うとは驚きだ。 | |
刺身は馬刺しに良く似た味でボチボチ。ちなみに特上ラム(1050円位だったような)も食べたが、こちらはちょっと脂っぽ過ぎてクドかったのでイマイチ。焼肉屋で霜降りカルビが好きな人には良いかも。個人的なお勧めは上ラム。やっぱりこれが一番美味しいと思う。 初めて生ラムを食べたが、意外なほど美味しかった。タレ漬けの肉とはまったく別物と考えてよい。個人的には生ラムのほうが好きだが、好み分かれるかもしれないので生ラムの店、タレ肉の店の両方を訪れることをお勧めする。どちらもある店なら一番手っ取り早いが。。。 |
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ラムの刺身も食べた。馬刺しにとても良く似た味で美味しい。 | モンゴルにいたチビコ(によく似た猫)はおとなしくてとてもかわいらしい。店の人はバイクにも乗るそう。どん猫だな。 |
07年の北海道もいよいよあとわずかとなった。ジンギスカン伸二郎は注意に注意を重ね、定刻より2時間30分程早くフェリー埠頭にたどり着く。なんとか無事に帰ってこれたな。どっと安堵の気持ちが沸いてくる。色々あったが、天気も比較的良く、なかなか満足の旅となった。今年北海道に来て本当に良かったな。 定刻になり、船に乗り込むと船はゆっくりと北海道を離れていった。さらば大陸。そしてまた来年、かもね。 |
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穏やかな夜の道を走り、フェリー埠頭にたどり着く。どっと安堵の気持ちがこみ上げる。無事故無違反万歳。 | 乗船を待つバイクの列。いよいよこの旅も終わる。今回もなかなか充実した旅だった。ビバ夏の大陸。また会おう。 |
帰りのフェリーは大変だった。どうやら風邪を引いたみたいでひどくえらい。ひどい下痢と寒気で立っていることができず、ほとんどの時間寝ていた。下痢がひどいのは生ラムが当たったのかも。とにかくえらかった。 20時30分、敦賀港にフェリーは到着した。相変わらず寒気が直らない伸二郎は薬とリポDの力で風邪をねじ伏せ、下船に取り掛かる。我先にと他に迷惑をかけてまで先を急ごうとするイマイチ人種を冷ややかな目で眺めながら、今宵も人生遅れ人出発。 帰りの高速はとても空いており、80kmのナイスペースで進む。途中、一宮SAでCCを飲んでビタミンを回復し、23時30分、無事に帰宅。体温を測ると38.5℃を示していた。だいぶ楽になってこの体温だから船では39℃以上あったのだろう。いやはや、無事に帰宅できて何よりだ。 最後にやられたが、なかなか良い旅だった。来年は道南の旅なんかな。 |
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ツーリングデータ | ||
日勝峠 | 特徴 | 日高地方と十勝地方を分かつ峠。峠より日高側はなだらか、十勝側は峠道っぽい。途中にある展望台からは十勝平野の眺めが良い。 |
場所 連絡先 |
0155-24-4121 上川郡清水町清水 詳しい場所→ | |
リンク | http://e-kaido.jp/route274/ | |
滝野霊園 | 特徴 | 札幌市南区にある霊園。霊園なのになぜか33体ものモアイ像やストーンサークルがある不思議スポット。緑の芝が多い園内は公園のようで休憩にも良い。 |
場所 連絡先 |
011-592-1223 札幌市南区滝野 詳しい場所→ | |
リンク | http://www.takinoreien.com/01gaiyo.html | |
支笏湖 | 特徴 | 水質日本一を誇る大きな湖。晴れた日には青い湖面が印象的。今回走ったR453は唯一にして最高の支笏湖ビューロード。 |
場所 連絡先 |
0123-27-7331 千歳市 詳しい場所→ | |
リンク | http://www.shikotsuko.com/index.htm | |
モンゴル | 特徴 | 千歳市内にある生ラム専門店。見てくれの良くない外観からは想像が付かないほど中は綺麗で、お肉もとても美味しい。値段はちょっと高い(生ラムは高い?) |
営業時間 | 17:00〜23:00(無くなり次第終了) 土、日、祝日は13:00〜 | |
場所 連絡先 |
0123-26-5866 千歳市末広3丁目9−5 詳しい場所→ | |
リンク | http://www11.ocn.ne.jp/~sapsheep/mongoru.html |