せせらぎ街道と御嶽北麓　2011年10月29日

	今回のルート：自宅→東海北陸道→郡上→せせらぎ街道→高山→Ｒ361→開田高原→Ｒ19→Ｒ419→自宅せせらぎ街道は郡上から高山に抜ける道で、紅葉時期には人気の道。高山からは御嶽北麓を走るR361で木曽に抜け、R19で家に帰るルートを取った。せせらぎ街道だけだと少し走り足りない感じがしたからだ。 9：30頃家を出発。最近では割と早いほうだ。最初の目的地である「せせらぎ街道」の入口の郡上までは東海北陸道をひた走る。気温はこの時期としては高めで快走。しかし、寒さのせいか、振動のせいか、郡上に着いた頃には手がしびれていた。冬用手袋をしていたから寒さでなく振動が主原因か？とりあえず、コンビニ休憩をして、手のしびれが治るのを待つことにした。手のしびれが良くなったので再出発。さっそくせせらぎ街道（R472)を走り出す。このあたりはまだ集落を走る普通の道。交通量は多く、その多くが観光客みたいだ。人気あるんだね。車に続き走っていると道の駅明宝到着。ちょいと立ち寄り休憩。駐車場待ちができるほどのフィーバー。人気だねぇ。

	この道の駅の一番人気は明宝ハムのフランクフルト。なるほど美味しそうだ。でも、お店の前には行列。ちょいと小腹を満たしておくかと思っていたが、やーめた。

	せせらぎ街道はやがて集落を抜け、山間を渓流に沿って走る。相変わらず開放的で走りやすいが景色はこれといったものはない。坂本トンネルで峠を越えると、パスカル清見という道の駅がある。こちらも混んでおり、ちょっと雰囲気の良いレストランには順番待ちの列。お勧めは飛騨牛みたい。高山近いもんなー。

	パスカル清見以降は景色が綺麗になる。あっと目を引くような景色は無いんだけど、明るい雰囲気の山間部は紅葉した山や道端に植えられた花などが綺麗だ。途中、銀杏が綺麗な神社に立ち寄る。

	今年は紅葉のハズレ年で、輝くような色合いを目にすることがなかったが、それでもよく見ると、綺麗な色合い発見。やっぱり紅葉は良いもんだ。

	しばらく走るとせせらぎ街道の両脇には紅葉した木々が濃くなり、一層雰囲気がよくなる。また道路脇を流れる川は小さく、名前の通りせせらぎを感じられる穏やかな流れとなる。道路沿いに駐車場も多く存在し、車を止めて川遊びなどをしている家族連れも多かった。他の紅葉を見るだけの観光地とは少し雰囲気が異なり、なんだかほんわかした感じだ。

	せせらぎ街道はやがてR158とぶつかり、これを高山方面へ。しばらく進むと目の前には槍穂や笠ヶ岳の稜線が見えてきた。高度感溢れる素敵な景色で思わず見入る。山の景色は高山市街地に入るまでが一番きれいに見えるかな。高山市街地以降は手前の山が目立ってしまい、あまり綺麗に見えない（下の写真のように。。。）。

	高山市街地からはR41→R361とつなぎ、御嶽を目指す。Ｒ361に入りトンネルを抜けると今度は乗鞍が大きくなってきた。大きく裾野を広げるたおやかな姿は秋の澄んだ青空に映えて綺麗だった。

	途中、道の駅「ひだ朝日村」に立ち寄り、遅めのお昼ご飯。本当はせせらぎ街道沿いのお店で食べようと思っていたが、どこも大混雑でやめたのだった。食べたのはケイちゃん焼き定食（840円）。ケイちゃんは漢字では「鶏ちゃん」と書くことからわかるように鶏肉料理である。ケイちゃん焼きは味噌や醤油をベースにした鶏肉を野菜と炒めたもので岐阜の高山、郡上地方の名物。さらにここの定食には道の駅一押しのヨモギうどんがついてくる。個人的にはヨモギでない普通のうどんのほうが美味しいと思う。そんな人の為に麺は普通の白いやつも選べる。やっぱ好み分かれるみたいだな。

	ケイちゃんは優しい味噌味で柔らかく、さっぱりした味。皮がたくさん入っているのも皮好きな伸二郎にはうれしいところ。炒めたケイちゃんがいつまでも冷めないように鉄板を熱しているのもうれしい。個人的には結構好きかな。

	腹も膨れたところで再びR361を快走。道幅も十分で景色もなかなか。R361久しぶりに走るが良い道だと思うんなぁ。

	途中、高根第1ダムに立ち寄る。コンクリートアーチ状のダムは相変わらず迫力があり、美しい。

	高根第1ダム付近は少し道幅が狭く、ブラインドコーナーもあるので少し注意。特にトンネルは車がすれ違えないほど狭いので、入る前に対向車が来てないかを確かめるのが良いだろう。狭かった道も野麦峠への道の分岐から再び広く、走りやすくなる。分岐にあるこの橋はそれほど大きくないが、迫力があって好きだ。

	長峰峠を越えると、目の前に中央アルプスが見えてくる。今日は空気が澄んでいてアルプスが綺麗だ。良い日に走りに来たな。

	開田高原はすっかり秋色。すすきの穂が夕方の光に照らされ、なかなか綺麗だった。御嶽もくっきり。御嶽を見るならやっぱり開田高原が一番だ。

	こちらは同じ開田高原の九蔵峠展望台からの眺め。信州サンセットポイント百選に選ばれるだけあり、さすがの眺め。大きく裾野を広げる御嶽山と麓の樹海が実に美しい。できれば順光で撮りたい風景。今度は午前中に来たいな。

	御嶽の展望も楽しみ開放的な開田高原の雰囲気も楽しみ、一路家へ。あまり紅葉で御嶽山が取り上げられることは少ないが、紅葉時期の御嶽もなかなか良いと思う。

	R19にぶつかってからは車の流れに混じって淡々と南へ。途中、寝覚めの床辺りで中央アルプスが綺麗に見えて寄り道。いつも表から見ている美しいアルプスとは異なり、荒々しい様が印象的だった。

	再びＲ19に戻るといつもどーりの道で家へ。初めてのせせらぎ街道を走り、秋色の御嶽山北麓を快走し、なかなか満足な一日だった。