朝、テントを出るとスカッとした青空が広がっていた。今日は行ける。テントを出て、バイクのエンジンをかける。 今日の登山口である見返台園地まではバイクで行く。 |
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見返台園地につくと着替えを済ませ、記念に利尻岳を撮っておこうと一枚パシャリ。うーん、きわめて逆光だ。朝はダメだな。。。 | ||
着替えを済ませ、登山開始。登山口には落石の恐れがある「親不知小不知」に対する注意の呼びかけがあった。まー、気をつけますわ。 | ||
登山口からしばらくは展望の利かない登り。それだけなら良いのだが、この区間はなかなか厄介だ。それは地面がとても滑りやすいのだ。 日差しがあたらず乾燥しづらく、窪地になっている為水も溜まりやすく、そして何よりも粘土質でとても滑りやすい。 この区間は2度と登りたくないな。 |
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スベスベ登山道と格闘しながら登って行くとやがてハイマツ帯に出る。このあたりからようやくスベスベとオサラバ。 同時に西側の展望が開けてくる。テントを張った沓形の町や海が美しい。 |
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このあたりから高山植物の姿も目立ってくる。利尻岳はとても高山植物が多く、綺麗な場所が多かった。意外だ。 | ||
利尻岳には山小屋が無い。それは登山ルートにトイレが無いことも意味する。 登山者にとって辛いことは幾つかあるが、トイレが無いのはその中でもかなり辛いことだ。 しかし、垂れ流しは環境に悪い&登山ルートが臭くてイカンので用を済ませやすいように辺りから見えない「携帯トイレスペース」が設置されている。 利尻岳に登る人はぜひ茂みでひっそり埋めることをせず、携帯トイレを持参して使うようにしましょう。 |
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さて、携帯トイレスペースにもなっている避難小屋を過ぎると、ダケカンバ帯の小ピークへの登りとなる。ピークまでは傾斜も緩く、展望もあって快適だ。 | ||
小ピークを過ぎるとヤセ尾根である馬の背に取り付く。馬の背はヤセてはいるが特に危険な場所はなく、キツクなった傾斜をひたすら登る形だ。 | ||
急傾斜の登山道を登りきると開けた場所に出て、眼前に利尻岳の迫力ある岩壁が迫ってくる。ここが三眺山だ。 ここから見る利尻岳は麓から見る端整な印象ではなく、とにかく荒々しい。この荒々しい利尻岳は今回登った沓形コースからしか見れず、こっちから登って良かったと実感。良い眺めじゃ。 |
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