猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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郡上八幡


 いつも通りうだうだして、10時ごろ家を出発、瀬戸、多治見を通るR248は流れも悪く、実につまらんかった。今度からは別のルートを選ぼう。さて、つまらんR248も美濃で終わりを告げ、R156に移る。R156は関より北で流れも良く、なかなか快適だ。

 おなかも空いてきたので、食事を取ることにする。訪れたのは郡上市美並町にある道の駅「美並」。ちょっと小さめの道の駅で、食事どころも小さめ。私が食べたどて煮うどん定食はその名の通り”どて煮”にうどんが入ったもので、ちょっと甘すぎたのでイマイチだった。
郡上市美並町にある、道の駅「美並」。この地域では数少ない道の駅。施設は少なめ。 道の駅美並で食べたどて鍋うどん定食。名前そのまんまで、”どて煮”にうどんが入った感じ。ちょっと甘すぎる。

 美並からは流れも良く、景色も良く、なかなか気持ちがいい。郡上には14時30分位に着いた。早々に着き、暇になったのでバイクを止め、郡上の街を観光することにした。郡上の街は何も無いかと思っていたが、なかなかレトロな建物が多く、見所がある街だった。街中を流れる吉田川沿いの景色も綺麗だ。

 街並み以上に良かったのが食品サンプル体験ができたこと。郡上八幡は食品サンプル産業が盛んで、全国シェアは7割にも達するそう。街中にはそんな食品サンプルを扱う土産物屋がちらほらある。今回、私が食品サンプル作りを体験した「さんぷる工房」もその中の一つで、宮ヶ瀬橋の袂にある人気店。

 店内には本物と見間違いそうになるほど良くできた食品サンプルを用いた磁石、ストラップなどの土産物がずらりと並び、見ているだけでも楽しい。お土産には実用性もある磁石なんかが良いかな。店の奥に行けば、実際に作っているところを見学できる。芸能人のサイン色紙もあり、京本正樹も火サスのロケで訪れたんだとか。そういえば、サスペンスが似合いそうな街でもあるな。
郡上市の中心を流れる吉田川。水が綺麗なこの川は鮎つりでにぎわう。夏には川に子供が飛び込む様が風物詩。 郡上八幡はレトロなお店がいっぱいだ。街を歩くだけでもちょっと楽しい。
さんぷる工房。料理のサンプルをかたどったお土産屋。 まるで本物みたいにリアルな磁石。お土産なら果物のサンプルが良いかな。
型で成型したシリコンに色を塗って出来上がり。うまいこと作るもんだ。 店内には京本正樹の色紙があった。火曜サスペンスロケ時に訪れたようだ。

 サンプル工房では見るだけでなく、サンプル作りを体験することもできる。所要30分、料金1000円とお手頃で、時間があったらやってると良い。サンプル体験で作るサンプルは天ぷらで誰でも割と簡単に作ることができる。作り方は、ゴムでできた具材にロウでできた衣をつけるというもの。

 まず、ぬるま湯に黄色の液体ロウを垂らし、浮かべる。そこに具材を置き、浮かんでいるロウを具材に巻きつけて、その後、沈めて、ロウの形を決める。後は冷水に沈めて完全にロウを固まらせて出来上がり。うまく作ろうと思うと難しいが、それっぽく作るだけなら簡単だ。
サンプルの手作り体験はこのようなものを用いて行う。入っているのはぬるま湯。家でもできるだろう。 まず、ゴムでできた具を3つ選ぶ。
次に色の付いたロウをぬるま湯に浮かべる。これが衣になる。 具をロウにくっつけ、ロウを具に巻きつけた後沈めて形を決める。この後、冷水につけて、ロウを固めて出来上がり。
どう?ほんもの見たいでしょ。結構簡単にできるもんです。 作っている風景。実は結構手助けがあります。

 サンプル体験をした後、再び、街中をぶらぶらする。郡上八幡は水が多い街としても有名で、街中のあちらこちらで水が出ている。路地を流れる水路もどこか街並みに調和しており、いい味出してる。また、郡上八幡は観光用に作られた街でないため、通りに生活感があるのもなんか良いところだ。
どこか懐かしい郡上の街並み。夕暮れ時にゆったりと歩くとなんだか気分が良い。

 そうそう、ちょっと耳寄り情報を一つ。郡上八幡を流れる吉田川沿いにある中河原公園は無料でキャンプができるナイススポット。吉田川のせせらぎを感じられる河川敷の綺麗な芝生の上にキャンプでき、しかも無料なので、かなりお勧めだ。近くにはトイレ、お風呂もあり、条件は良い。キャンプするには近くの天徳湯さんで用紙を記入を忘れずにすること。

 この日の夕食は「魚寅」という魚料理のお店で上うなぎ定食(鯉のあらい付き)2900円。どうしてか、無性にうなぎが食べたくなったので選んだ。うなぎは香ばしく、ぼちぼち。鯉のあらいは酢味噌で食べるあっさりしたものだが、ちょっと最後のほうはくどく感じた。クセがあるからかな。

 この日は郡上にあるYHで泊まった。ここは建物は綺麗だが、なんか、温かみにかける感じでイマイチだった。あんまりお勧めできんかな。
吉田川沿いにある中河原公園は実は無料でキャンプできるお勧めスポット。キャンプは天徳湯で書類を記入要。 この日の夕食は「魚寅」で上うなぎ蒲焼定食あらい付き。うなぎは普通、鯉の洗いは酢味噌であっさり。

 開けて翌6/17(日)は県をまたいで福井県九頭竜に行ってきた。目的は九頭竜川沿いにある荒島岳という山を登る為だ。白鳥からR158で九頭竜を目指す。県境を越え、ちょっと進むと、ワインディングが楽しい九頭竜ダム湖沿いの道となる。ダム湖には「夢のかけはし」なるつり橋がかかる。この橋は瀬戸大橋のモデルとなった橋らしいが、個人的にはそんなことどうでも良く、ただ名前の響きが気に入った。

 ワインディングが楽しいダム湖沿いの道だが、それゆえ、走り屋の姿も目立つ。かなりかっ飛ばしているので、ちょっと注意して走りたい。

広大なダム湖をせき止めている九頭竜ダムはロックフィル式のダムで、見学自由。コンクリートアーチ型のダムに比べ、高度感が無く、怖くないのが良いが、その反面、ちょっと迫力には欠けるかな。

 九頭竜ダムから福井側もずっと走り応えがあるワインディングが続く。こちらのほうが、景色も良く、楽しい。特に、道路の脇を流れる九頭竜川は深い緑に輝き、とても綺麗だ。数多く、登場するスノーシェッド(雪崩から道路を走る車を守るトンネル)も雰囲気が独特で面白い。
九頭竜ダムにかかる「夢のかけはし」。名前がいいじゃないか。 R158は九頭竜ダムの脇を走る快適なワインディング。走り屋も多い。
九頭竜ダムはロックフィル式で、面積は日本最大級である。 九頭竜ダムから福井よりは九頭竜川の流れがとても綺麗な区間で、走り、景色とも楽しめるナイススポット。

 荒島岳の登山口は勝原スキー場にあり、そこにはロッジ銀嶺という宿泊施設がある。私にとってここは親父と泊まった思い出の場所。まだあの頃は名前も銀嶺荘だったっけ。実は九頭竜川も親父と訪れた思い出の場所だ。

あの頃は九頭竜川がとても素晴しい場所に思えた。川で泳いだ時の水の冷たさと、綺麗さ、魚釣りをした時に登った岩の迫力など、すべてがとても新鮮で、素晴しいものに映った。連れてってくれた親父には感謝だ。

 今回、走りながらそんな思い出が頭に浮かんで、なんだか、少し懐かしい感じがした。そして、大人になった自分が一人で走っていることに成長したなと実感し、なんだか不思議な感じだった。

 さて、登山だが、飲み物を少ししか持って行かず、脱水症状になりかけてなかなか辛かった。やっぱ山に登るときは最低1.5リットルは持っていかんとな。

 無事下山して、往路を辿り、家へと帰る。今回もなかなか良い旅だった。
荒島岳の登山口にある銀嶺荘。私にとっては親父と供に泊まった思い出の場所。懐かしい。 荒島岳頂上。この日は水をちょっとしか持ってかず、脱水症状気味だった。水分は1.5リットルは持ってかんとな。


ツーリングデータ
道の駅美並 特徴 郡上市美並にある道の駅。道の駅が少ないR156沿いにあるので休憩などにありがたい。規模が小さいので、施設はそれなり。
営業時間 9:00〜18:00 (レストラン、売店)
連絡先
場所詳細
0575-79-3980   岐阜県郡上市美並町上田2817 →
リンク http://www.cbr.mlit.go.jp/michinoeki/syousai/gifu/g_01.html
郡上八幡 特徴 長良川上流部にある趣のある街。レトロな街並みや、いたるところで溢れる綺麗な水、街中を流れる清流吉田川の風景が魅力。徹夜で踊る郡上踊りでも有名。また、食品サンプル産業が盛んで、食品サンプルの土産物屋も多い。
場所 0575-67-0002  岐阜県郡上市八幡町   詳しい場所→ 
リンク http://www.gujohachiman.com/kanko/
九頭竜 特徴 清流九頭竜川を中心とした自然が美しい場所。九頭竜川沿いを走るR158は景色と走りを楽しめる素晴しい道路。
場所 福井県大野市   この辺です→
リンク http://www.city.ono.fukui.jp/web_ono/data03/45kankou/izumi/sight.html

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