6:00過ぎにスタート。広い駐車場には結局両手の指で足りる程しか車はいない。晴天の百名山でこの空き具合、我が中部圏では考えられんな。素晴らしき東北。 | ||
駐車場からキャンプ場の中を登って行くと、5分程で本当の登山口?にたどり着く。登山届はここで出す。 | ||
今日の馬返しからのコースはこんな感じで途中から2本の登山道が並行して走る。左が旧道、右が新道。何も知らないとどっちがどうゆう道か、どっちが自分に向いているのかわからない。伸二郎も迷った。 感覚的には「新」ってついてる方がより整備されて歩きやすそうな気がするが、登りは「旧」がおすすめ。ザレているが、木々が少なく展望が良い。また残雪も少なく、道も分かり易いからだ。下りは無雪季なら新が良いらしい。旧はザレている分滑りやすいからかな? |
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お隣に似たようなコースガイドがある。「なぜ同じのを2つも?」との疑問はあったが、このガイドで気になったのはそれよりも頂上の表現。1合目、2合目・・・と来て頂上は「一升目」。確かに、1合、2合と来たら10合は一升なんだけど、なんか違和感あるな。。。 | ||
新道、旧道の選択は決めきらないまま、何となく登りだす。初めは少し下って、ちょっとキツメの登り返し。 | ||
しばらく登ると0.5合目に出る。0.5単位で刻むとはなかなか細かいな。 ここで道は二手に分かれるが、とりあえずは新道を通ることにする。 |
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新道は特に特徴なく、まー、普通な感じだった。1合で旧道と合流した後、しばらく樹林帯だったが、途中でザレた道となった。このザレを少し登ると2合目があった。 | ||
さらに登って行くと、再び樹林帯となり、2.5合目にぶつかる。ここで道はまたもや二手に分かれる。ちょっと迷ったが、とりあえず新道に行ってみることにした。 | ||
が、新道はちょっと進んだところから、一面雪に覆われた傾斜の強い樹林帯となった。道はわかり辛く、雪の重みで倒れてきた木々も多く、とても登りにくい。ずっとこれだと嫌だなと思って、引き返して、旧道を進んだ。 旧道も初めのころはえぐられた登山道に雪があり、木々の枝も邪魔くさくて歩きにくかったが、コースは明瞭だった。 |
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少し進むと道から雪が消えたりあったりとなり、3合目からは少しの間傾斜の強い雪のある道となる。傾斜は強いものの、やはりコースは分かり易く、また邪魔する枝もそれほどなく、苦にはならなかった。 積雪があった区間は長続きせず、やがて木々の無いザレた道となる。これが旧道の特徴で、これ以降しばらくザレを進む形となる。 |
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旧道は4合目手前からずっと展望が良く、振り返れば常に盛岡方面の展望が楽しめた。この日は残念ながら霞がかかっていたが、すっきり晴れていれば早池峰をはじめとした山々の景色が綺麗だろう。 | ||
しばらくザレが続いたが、一部残雪がある場所を通った。その時、右を見ると、沢を登る登山者を発見。どうやら新道を登ってきた人のようだ。 後でわかったが、新道は最初こそ道のわかり辛い急傾斜の雪面を登るが、その後は沢に出て以降はずっと沢沿いを登ってくるようだ。結局、新道がすごくキツイということはなく、どちらを選ぶかは残雪の沢を歩きたいか、残雪の無いザレた尾根を歩きたいかで決めればよいだろう。 |
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岩が多かった旧道だが、5合目を過ぎると少し岩が減ってきて、6合目近くでは岩の少ないザレでより滑りやすく、登りにはちょっと辛くなる。 | ||
そんな道をぼちぼちと進んでいけば大きな御蔵岩のある6合目となる。 | ||
6合目を過ぎると、残雪が増えてくる。傾斜はそこまできつくなく、滑落の心配は少ないが、一面の雪の中を進むので、サングラスは持っておきたい。 | ||
雪の斜面を過ぎると、祠のある7合目到着。祠はまだ営業前のようで、獅子の蓋がしてあった。ちょっと変わった蓋の形だな。。。 | ||
7合目からは傾斜も緩く、景色を楽しみながらまったりと歩いていける。 | ||
程なく立派な避難小屋の立つ8合目到着。避難小屋という名前がついているが、どうしようも無い時に避難する小屋という訳でなく、1泊1700円の半避難小屋?的なもの。右の外トイレは積雪期は使用不可で左の建物の中のものを使用する形。 | ||
小屋の中。2段ベッドならぬ3段ベッド。さぞかし混む小屋かと思いきや、ネットで見る限りそんなことも無さげ。2段でも良かった?中は綺麗で快適そうだった。 | ||
その1 | その2
岩手山 2015年5月 |