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2日目その2

 休憩を終え、斜面を登りだす。ここは昨日と変わらず、滑り易く疲れる。しかし、実は昨日と今日では靴が違う。昨日は普通の靴を履いていたが、今日はトレッキングシューズ。グリップ力、衝撃吸収力が全然違う。普通の靴でも登れるが、やっぱり登山にはトレッキングシューズ以上の靴が良い。そのほうが疲れが少ないので。
 しばらく滑り易い斜面を登ると岩がごろごろした急坂になり、つづら折れになりながら進む。ここは岩の上を歩く形で砂の上より滑らないので先ほどよりは疲れない。つづらを登り終え、再び滑り易い砂地を登ると蚕玉岳山頂に着く。ここから剣ヶ峰頂上はすぐそこだ。
肩の小屋から剣ヶ峰への道を進みだす。 しばらくは傾斜の急な砂地を登る。この辺りは滑り易く、えらい。適度に休憩を挟んで確実に登る。
急傾斜の岩場をつづらに登る。 蚕玉岳より剣ヶ峰を望む。頂上はすぐそこだ。

 頂上直下の坂道を登りきると青空広がる頂上に着いた。頂上裏の祠の前にはじっさんばっさんの登山グループが休憩をしていた。いやー、高齢者は元気だね。この後、昨日は何も見えなかった頂上の碑の前で記念写真を撮る。今日は御岳まで見えてよろし。
頂上の祠前には高齢者登山グループがいた。高齢者は元気だね。 昨日は何も見えなかった頂上の碑の後ろには大日岳、その後ろに雲に隠れた御岳が見えた。
 頂上からは360度の展望が広がる。北は笠ヶ岳、穂高連峰が、東は八ヶ岳や中央アルプス、南には南アルプス、御岳、西は眼下に権現池、その向こうに奥美濃の山々が見えた。一時間ちょっとの登山でこれだけの景色が望めるのは乗鞍ならでは。
 しばらく景色に酔いしれる。今日は山を降りたくないな。。。
今日は良くはやっているな。閑散としてた昨日とは大違い。
頂上からは素晴らしい景色が広がっていた。これだけの景色が1時間ちょっとで得られるのは乗鞍ならでは。
頂上から西、北方面の眺望。↑クリックしたら拡大写真を表示します。
頂上から東、南の眺望。↑クリックしたら拡大写真を表示します。

 ちょっと名残惜しい気持ちで下山を始める。今日は天気がいいのと靴がいいので、下りはいい気になり飛ばす。するとちょうど岩場のところでカメラを落としてしまった。カメラは岩の上をゴロゴロと激しく転がり、やがて止まった。この出来事でこれまでのいい気分が全て吹っ飛んでしまった。幸い、レンズは割れてなく、ためし撮りした限りでは異常は無いようだ。(家に帰り、パソコンで画面を見ると、落下以降で微妙にピントが合っていないのが少し気になる。壊れてなければ良いのだが。。。)
 凹みながら畳平に向かい歩いていると、富士見岳なる山への道を発見。疲れがたまっていなかったので登る。名前に反して富士は見えなかったが、畳平とその向こうのスカイラインの様子が見えた。また、ちょっと高い位置からの剣ヶ峰の景色も見えた。
 この後、畳平にもどり、昨日食べれなかった飛騨牛ステーキ定食を食べる。ステーキはとてもやわらかく、ジューシーで美味しかった。なかなか満足だ。さらに、郵便局がある一万尺で木の板のはがきを出し、帰りのバスに乗り込んだ。
 カメラは落としたが、素晴らしい景色と美味しい食事を楽しめた今回の登山はとても満足だ。軽い登山でよい景色が望める乗鞍はホントにおすすめ。 
富士見岳への登山口。頂上はここから10分程度。 富士見岳山頂より剣ヶ峰を望む。
ここでは乗鞍の消印のついたはがきが出せる。 昨日食べられなかった飛騨牛ステーキ定食2000円也。
ステーキは肉が柔らかくて美味しかった。味付けは朴葉味噌。



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