キャンプをしていた国設知床野営場からバイクに登山用具を載せ、登山口である岩尾別温泉に向け出発。昨晩降っていた雨も止んで天気はぼちぼち。 途中の道沿いではエゾシカがのんびりと食事中。人間を見て鹿が逃げないのは国設公園内ならではだな。 |
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羅臼岳の登山口はここ岩尾別温泉。登山者用の駐車場はあるみたいだが、台数が少なく、ハイシーズンは途中の道沿いに車を止めることになる。また、ホテルの駐車場と登山者用の駐車場との区別がわかりにくいのでホテルの人に駐車場を聞いたほうが良いだろう。 | ||
バイクを止め、着替えを済ませていざ出発。登山口では登山届の提出箱と登山者名簿記入ファイルがある。登山者名簿の記入も忘れずに。 | ||
登山開始からしばらくは展望のきかない急登。なかなかキツイ。 | ||
40分ほどでオホーツク展望台という場所に出て、ここからは尾根道。しかし名前とは裏腹に展望はいまいちな場所。期待させんといてほしいな。 オホーツク展望台からしばらく進むと650m岩峰なる場所に出る。この間は蟻が多く、蟻を餌にする熊の出没が多いらしい。鈴を持っている人は鈴をつけたほうが良いかな。 さて、650m岩峰あたりでようやく木々が切れ、展望が開ける。正面奥には羅臼岳の姿もチラリ。 |
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そして後ろにはオホーツクの展望。ようやく正しいオホーツク展望台に到着だな。 | ||
展望をたのしんで先に進むと、尾根をまたいで再び森の中となる。ここからしばらくは傾斜が緩く楽ちん。 | ||
途中には「弥三吉水」なる水場がある。この水場は冷たく美味しい水が豊富に出ている。羅臼岳頂上まではまだ水場があるが、水量が少ない場合が多いのでここで汲んでおくことをお勧めする。 | ||
その後もなだらかな道が続き平坦になったと思ったら極楽平到着。正面に羅臼岳が見えるナイススポットで休憩に良い場所だ。 | ||
極楽平から先は「仙人坂」と呼ばれるつづら折れの急登が続く。ここは展望もきかず、岩も多く、なかなか疲れる。 このあたりで膝の調子が悪くなる。今日は荷物も少ないので大丈夫かと思っていたのに。サポーターを忘れてきたのがいかんかったかな。。。 膝はだんだんと痛みが増してきて、銀冷水まで来たところで少し休憩して考え込む。 ここの標高は1000mちょっと。頂上まではあと600mも登らなければならない。まだまだ先は長い。頑張って頂上に着いたとしても膝がやられていては1400mほどの長い下りを無事にたどり着けるだろうか? ウダウダ悩んだが、下りは多少膝が痛くても時間をかければ大丈夫と考えて、登りで行けそうなところまで行くことにした。 水分を補給して湿布を張って再出発。もってくれよ。。。 |
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そうそう、羅臼岳は水場の近くに携帯トイレ用の小さなテントがある。この中は特に何もなく、持参した携帯トイレをこの中で使うための場所だ。ここなら周りに見られることなく、トイレができるというわけ。 羅臼岳にはトイレが無いので携帯トイレを必ず持参し、登山道を汚物で汚すことは絶対に避けること。 |
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つらい急登を終えると、視界が開け、目の前に急な涸れ沢が見えるようになる。ここが大沢入口で、ここからは沢沿いを歩く。 しっかし、なかなかの急登ですな。。。 |
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その1 | その2
羅臼岳 2010年8月 |