猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その2



しばし頂上で晴れ待ちをしていると、天気はどんどん悪くなり、やがて雨が降る始末。いやーやっとれん。そそくさと避難小屋に入って雨宿り。避難小屋には同じく雨から逃れてきた登山者でにぎわってきた。

この避難小屋、緊急時以外は宿泊禁止だそう。その割にはとても快適に寝泊まりできそうな感じだった。うーん、もったいない。
しばらくすると雨も上がってきたので、外に出て花を撮ったりして時間を潰す。いや、まだ晴れを諦めてはいないんだ。
時折、上空に晴れ間が見えるが、一瞬ですぐにまたガスに巻かれるのを繰り返す。さすがにそろそろ下らないと後の行程に響く。あと10分待って晴れなかったら下ろう。そう思っていたら、ついに晴れ間が現れた!
歓喜で走り回る。あっちを撮って、こっちを撮って、おんなじ写真ばっか撮って、やっぱ晴れが一番だ!良く待った!
しばらくすると辺りは再びガスにまかれた。じゃあ、下るか。結局、頂上には2時間もいた。今日は良く粘ったな。
下りは小田越に向かう。頂上付近は木道が整備されていた。木道は歩きやすく、整備してくれている人に感謝。
木道が終わるとやがて小田越への尾根道の分岐があった。小田越への道もまた岩の急傾斜だ。早池峰は岩の山なんだな。
一部梯子がかかっていたが、すぐ隣に普通に歩いて上り下りができる道があってそっちを通った。混んでるときはそっちの道の方が早く行けて、かつ安全で良いと思う。
急な岩場を下って行くと傾斜も緩まり、開放的な雰囲気の道になった。好きだなこの景色。
雰囲気の良い場所を過ぎると再び大岩の道となり、だんだんと木々が増えてくる。
やがて道は樹林帯へと入り、森の中を歩く。
熊が出るのだろうか、時折音を鳴らせとばかりに一斗缶とバチみたいなものがあった。初め何かと思ったよ。
木道が現れると小田越は近い。不意に目の前が開け舗装路が現れると小田越到着。シーズンオフではないが、とても静かだった。あとは舗装を30分ほど歩けば登山口の河原坊だ。
河原坊で着替えを済ませ、バイクでキャンプ場へ走ると、急に雨が降ってきた。雨は夕立のような結構な降りで途中の道路は一部川になっていた。もう少し雨が続いてたら危なかったな。

キャンプ場に戻っても強い雨は続いた。おかげでビショビショのテントを撤収する羽目になって残念だった。

でも、晴れたキャンプ場の向うには美しい早池峰の姿が見えて、最後に良い景色が味わえて良かった。早池峰、天気には苦労させられたけど、ぼちぼちな景色が見れて良かった。


その1 | その2
早池峰山 2015年8月


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