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御嶽山

10月17日に御嶽山に登ってきた。当日は素晴らしい晴天で、最高の景色を楽しんだ。登山をしなくても、バイクで2200m付近まで上がっていけるので晴れていればなかなかの景色が楽しめる。道が続いていなくて、ルートに組みにくいことが難点だが、労せず良い景色が望めるいいポイントだと思う。

ちなみに今回の登山は王滝(田の原)登山口より頂上剣ヶ峰までで、片道3.5km、高低差900m弱(田の原2180m、剣ヶ峰3067m)。

 朝6時に起きる。寝ぼけながら靴下を履き、階段を下りていくと突然体が宙に浮き、次の瞬間背中から階段に叩き付けられた。そしてそのまま階段の一番下まで滑っていく。あっけにとられ、すこしじっとしていたが、すぐに立ち上がり、台所にむかう。しかし、ショックと痛みでしゃがみこむ。

寒気が止まらない。朝はいつも寒気がするのだが、世界心配者グランプリに輝くヘタレは「骨が折れると寒気が止まらんと言うし、もしかしたらどっかの骨が・・・」などと心配してしまう。そして、いつものように「やめよか、いこか、やめよか、いこか」とウジウジ悩んだ挙句「まーなんとかなるんじゃねー」という結論に達しいざ出発。ホントにいつもながら自分の優柔不断さには驚きである。

まーそんなわけで始まった今回の旅は木曽御嶽山を制覇するぞというもの。寒さに極めて弱いヘタレは限りなく服を着込み、北海道旅行以来のブクブクブサイクマンとなりいざ出発。朝の高速はひたすら寒く、やっとついた中津川ICで高速を降りた後の19号もひたすら寒かった。

たまらず、道の駅賤母で暖をとる。あったかい飲み物を飲んだ後、再び御岳目指し出発。ちなみに、今回の田の原登山口は御岳スキー場の一番上に位置している。ゆえに、御岳スキー場の案内看板を目印に走っていくとスムーズにつける。
 寝覚の床を過ぎてしばらく行くと左御岳スキー場の看板があるのでそこを左折する。ここからは山岳ワインディングだ。牧尾ダムまでは中高速コーナーが、牧尾ダムを過ぎた辺りからは中低速コーナーが続く。どちらの区間も楽しい。

 やがて道はヘアピンカーブが連続するような形になり、御岳スキー場に着く。スキー場の中に続く道をそのまま走り続けると終点田の原につく。田の原からは御嶽山が目の前にどどーんとそびえ、実に迫力がある。また、スキー場からは木曽駒ケ岳などの眺望が素晴らしい。
田の原駐車場より御嶽山を望む。
 王滝(田の原)登山口には鳥居が立つ。御嶽山は信仰色の強い山で、全国の御岳神社の総本山はこの山のてっぺんにある。この山には毎年白装束を身にまとった信仰登山者が多く見られる。

 頂上は正面に見える右側のピークである。
 登山の様子をざっと言うと、始めはなだらか、途中からはひたすら急な登り。第一のピークである王滝頂上から少し平たいところがあるが、すぐにまた急な登り。で、頂上到着といった感じ。とにかく傾斜が強い感じだ。
田の原登山口。目指す頂上は右側のピークだ。
中腹より東側を望む。独立峰ゆえに視界はすこぶる良い。(↑クリックすると拡大画像を表示します)
 第1のピークである王滝頂上付近は山小屋や神社がある。石垣に囲まれた姿はちょっとしたお城といった感じ。

ただし、この日は既に営業期間を過ぎていたため、食料や飲み物の調達はできず。トイレだけは使用可能である。

情報によると9月の中旬ごろで営業を終了してしまうそうだ。泊まりたい人は営業日を確認しといたほうが良いかな。
王滝頂上付近。ちょっとしたお城のようです。
王滝頂上付近より地獄谷を方面を望む。右側遠くに見えるのは白山。
 王滝頂上付近から上は木々が一切無く見晴らしもすこぶる良い。ここからは剣ヶ峰頂上も間近に見え俄然やる気も出てくる。頂上まではもうひと踏ん張りだ。
王滝頂上より剣ヶ峰を望む。
 急な登りを終えた後の階段をえんやこらえんやこらと登りきると御嶽山頂上に着く。

 この日は天気がすこぶる良く、まさに360度の大パノラマが広がっていた。いやー、今日登ってホントに良かった。今日の景色はいままでで一番じゃ。

 そうそう、この日からヘタレルックが変化しました。服は長袖になり、手提げかばんはリュック(ふつーのやつ。登山用ではない)になりました。まーなんちゅーか、ヘタレルックオータムバージョンです。
御嶽山頂上。後ろの山は乗鞍。その後ろは穂高連峰かな。
頂上より中央アルプスを望む。こちらは中腹より望む景色と大差ありません。良い景色です。
(↑クリックすると拡大画像を表示します)
頂上にも鳥居があります。背景もあって鳥居はたいそう立派に見えます。
この日、王滝頂上より上は残雪があった。2日前に雪が降ったせいだ。道路が凍ってないか心配であったが、道路の雪は完全に溶けていて、走るのに影響は無かった。
頂上より西側はこんな感じです。元火口かな。

登山を終えた帰り道、スキー場より木曽駒ヶ岳方面の写真を撮った。行きは朝の寝坊のせいで焦りがあり、十分景色を楽しめなかったが、帰りは余裕があったのでしょっちゅう止まって景色を写すことができた。この道はなかなか景色が良いので心に余裕を持ち、景色を楽しみながら走ってほしい。
御嶽スキー場より駒ケ岳方面の眺望。スキー場内を走る道からでも十分に良い景色が望める。


ツーリングデータ
場所 長野県木曽郡王滝村、三岳村
情報 標高3067m、木曽を代表する山で、百名山の一つ。霊山としても知られる。
今回利用した王滝(田の原)登山口には大きな無料駐車場や、売店や食堂が入った観光センターなどがあり便利。
王滝(田の原)登山口より頂上までは片道3.5km、標高差900m弱。
リンク http://www.ontake-web.sakura.ne.jp/outdoor/tozan.html
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