猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その2



テン場からちょいと歩けば蝶ヶ岳頂上。頂上の碑はいつの間にやらずいぶんきれいになったもんだ。
大滝山越しには富士の姿も。空は白いが、空気は程々に澄んでいるようだ。
正面には槍穂の稜線。蝶ヶ岳の魅力と言えばなんといってもこの展望だろう。この時期の槍穂も空いていて良さそうだ。来年あたり一度行ってみようかな。
視線を左に移せば上高地の谷の向うに霞ヶ岳、焼岳。深い谷の景観が結構かっこいい。
さらに視線を左に移すと、ハイマツの緑の向うに残雪の乗鞍岳。この日の一番の景色。美しさと荒々しさを持った景色が素敵だ。
少し移動して瞑想の丘に行くと常念への縦走路が綺麗だ。もう1日天気が持てば常念まで歩いても良いかな。
縦走路と槍。蝶槍までの縦走路は槍を眺めながらの快適歩き。暇があれば蝶槍までピストンして景色を楽しむのも良いかな。
常念の右には遠く妙高、火打ちの姿。この時期の妙高はまだ残雪が豊富なんだろうな。いつかバックカントリーで行ってみたいエリアだ。
テン場の近くでのんびりしていたら荷揚げのヘリが飛んできた。とてもてきぱきと作業して見ている間だけで2,3往復していた。仕事が早いですな。
稜線からの景色を十分に楽しんだ後、下山開始。

急傾斜の雪面に想像以上に苦戦。いやー、こんなにダガーポジション使ったのは初めてかも。とにかく、急傾斜が長い。
そして登山道が歩きにくい。雪の重みで倒れた木々がルートをふさいで何度も迂回(っていってもさらに傾斜がきついんだけどね。。。)しなくちゃならんくて大変だった。

ホント、この時期に蝶ヶ岳に行く人は気合を入れて行くべし。
まめうち平まで来るともう雪は無く、あとは淡々と登山口へと下る。

初めてこの時期に訪れた蝶ヶ岳、想像以上にハードだったが、人も少なく景色も綺麗で良かった。装備をちゃんとし、余裕を持った計画が組めるなら、この時期の蝶ヶ岳はお勧めですぞ。


その1 | その2
蝶ヶ岳 2013年6月

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