猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その1



この土日で行く場所がなかなか思い当たらなかった。金曜の帰宅が遅くなり、やる気もなくなったので、土曜は諦め、日曜日帰り決定。

日帰りでどこいこう?やっぱり八ヶ岳か?でも雪もまだ少なそうだし、新鮮味に欠ける。

あれやこれやとネットで調べていると、燕岳へ至る県道がまだ通れることを知った。雪の季節に燕行ったことないし、行ってみるかと行先決定。

11/24
のんびりと高速を走り、19:30に梓川SA到着。夕食はレストランで「信州サーモン丼 1180円」にした。サーモンと言っているが、ニジマスとブラウントラウトとの交配種で鮭とは異なる。

が、味はサーモンにとても似ている。臭みは少なく、美味しい。おすすめ。
夕食を食べながら車中泊場所について悩んでいた。

中房温泉登山者駐車場で泊まれば朝4:00起きで良いが、トイレが駐車場に無い。今日の昼は辛いもの食べたし、もし下痢にでもなったら心配だ。

このまま梓川SAに泊まればトイレもコンビニもあるし快適だが、登山口まで車で1時間かかるので、朝は3:00起きだ。今から寝れば睡眠時間は十分だが本当に起きれるのか?

しばし悩んだが、やっぱりトイレがあるほうが良いので、梓川SAで車中泊決定。念入りにアラームをセットし就寝。おやすみのすけ。。。


11/25
無事3:00起床成功。
3:30にSAを出発し、中房温泉登山者駐車場に4:20到着。珍しく予定通り。

着替えを済ませ、5:00にヘッドランプを灯して登山開始。
まずは駐車場から登山口まで車道歩き。歩きながら空を眺めると、満点の星空。今日は朝から晴天が期待できそうだ。

10分ほど歩くと登山口到着。登山ポストに登山届を出して暗い登山道を歩き始めた。
合戦尾根を歩くのはかれこれ3度目。道自体はとてもわかりやすくて迷うことはない。登山道の雪は登山口から5分も登らないうちから現れた。圧雪状態だが、凍結しているところはほとんどなく、歩きやすい。
急傾斜を淡々と歩いていくと第1ベンチ到着。少し休憩し、再び歩いていくと、第2ベンチ手前で空の色が漆黒から群青色に変わりだした。夜明けが近い。
第2ベンチではかわいらしい雪だるまがお出迎え。久しぶりに冬期登山靴を履いての登山だが、調子は良い。荷物も軽いし、足がつることなく登っていけそうだ。
相変わらず続く急登を淡々と登って行くと空はさらに明るくなり、木々の間から大天井方面の様子が見えてきた。稜線はもう結構雪があるようだ。
第3ベンチ手前から足が滑るようになったので、久しぶりのアイゼン装着。杖代わりのピッケルも装備し、再び登山道を進む。
遠くの山々や木々にオレンジ色の光が指して夜が明けたことがわかった。木々の間から見ると柔らかな朝日が八ヶ岳と安曇野を照らしていた。雲一つない素晴らしい晴天だ。
登山道は相変わらずの急登だが、良く圧雪された雪でアイゼン歩行が楽だ。もしもの為にワカンを持ってきたが日曜日帰りには不要だったようだ。
続く急登に少しバテてきたところで富士見ベンチ到着。その名の通り、富士が見える。
富士見ベンチ付近からは木々の切れ間が多くなり、大天井方面の白い稜線がやる気を盛り立てる。早く稜線に登りたい。
景色を見ながら進んでいくと、合戦小屋に着いた。合戦小屋はすでに営業が終わっていたが、トイレが開放されており、利用させてもらった。ありがたい。
小屋脇にはテントが3張。昨日稜線まで登れなかったのか、トイレもあって木々に囲まれた安心感に惹かれたのか。燕山荘でなく、ここでのテン泊もありだなぁ。


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燕岳 2012年11月

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