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 愛知県三河地方は手筒花火が盛んなことで有名だが、ここ豊橋市吉田神社は手筒花火発祥の地として知られているまさに本家本元。その吉田神社で開かれる手筒花火大会は境内で400本もの手筒花火が奉納され、実に見ごたえがある。結構近くから見え、迫力も満点でとてもお勧めだ。

手筒花火が行われる吉田神社。開演前15分というのにあまり混んでいない。意外だ。 まずは神前手筒花火が行われる。このとき、最後の爆発音のあまりの迫力にびびり、シャッターが押せなかった。
大筒、乱玉に点火する際、水の字を描いてから点火する。その時台の上では「被り」と呼ばれる人が花火に着火しないよう覆いかぶさる。大変な役だ。 台にセットされる大筒は基本的には手筒と同じで、手筒よりもちょっと大きめなのが特徴。
辺りが暗くなり、手筒花火の勢いが増してきた。 2〜3本づつ、絶え間なく続く手筒花火。ちみちみしてないところがまた良い。
手筒花火の着火方法はまず、地面に置いた手筒に火をつける。火がある程度になったら水平に持ち上げ、移動。 良い位置に着いたら、筒を持ち上げ、立てる。この時火の粉が舞い散り、とても美しい。
手筒花火を持つ人は実にかっこいい。かなり熱いはずだが、微動だにせず筒を持つ。男だねぇ。 手筒花火は燃え盛る火柱の他に、最後の爆発も魅力だ。台地を揺るがす爆音と、飛び散る火柱がとても迫力だ。
綺麗に並んだ炎の柱と舞い散る火の粉。手筒花火はまさに三河が生んだ和の芸術だ。
途中で羊羹花火なるものも登場する。片手で持つ小型の筒花火をこう呼ぶんだとか。これも最後に爆発します。
乱玉はその名の通り、無数の花火が夜空に乱れ上がる。 乱玉の発射風景。絶え間なく打ち上げられる花火は規模は小さいが、近くで見るので、なかなかです。
手筒花火も佳境になると、手筒を持つ人にも一段と気合が入る。火柱も爆発もとても見事だ。 爆発の瞬間を捉えた写真だが、大丈夫かと思いたくなる爆発の炎。手筒を持つ人はかなり根性があるね。
手筒からあがる火柱は火の粉となって地面に落ちる。周りから見たら美しいが、もち手はかなり熱いだろうな。 地面に落ちる火の粉。火の粉は途中で燃え尽きることなく地面に落ちる。この光景も手筒花火ならでは。
ベテランだろうか、お互いの距離を狭め、競うように炎を上げる。表情も気合十分。 爆発時の手筒のさばきもベテランは綺麗だ。くるっと手筒を返して収める。
立ち上がる火柱と降り注ぐ無数の火の粉。豊橋手筒花火は豪快でうつくしい炎の競演。
吉田神社近くには屋台が並んでいた。結構お値打ちな値段で売られていた。 帰り際、道路を見たら、マンホールに手筒花火の絵が描いてあった。なかなか良い絵だ。


お出かけデータ
特徴 豊橋祇園祭の宵祭として行われる手筒花火。吉田神社の境内で数百本の手筒花火と、台に固定された大筒、乱玉が行われる。
料金 見学料無料。 駐車場は市内のコインパーキングを利用。
リンク http://www.bubbles.jp/gion/
場所 愛知県豊橋市関屋町  詳しい位置→
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