始めに連絡。2008年7月5日現在、鎌ヶ池キャンプ場(奥霧キャンプ場)は休止しています。テントを張ることは出来ません。くれぐれもお間違いなく。近くのキャンプ場は霧ヶ峰キャンプ場があります。そちらを利用すると良いでしょう。 |
今回の計画は霧ヶ峰にある鎌ヶ池キャンプ場に泊まり、満点の星空を見て、次の日にまったり高原ハイキングてな具合。楽しみだ。 寝坊して朝10時に起き、うだうだ悩み、家を出たのはなんと12時。人生遅れ人もここまで来たか。ま、今日は移動日みたいなものだから、そんなに急ぐ必要も無いんだけどね。 てなわけで昼飯(?)を食べるお店に着いたのもなんと15時。昼飯と言うよりおやつだな。そんなおやつを食べに来たのは伊那市駅に近くにある老舗の食事処「やません」。階段を下りて店内に入ると、予想に反してとても広く、お洒落だ。定食屋というより喫茶店といった感じ。 |
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商店街の一角にある老舗の食事処「やません」 | 店内はお洒落で落ち着いた感じ。喫茶店色が強い。 |
メニューを見ると名物ソースかつ丼をはじめ、ラーメン、ハンバーグ、定食など実に様々な食べ物・飲み物が並ぶ。デザートも豊富だ。とはいえ、伸二郎が頼むメニューは決まっている。ソースかつ丼、これしかないでしょう。 ちょっとまって出てきたソースかつ丼は定番ともいえる御三家(ソースかつ丼、味噌汁、そして漬物)のセット。蓋が閉まりきらないのもソースかつ丼の定番か。 さっそく、蓋にならない蓋を取るとご飯の上にカツがどーんと乗っていかにも美味しそうだ。タレがしっかりしみこんだカツを食べると柔らかくてジューシーだ。ソースはやはりちょっと甘めだ。一緒に出てきた漬物もお味噌汁も美味しい。なかなかだ。 カツは1.5〜2cm厚くらい。食べ初めから最後まで硬くなることも無く柔らかさをキープしていた。やはりちょっと脂身が多いのが影響しているのか。また、カツがご飯に対してちょっと多めなもの肉好きにはうれしいところ(伸二郎は最後ちょっとクドイと感じた。脂っぽいのが苦手な人にはNGかも)。 |
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ソースかつ丼の定番ともいえる「閉まらない蓋」。 | タレがしっかりしみこんだカツは柔らかくジューシー。ご飯に対し、カツが多めなのがうれしい。 |
腹も膨れたところで日が暮れぬうちに霧ヶ峰へと向かう。ビーナスラインに入ると緑の山が気持ち良い。既に17時を回っていたので車も少なく、走りも楽しめた。空にはモクモクと入道雲。夏らしい景色がたまらなくうれしい。 駐車場にバイクを止め、しばらく夏らしい空に見入っていた。このときはこの入道雲により霧ヶ峰を退散することになるなどまったく想像つかなかった。 |
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夏らしい空の景色。モクモクと湧き上がる入道雲がたまらなくうれしかった。。。 | |
さて、本日の宿泊地「鎌ヶ池キャンプ場」へはあと少し。ビーナスラインからヒュッテジャヴェルの看板が立つ脇道へ入り、少し進むと三叉路になる。これを八島ヶ原湿原方面へ。 |
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鎌ヶ池キャンプ場へはこの看板の立つ脇道から入る。 | 三叉路に立つ案内表示。八島ヶ腹湿原方面へ。 |
三叉路から100mも進むと道はダートとなる。このままずっと真っ直ぐに進むとキャンプ場につくはず。でっかい水溜りを越え、しばらく進むと突き当たりとなり、キャンプ場に着いたと思った。 |
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道はすぐにダートへ。そんなに荒れてないのでオンでも十分。 | 水溜りは多かった。雨の日、雨後はさらにでかくなりそうだ。 |
おかしい。人の気配がまるで無い。唯一いたのは野鳥の観察を終えて帰ろうとする多摩Noの車のみ。辺りを見回し、ちょっと小高いキャンプ地と思われる場所に行く。草が伸びていて、キャンプ地として整備されている感は無い。管理人もいないのか。 バイクにもどり、ふと目にした看板に驚きの文字があった。 「こちら、奥霧キャンプ場は只今休止中です。」 「ぬぁに!休止中だと!しかも何だ奥霧って?鎌ヶ池キャンプ場と違うんか?」 かなり焦る。てっきりここだと思い込んでいた。それっぽい建物もあるし、以前ネットでここがキャンプ場だと書いてあった気もするし。。。もういちどツーリングマップル見て確認しよう。 |
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奥霧キャンプ場。小屋はどれも無人。人の気配が無い。 | なんとキャンプ場は休止中。しかも「奥霧キャンプ場」と書いてある。鎌ヶ池キャンプ場でないのか?焦る。 |
伸二郎の持っているツーリングマップル(2004年版)には確かに鎌ヶ池キャンプ場が載っていた。ただし、位置が少し違う。もう少し、来た道の手前を指している。 「おかしい、来る途中にはキャンプ場らしき場所は無かったはず。でも、ここは奥霧キャンプ場。鎌ヶ池キャンプ場ではないのか。はっはーん、さてはここはやっぱり鎌ヶ池キャンプ場とは別で、ここが閉鎖されているが、別の場所にある鎌ヶ池キャンプ場はやっているからツーリングマップルに載っているんだな。」 伸二郎はツーリングマップルを信じた。そして、その場所に着く。しかし、やっぱりキャンプ場らしき場所はどこにも無い。テントは張れそうだが、看板も無ければ道も無い。 もう一度ツーリングマップルを見ると、「見渡す限りの展望」、「最高に開放的なキャンプ場」とある。確かにそのセリフは合っているが。。。 |
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ツーリングマップル2004年版には鎌ヶ池キャンプ場が確かに載っており、場所も記されている。 | ツーリングマップル2004年版が示す位置にはキャンプ場らしきものは一切無い。一体どうなっているのだ。 |
さんざん悩んだ挙句、この場所にテントを張ることにした。たぶんあっているだろうし、もう日没なので移動もしたくない。てなわけでテントを張った。テントからの眺めは確かに「最高に開放的」だ。星空が楽しみだ。 心配はまだ拭いきれなかったが、寝袋に入ると、5分も経たずに意識が薄れていった。おやすみのすけ。 |
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テントを張っているのはもちろん伸二郎一人。独占。 | 目の前には八島湿原の素晴しい景色。最高に開放的だ。 |
朝までぐっすりかと思いきや、いやーな夢にうなされ、21時30分位に目覚めてしまった。外はどうやら雨が降っているようだ。雨の音以外にはキツネの声が響くだけで静かだ。 そんな中、ピカッと言う閃光とともに轟音が響いた。ヤバイ、入道雲が山にかかったんだ。 とたんに恐怖感に包まれる。ここは標高が1800mあり、落雷は起き易い。テントを張っている所は木々があまり無く、避雷針も近くに無い。テントに落雷が起きない可能性も無いとは言い切れない。 そう考えるといてもたってもいられなくなった。山を下りよう。決断は早かった。 マットと寝袋をたたみ、テントの入り口を開ける。空にはどんよりとした雲がどっかりかかっているようだ。テントを出てバイクに向かうと雨が土砂降りになってきた。 カッパを着込み、急いでテントをたたみ、バイクにくくりつける。忘れ物が無いかチェックして逃げるようにその場を後にした。 ビーナスラインはまさに「霧ヶ峰」の名にふさわしい霧の中。土砂降りの雨に視界不良。いつもならいやーな気持ちになっているところだが、この日は悪い気分でなかった。落雷の恐怖から逃げ延びたという安心感に包まれていた。 諏訪に下ると雨も止んだ。今日はビジネスホテルにでも泊まろうかと考えたが、嫁に電話すると明日は曇り→雨とのこと。家に帰ることにした。 帰り道は結局雨に降られることも無く、そこらじゅうでに光る雷を横目に順調に帰り、深夜2時無事帰宅。やっぱ家は安心だな。 翌日、ネットで鎌ヶ池キャンプ場のことを調べてみると、どうやら2007年から既に休止しているみたいだ。さらに、奥霧とは奥霧ヶ峰のことで、鎌ヶ池キャンプ場は正式には奥霧ヶ峰鎌ヶ池キャンプ場なる名前みたいだ。 「やっぱ最新の地図でないと間違ったことが記載されているからいかん」と早速2008年度版ツーリングマップルを買ってきた。中を見てみると、鎌ヶ池キャンプ場の位置が正しくなっていた。やっぱ新しいほうが良いな。 しかし、依然営業していると言っており、これはいかんと思った。ま、ツーリングマップルも全て最新の情報では無いことを頭に入れて今後はツーリングしないとな。 |
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2008年版ツーリングマップル購入。 | 鎌ヶ池キャンプ場の位置が正しくなっていた。が、休止している旨はなく、伸二郎と同じ勘違い人間が出そうだ。 |
お出かけデータ | ||
やません | ||
特徴 | 伊那市駅近くにある食事処。名物のソースかつ丼は脂身多めでジューシー。ソースかつ丼以外にもラーメン、定食、デザートなどメニュー豊富。 | |
営業時間 | 10:00〜22:00 月曜定休 | |
場所 | 長野県伊那市通り町1-28 | |
連絡先 リンク |
0265-72-3030 http://saucekatsu.hp.infoseek.co.jp/tenpo/yamasen/yamasen.html |