11/15(日) | - | 自宅 → 乗鞍スキー場P(車中泊) |
11/16(日) | 晴れ →薄曇り |
中尾温泉 → 中尾峠 → 焼岳 → 中尾峠 → 中尾温泉 → 自宅 |
中尾温泉からの焼岳は他のコースに比べ標高差があることから他より人がずっと少ない。コースは急登が多く、結構疲れるが、とても静かなのが良い。また、新中の湯ルートへのアクセス道路が冬季通行止めとなる季節にも中尾温泉ルートは登山口がアクセスできるので冬期は良いかも。 稜線までは急登続きで展望もそれ程良くないが、稜線からは展望の開けた気持ちの良い道が続く。 |
11/15 実は今回は焼岳でなく、三本滝から乗鞍に登ろうと思っていた。しかし、24:30に着いた乗鞍ではまさかの冬季通行止め。三本滝まで行くことはできず、途方に暮れる。 今年は異例の雪の少なさで、道路も通行できるようだったが、スケジュール通り通行止めは行われるんだな。もう時間も遅いのでとりあえずここで寝て明日焼岳にでも行くことにする。 |
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11/16 7:00起床。抜けるような快晴。見上げた先には真っ青な空にそびえる乗鞍の頂上。こんなに日にあの頂に立てていたらなーと悔しがるが、仕方なし。焼岳に向けて移動を開始する。 |
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新中の湯に向けて走って行くと、残念ながらアクセスルートは冬季通行止め。うーん、やっぱりか。かくなる上は中尾温泉からと考えるが、既に8:00を過ぎてる。今から行って時間のかかる中尾温泉から頂上にたどり着けるるのだろうか? 帰ろうかとスーパー悩んだが、ここまで来てとんぼ返りはもったいなさすぎる。途中まで登って行けそうだったらそのまま行って、ダメなら引き上げることにして、とりあえず中尾温泉まで行く。 登山口Pには1台の車も無く、さみしい限り。静かな登山は好きだが、初めてのコースは誰もいないとちょっと不安になる。まー、普通のルートだし、大丈夫だろう。着替えを済ませ、9:10登山開始。 |
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始めは舗装路を歩いていく。道中には噴気を勢いよく吹き出す箇所が幾つか。さすが活火山の麓、温泉が活発だ。 | ||
林道はやがて未舗装となり、歩き始めてから15分ほどで登山口の看板があり、林道を離れて登山道となる。登山道は初め急登だが、途中少し緩くなる。やがて再び林道にぶつかると、またしても登山口の看板。どうやらもともとはここまで林道を歩いて来るルートが主流だったようだ。 さらに進んでいくと再び急登となる。展望も無く、我慢の登りが続く。 |
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途中、白水の滝なるものの展望箇所があったが、遠くてイマイチ迫力無し。さらに急登を進んでいくと長いトラバースとなる。どうやらここが「鍋助横手」のようだ。 | ||
鍋助横手の終盤ではちょっと展望が開け、笠ヶ岳が望めた。相変わらず素敵な山だ。 | ||
鍋助横手を終えると道は再び急登となる。だんだんと疲れてきたが、時折見える笠ヶ岳に励まされながら着実に登って行く。 | ||
すると道が平坦となり、雨量レーダーが現れた。おやっと思って進んでいくと左に鳥居が現れた。どうやらここが秀綱神社のようだ。まだ、10:50、かなり良いペースだ。これなら頂上に行けそうだ。 | ||
秀綱神社から少し進むと道は焼岳小屋(新中尾峠)と焼岳方面(旧中尾峠)に分かれる。これを焼岳方面へ。 | ||
しばらくは樹林帯が続くがやがて木々が少なくなり、尾根に着いた。背後にはずっと励ましてくれた笠ヶ岳とその右には西尾根まで続く稜線が見渡せた。ちょっと薄雲が増えてきたが、まーまーの景観だ。 | ||
行く先にはどどーんと聳える焼岳の北壁。頂上は近く見えるけど、ここからがきついんだよな。 | ||
東を見れば上高地の谷の向うに霞沢岳の迫力ある山容。左奥には前穂の姿も見える。上高地はすっかり静まり返っているようだった。 | ||
急登を登って行くと背後に槍穂の姿が広がった。まだ全然雪が無い。11月も中旬というのに、今年は本当に暖冬なんだな。 | ||
さて、完全に曇ってしまう前に何としても頂上へ、と頑張って登って行くが、一向に頂上が近づかない。御嶽もそうだが、初めから頂上がハッキリ見えてると、実際には遠くても近くに感じてしまい、そのギャップと景色の変化の無さにいつも以上に疲れるんだよな。さらに滑りやすい地質。ふくらはぎキツイ。。。 | ||
後半はバテバテだったが、なんとか頂上到着。頂上はほかに誰もおらず独占。風向きの影響か、噴気量が増えているのか、やたらと硫黄臭い。頂上の碑も心なしか腐食が激しいような。御嶽の件もあり、ちょっと心が落ち着かないなぁ。。。 | ||
まー、とりあえず景色でも楽しみますか。 東には霞沢岳が大きい。霞沢岳に登ることあるのかなぁ? |
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西には笠ヶ岳。高校とかの地理で出てきて様な地層っぽい山肌。ちょっと面白い。今日は一日ありがとね。 | ||
直下には迫力ある火口。火口湖が緑色なのは実に火山っぽい。 | ||
遠くには中央アルプスと南アルプス。あっちも雪が全然ない。この写真では分からないが、富士も頭が少しだけ見えた。快晴では無かったが、ボチボチな景観だ。 | ||
南には登れなかった乗鞍。今度は冬に会いに行くよ。 | ||
ガス臭く、風も強かった頂上を後に、鞍部から少し下った風裏で昼飯。槍穂を見ながらの食事は気持ちが良かった。 | ||
お腹も満たされたところで下山。登りも下りも誰にも会わず、実に静かな山行だった。中尾温泉からの焼岳、高低差はあるが、静かな登山を好む人にはお勧めだ。 |
概略 | 最大標高差:1282m、 体力度:中、技術的難易度:易 ・尾根までは樹林帯の急登。展望も少なく我慢の登山。 ・中尾峠からは滑りやすい急登を登る。落石、噴気注意。 ・焼岳頂上からは360度の展望。特に上高地、霞沢、槍穂、笠が綺麗。 |
ルート |
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服 | アンダーシャツ | fine track メリノスピンサーモ | ||
シャツ | THE NORTH FACE ダクロンQDコットンシャツ | |||
ミッドレイヤー(その1) | mont-bell シャミース インナージャケット | |||
ミッドレイヤー(その2) | 無し。 | |||
アウター(トップ) | THE NORTH FACE Moutain RAINTEX | |||
パンツ | mont-bell ジオラインL.W.トランクス | |||
スパッツ(インナー) | CW-X スタビライクスロング | |||
ズボン | TARAS BOULBA(タラスブルバ) 秋冬用 | |||
ミッドレイヤー(ボトム) | 無し | |||
アウター(ボトム) | 無し | |||
靴下 | キャラバン RLソックス HGアンダーカーフ | |||
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靴 | 靴 | La Sportiva Pamir GTX | ||
スパッツ(アウター) | 無し | |||
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行動時 の服装 |
上 | アンダーシャツ+シャツ+アウター+フリース(休憩時のみ) | ||
下 | パンツ+スパッツ(インナー)+ズボン+膝サポーター +スパッツ(アウター) |
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