この日も天気は良い。小諸市観光課に電話をして登山規制を聞くと前掛け山まで登れるとのこと。気をよくして出かける。 浅間サンラインを小諸まで走り、そこからチェリーパークラインで高峰高原を目指す。高峰高原は高山植物の宝庫として知られている。この道の脇にも高山植物が良く見られる。 |
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高峰高原へ向かうチェリーパークライン。花の多い道だ。 |
高峰高原でバイクをとめ、いざ山頂を目指す。ここから山頂までは4時間の予定だ。日ごろ楽な山ばかりに登っているせいかさすがにバテた。前掛山山頂につくころにはフラフラな状態だった。しかし、苦労して登ったおかげで、頂上からはもうもうと煙を吐き出す豪快な浅間山が目の前に見えた。 9月1日の爆発により、しばらくはこの景色を拝むことはできないだろうから、この日に登れて、ホントに良かったな。 |
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断崖絶壁の”トーミの頭”。さすがに足がすくんでしまいます。 | (上)トーミの頭を過ぎると浅間山が見えてくる。 (下)浅間前掛山。登山規制で登れるのはここまで。 |
前掛山頂上より外輪山を望む。(クリックしたら大きな画像を表示します。) |
もうもうと噴煙を上げる浅間山噴火口。豪快な噴煙は見るものを魅了する。 |
これは上の写真中央部を切り取ったもの(縮尺同一)ですが、図の矢印の先に見えるちっちゃい点粒は人です。ちょっと見えにくいけど2人並んでいます。これを見ると噴煙の大きさが分かるでしょ。噴煙はなかなかでかいんです。 ちなみに、ホントは火口付近は進入禁止区域ですので近寄らないように。。。 |
この日はしろーちゃん家に久しぶりに泊まり、再会を祝った。そして、翌日。しろーちゃんが朝早かったのでヘタレも朝早く出発することができた。今日は四阿山に登る予定だ。 菅平牧場にバイクをとめた後、牧場脇の登山口より四阿山頂上を目指し登りだす。天気は曇っていたが、「朝は曇るもの、時間が経てば晴れる」と考えずんずん山を登る。 しかし、この日の天気はいつもとは違って、朝から雷雲大発生だった。頂上近くになっても雲はとれず、頂上付近ではまさに「ガスはすごいことになってるんです。。。」 |
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四阿山頂上下の木道にて。ガスはすごいことになってるんです | |
この後、雷雲が山を直撃し、そこらじゅうで雷がブチ落ちる中、動くことすらできず、ただただ震えながらじっと雷雲が去っていくのを待っていた。夏の登山、恐るべし。 このあと、一度は晴れるが、下山途中で再び雷雲にあたり、雨具を持たぬヘタレはだーだー濡れになり命からがら牧場にたどり着く。 |
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四阿山の向かいの根子岳。花の百名山です。 |
牧場にたどり着くと管理棟のおっちゃんが親切に部屋でストーブを焚いてくれた。ずぶ濡れになり、寒さ絶頂のヘタレはホントに助かった。 さらに、その部屋には輝かしいポスターがあり、服が乾くのを待つ間、いいものを見さしてもらった。おっちゃんホントにありがとう。 今回の旅の一押し(?) モデルもこのポスターを考えた人のセンスもとてもナイスだ。 家畜改良事業団というわけの分からん社団法人もなかなかやるもんだ。 |
ツーリングデータ | ||
高峰高原 | 場所 | 長野県小諸市、群馬県吾妻郡嬬恋村 |
特徴 | 浅間山の西、標高2000mの車坂峠付近に広がる高原地帯。高山植物の宝庫として知られる。浅間山登山はここからが標高差も少なくお勧めである。 | |
料金 | 駐車料:登山者のみ有料(バイク150円) | |
リンク | http://www.kanko.komoro.org/flower.html | |
浅間山 | 場所 | 長野県北佐久郡御代田町、軽井沢町、群馬県吾妻郡嬬恋村 |
特徴 | 標高2568m、日本有数の活火山で百名山の1つ。第二外輪山の前掛山頂上までは高峰高原より登り4時間程。浅間山は活発な活火山であり、火山活動により登山規制が変化する。登る前に登山規制をよく確認しておくこと。 | |
リンク | http://www.asamayama.net/ | |
四阿山 | 場所 | 長野県小県郡真田町、群馬県吾妻郡嬬恋村 |
特徴 | スポーツ合宿のメッカとして知られる菅平高原にある。百名山の1つ。登山口は菅平牧場の管理棟前にあり、牧場入場料200円が必要。頂上までは登り2時間30分程。隣にある根子岳は花の百名山。 | |
料金 | 入山料金200円(菅平牧場入場料) | |
リンク | http://www.sugadaira.com/index.html | |