8/12(土) | - | 自宅 → 草津天狗山第一駐車場(車中泊) |
8/13(日) | 曇り | ロープウェー山麓駅 → 富貴原の池 → 本白根山展望所 → 清水沢コース → ロープウェー山麓駅 |
草津白根山は10年以上も前からバイクで直ぐ近くを幾度となく訪れているが、一度も登ったことが無い。国道が頂上のすぐ近くを走っているのでなんだか百名山という実感がないからだ。湯釜には3度訪れてるんだけどね。 しかし、登ってみなければ魅力は分からないのでとりあえず登ることに。登山らしさとより山を感じる為、登山口はロープウェー山麓にして、ぐるりと回ることにした。 |
骨折してからお盆までにまともに山に登れなかったが、ジョギングではぼちぼちスピードが出てきたため、標高差1000m以下の山ならいけるだろうと考えて山を選ぶ。百名山を進めたくて、残ってる山で標高差の少ない草津白根山を選んだ。 気になるのは天気。晴れ予報の日が無い。良くて曇り時々晴れ。しかも予報には「湿った空気と気圧の谷の影響で」といういかにも山がガスりそうな文言が書いてある。これは非常に厳しそうだ。 しかし、予報はあくまで予報。良い方向に外れることもあるさと言い聞かせ出発。一日かかって草津に着いたときは星も少し見えていた。行けるかもしれない。 8/13 空は曇っていたが、まだ遠くの景色も見える。ロープウェー駐車場に着き、準備をする。 山には雲が少しかかっている。嫌だなと思っているとウンコ波が到来。トイレを探すが、見つからない。それもそのはず、地図にあるトイレマークはロープウェー建物内のもの。ロープウェー営業前のこの時間は利用できないのだ。 これはいかん。草津の駐車場に戻るのが早いが、雲がかかってきてるから、天気のマシなうちに頂上駐車場から短時間で登って済ませようと頂上駐車場に向けて車を走らせる。 しかし、途中で見る景色の移り変わりが素晴らしく、 「この登山は途中の景色の移り変わりを楽しむものだ、頂上だけではいかん」 とやっぱり下から登るため引き返す。 結局、草津の駐車場に行き、トイレを済ませ、ロープウェー駐車場に戻った。その間に雲がさらにかかってイマイチな状況に。俺らしい。。。 まー、気を取り直して行きますか。 |
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登山道の入り口はロープウェー山麓駅の前を通る道路を少しだけ山頂側へ進んだ脇にある。 | ||
登山道に入るとすぐに殺生河原という火山ガス地帯になる。天気は曇り空&ガスで遠くの景色は皆無だったが、近くに景色でも変化があってそれなりに楽しめた。 | ||
殺生河原の脇を通り登っていくと少し背丈の高い笹の道となる。笹は所々登山道に覆いかぶさっており、それほど手入れが行き届いてない感じ。ここを利用する人はそれほど多くないんだな。 | ||
笹の道が終わると森の中に入る。湿っぽい登山道は所々急な傾斜もあり、泥が着きやすい。このコースはスパッツあった方が良いな。 | ||
森の中の急登を終えると、緩やかな笹の道となり、やがて小さな湿地帯に着く。ここが富貴原の池だ。登山道は他に人がおらず、とても静かだった。 | ||
富貴原の池を過ぎると急傾斜の尾根道となるが、長くは続かない。 | ||
急傾斜が終わると平坦なトラバースとなり、程なく頂上P&ロープウェー登山客の道と合流。一気に登山者が増え、賑わしくなる。やっぱ下から登る人は少数派なんだな。 | ||
道もとても整備されてたのもになる。木の階段や木道など、歩きやすい。 | ||
急傾斜に息を切らしながら登っていくと、木々の間からうっすら青空らしきものが見える。さらに登っていくと視界が開け、目の前に青空が広がった!何度も何度もガッツポーズをしていい気分で頂上に向かう。 | ||
が、晴れたのは一瞬で、あえなくガスの頂上。いや、頂上でなく、展望所か。草津白根山の頂上は火山ガスが発生しているため、立ち入りが禁止されている。その為、登山道の頂上というか、目指す場所はこの展望所になっている。これも草津白根山に登る気になれなかった一つの理由。 | ||
ガスで視界が無いのはがっかりだが、たまに少しガスが晴れて渋峠方面が見えるし、 | ||
コマクサも綺麗だったので、少しは救われた。展望所周辺はコマクサの群落があり、結構咲いていた。もう少し早い時期だと一番良いかな。 | ||
頂上で晴れ待ちを兼ねて食事休憩。しかし、今年のお盆の天気は異常だ。低気圧に挟まれて、その低気圧が「ほとんど停滞」ってどうゆうことよ?嫌がらせもいいとこだ。こんな天気は今年だけにしてほしいね。 | ||
さて、1時間程度晴れ待ちをしたが、ガスが切れる気配が無いので下山にかかる。木道を下りていき、万座温泉からの道との分岐をロープウェー方面に行き、火口壁の内側をトラバースする道を進む。 | ||
火口壁から出ると、樹林帯の道となる。平坦で歩きやすい。 | ||
さらに進むと下りとなり、やがてスキー場にぶつかる。そのまままっすぐ進むとロープウェー山頂駅だ。 | ||
ロープウェー山頂駅でちょっと休み、地図で下山路を確認する。地図だといったんリフト位まで戻ってトラバースの道を行く形だが、 | ||
ふとスキー場を見ると、コース内にしっかりした踏み跡がある。 | ||
どうも地図にピンク実線で示したようにスキー場内を歩いて行く方が、分かりやすくショートカットにもなり良さそうだ。 | ||
そう思ってたら道しるべ発見。やっぱ清水沢へのコースだったんだ。 | ||
なお、実際のコースは清水沢上部のトラバースルート(×で示した区間)に合流せず、点線のコースを行っていた。清水沢上部トラバースルートへの道しるべも見当たらなかったし、今はあまり使われず、スキー場内を歩いた今回の実線→点線コースがメインなのかな。地図を直してほしいね。 | ||
スキー場内を下っていくと、すぐ下のような分岐があるので、右の林道のようなほうに行く。以降は林道のような、狭いスキーコースのようなとこを通って行く。 | ||
するとようやくスキーコースらしくなった場所で、黒いものを発見する。 。。。クマっぽいな。いや、カモシカも黒いしな、カモシカかな? |
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。。。とりあえず、手を叩いてみるか。 。。。気づいたけど動かないね。 。。。やっぱクマっぽいな。小さいから子熊かな。 子熊だとしたらもし近くに母親がいたら、怒っててかなり危険なパターンかな。。。 道もちょうど狭くなってるし、ちょっと嫌な雰囲気だね。。。 。。。まー、静かに通過するしかないか。。。 あれ、近づいたら少し離れていくぞ。 あー、やっぱりクマっぽいね。ズームするとわかるね。ごめんね、じゃまして。 静かに通るから許してね。 |
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結局、近づいたら森の中へ逃げてしまった。草津白根山、とても人気の場所だが、清水沢コースは本当に利用者が少なくて静かなんだな。景色も見えず、がっかりしてたけど、クマちゃんに会えてなんだか幸せな気分になった。ありがとね。 清水沢コースはその名の通り沢を行く。時折火山ガスっぽいにおいがするのだが、V字形状でガスは溜まりやすそうで、エスケープもできない為、ちょっと嫌らしい感じだった。 景色自体は変化があって面白かったんだけどね。 |
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1、2回車道に出るが、ずっと同じような沢沿いの道を行くと程なくロープウェー山麓駅に着く。 | ||
天気はイマイチだったけど、素敵な出会いもあってそれなりに満足。上部からの景色は楽しめなかったので天気の良い日にまた来よう。その時は頂上駐車場からサクッと登って済ませようかな。 |
概略 | 最大標高差:600m、 体力度:小、技術的難易度:易 ・ロープウェー山麓駅のトイレは営業時間外使用不可。 ・清水沢ルートはペイントもなく、踏み跡も不明瞭なので、地図をよく見て進む。 また、上部は本文に示す通り地図記載でなくゲレンデを通るルートが明確で良い。 ・山頂付近の景色を楽しむだけなら頂上(湯釜)駐車場を利用してピストンが良い。 |
ルート |
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服 | アンダーシャツ | THE NORTH FACE S/Sエンデューロクルー | ||
シャツ | THE NORTH FACE ダクロンQDコットンシャツ | |||
ミッドレイヤー(その1) | 無し | |||
ミッドレイヤー(その2) | 無し | |||
アウター(トップ) | カッパ(THE NORTH FACE Moutain RAINTEX) | |||
パンツ | mont-bell ジオラインL.W.トランクス | |||
スパッツ(インナー) | CW-X スタビライクスロング | |||
ズボン | mizuno 初夏用 | |||
ミッドレイヤー(ボトム) | 無し | |||
アウター(ボトム) | 無し | |||
靴下 | キャラバン RLソックス HGアンダーカーフ | |||
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靴 | 靴 | La Sportiva Pamir GTX 40.5 | ||
スパッツ(アウター) | mont-bell ショートスパッツ | |||
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行動時 の服装 |
上 | アンダーシャツ+シャツ(休憩時) | ||
下 | パンツ+スパッツ(アウター) | |||
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