11時15分、朴の木平バスターミナルに着く。乗鞍行きバスは30分に1本出ていた。ここから乗鞍までは片道45分。今は一般車通行止となった乗鞍スカイラインを通って行く。バスターミナルは晴れており、山のほうはちょっと曇がかかっていたが、じき晴れるだろうと思い、11時30分のバスに乗り込む。 バスはクネクネした道をのろのろと進み標高を上げていく。穂高の方は雲がかかってるなーと思っていたら、こちらも同じであっという間に雲の中に入ってしまった。景色が見えなくなったので、しばらく寝ていたが、起きても景色は見えず。結局、終点畳平はガッポリガスの中だった。 |
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朴の木平バスターミナル。ここは良く晴れてたんだが。。。 | 畳平はガッポリ雲の中。何も見えん。 |
気を取り直して登山を開始する。駐車場からお花畑への階段を降り、ガスの中を進むが、既に時期が遅く、お花は無し。こんな日には花があるとありがたかったんだが。お花畑を過ぎて、階段を登り切ると、砂利の道路に出る。ここから肩の小屋までは砂利道を歩くことになる。 コロナ観測所への分岐を剣ヶ峰方面へ進むとやがて肩の小屋が見えてくる。ここは軽食とみやげ物の店がある。寒い日はここの麺類が助かりそう。 |
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畳平駐車場より、階段を降りる。この先、お花畑への分岐があるが、時期が遅くパス。 | 肩の小屋までは砂利道を進む。平坦で楽チン。 |
摩利支天岳の脇を歩いていく。左は雪渓が広がるはずだが、今年は猛暑だったため雪渓無し。 | やがて肩の小屋が見えてきた。砂利道はここまで。ここから先はようやく登山らしくなる。 |
肩の小屋を過ぎると乾いた砂と、岩がごろごろした滑り易い斜面となる。ここが乗鞍で一番キツイ部分で、足への負担がたまる。この先道を登り切ると後はそれほどえらくないので、休憩をしっかり取りながら確実に進もう。ここで一瞬雲が取れ景色が見えたが、またすぐにガスった。 滑り易い斜面を進むとやがて岩がごろごろした急斜面に入る。急斜面をつづらになり登るとやがて蚕玉岳に着く。この辺からは尾根上を進む形となり、ガスや風はより強いものとなった。さすがに3000m級の山、とても寒い。何もつけてない手はじっとしてるとしびれてきてしまう。手袋をもってくれば良かったかな。 |
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肩の小屋からはやっと登山らしくなる。 | しばらく滑り易い斜面を登る。ここが一番疲れる。 |
一瞬覗いた晴れ間。このまま晴れると思ったんだが。。。 | すぐにまたガスった。尾根上のこの辺りは風が強い。 |
強風と視界の悪さに耐え、えんやこらと登ると頂上に着いた。やはり頂上もガスの中で視界はなかった。とりあえず、山頂ので写真を撮った後、乗鞍本宮でおみくじを買う。出てきたのは大吉。こりゃいけると思い、晴れてくるのを待つが結局晴れてこなかった。無念だ。 この後、あきらめて下山を始める。相変わらずのガスの中を進んで、駐車場まで戻ってくる。まだ昼飯を食べていなかったので、食べようとレストランに入るとなんともう終わってるではないか。飛騨牛ステーキ定食食べたかったのに。まだ3時前というのに、早すぎるぜ乗鞍。 この日は失意のままバスに乗り込み、長野県に渡りキャンプ場で宿泊した。 |
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乗鞍岳最高峰剣ヶ峰山頂。景色は見えず。 | 大吉!この後晴れることを確信してたんだが。。。 |
やっぱりガスは取れず。まっしろけっけ。 | このレストランで飛騨牛を味わう予定だったんだが。。。 |