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みずがき山 '05年10月

 2004年7月25日に長野県・四阿山(あずまやさん)に登ってきた。四阿山はスキー場や夏季スポーツ合宿で有名な菅平高原にある。ゆったりとした山容で、登山道も急な岩場などは無い。登山道には高山植物が多く見られる。四阿山の隣にある根子岳は花の百名山であり、高山植物が豊富。
標高 2354m
場所 長野県上田市、群馬県嬬恋村
難易度 中級
予想時間 5時間30分
標高差 760m (登山口:1594m、 頂上:2354m)
距離 10km


 @菅平牧場事務所より舗装路を歩き、菅平牧場脇の登山口より登山開始。始めは牧場脇を緩やかに登る。このあたりは高山植物が多く、きれいだ。やがて、牧場を離れ、白樺の森の中へ入っていく。しばらく行くと沢があり、それを渡ると次第に傾斜が強まってくる。
 さらに進んでいくと、登山道は笹で覆われ、笹の根っこにより少し登り辛くなる。笹で覆われたとこ、覆われてないとこを何度か繰り返す形で登っていく。この区間は傾斜が強く、また眺望もあまり無いためきつい。
菅平牧場にある登山口。このあたりは高山植物豊富。
白樺の森の中へ。菅平牧場から四阿山への登山道は白樺が多い。 しばらく行くと部分部分で笹に覆われる。笹の根っこで登りにくい。

 急な登山道を登っていくと、なだらかで開放的な場所にでる。このあたりは高山植物の群生地で色とりどりの花が咲いている。この日はあまり天気がよくなく、展望がなかった為、高山植物が多く見られたのはとても良かった。その中で知ってるものを3つほど紹介。
コオニユリ。花の形が特徴的。 ヤマホタルブクロ。花が大きく立派。 ノアザミ。アザミはどこでも目にし、どこでもきれいに感じる。

 坂を上ると、A小四阿より尾根上を行く形となり、展望が開けてくる。ただし、この日は雲により景色はイマイチだった。尾根上にも高山植物が生えており、その花を見ながら登れたのが救いだった。
 登ったり少し下ったりしながら進んでいくと、B中四阿に着く。そこからはいったん下り、最後のきつーい登りが登場。バテながらも前に前に進むと、傾斜が緩やかになり、展望が開けたところに出る。ここで、根子岳からの登山道と合流する。
 ここから四阿山方面へ進むと、木道が現れ、木道を登りきり、すこし行ったところでC四阿山頂上到着。頂上からは浅間山、白根山、北アルプスなどが見えるはずだったが、見えたのは迫り来る積乱雲のみ。残念だ。
尾根筋に出たあたりで、四阿山が見えた。まだ結構あるな。 尾根上の道は開放感にあふれる。しかし、曇っているため展望は無し。高山植物が見れたのが救い。
中四阿山頂上より最後の登りを望む。キツそうだ。 根子岳からの登山道との合流部。ガスだらけ。
頂上直下の木道を行く。なんでここだけ木道なんだ? 四阿山頂上。頂上の碑がいくつかあって紛らわしい。どれか一つに統一し、後は撤去すべきだ。
 四阿山の次は隣の根子岳を目指す。根子岳への道は急な下りから始まる。森の中の急傾斜を下っていくと、先ほど頂上から見えていた積乱雲がぶつかったらしく、雷が落ちまくる。どどーん、どどーんという雷の中、恐れをなした私は登山道でしばし立ち止まる。
 やっとこさ雷が遠くなったので、再び歩き出す。雨で登山道はとても状態が悪い。下りきると、笹野原広がるD鞍部に出る。ここから根子岳までは笹の中の道だ。展望の良い笹の道を進んでいくと程なくE根子岳頂上に着く。
 根子岳からは先ほど登った四阿山の眺めが良かった。また、花の100名山に名を連ねているだけあり、高山植物が豊富できれいだった。
根子岳への道は森の中の下り。始めのうちは傾斜がきつい。
四阿山から根子岳への鞍部は笹野原。とても開放的だ。 根子岳への道の途中から四阿山を望む。
根子岳頂上。後ろの山は四阿山。根子岳頂上は広々としていて気持ちがいい。
根子岳から菅平牧場を目指す。ここからしばらくは展望の良い笹の原を進む。登山道は小石が多い。 途中から土部分が多くなり、雨でぬかるんだ道で何度かコケた。ここでも高山植物は豊富。

 さらにずんずん進んでいくと、またもや雷雲直撃で、雷が落ちまくる。恐ろしくて傘もさせず進んでは立ち止まりを繰り返し、命からがら菅平牧場到着。
 牧場管理事務所で、寒さに震ってたところ、事務所の人が部屋に招いてくれ、ストーブも焚いてくれた。事務所のおじさん、どうもありがとう。

登山データ
登山マップ
断面図
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平16総使、第584号)
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