猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道、東北 上信、北関東 南関東 北アルプス 八ヶ岳、中央/南アルプス 西日本 登山装備紹介
その2



三ツ頭からは権現や赤岳を眺めながらの快適な道。特に正面の権現岳は荒々しく、素敵だ。
いったん下り、森の中へ。鞍部は休憩に適した平坦な場所。日差しもほどほどに刺し込み比較的暖かい。これから始まる権現への急登の前にここで休憩するのも良いだろう。

森の中を登り返すと、木々が切れ、今度は振り返った先の展望が広がる。先ほどまでいた三ツ頭と富士の共演は権現ならではの展望。いつみても素敵だ。
急登をひと登りでいったん傾斜の緩いトラバース。権現の頂上がだいぶ近い。
再び急登を進み、ちょいと危険なルンゼのトラバース。まだ雪が少ないので道幅が狭く、滑らないようによーく注意する。

トラバースを終えた後の登りは傾斜がきつく、足のかかりも少し悪い。特に下りでは注意が必要かな。
権現まであと少しってとこでガスが湧いてきた。急いで頂上に着きたいが、疲れから足が言うことを聞かず。うーん、運動不足だな。

とりあえず、ガスに包まれる前に景色を拝んでおこうと頂上をスルーして頂上の少し北の分岐まで進む。

分岐からはガスに包まれる前に赤岳、中岳、阿弥陀岳の八ヶ岳の主峰が何とか見れた。ギリギリセーフだな。
西を見れば美しいギボシ。ちょっと露出をミスって暗くなってしまったが、これはこれで雰囲気があるので良しとするか。
振り返れば大岩が特徴的な権現の姿が印象的だ。奥の富士や南アルプスとの組み合わせもバッチリ。権現らしい景色。満足。
この後ガスにまかれて遠くの景色は見えなくなった。温かい飲み物を飲んでほっこりしたのち、権現頂上で記念写真。ちょっとかっちょいい感じに映って満足。
しばし頂上でぼんやりしたのち下山。

正面の三ツ頭と富士の素晴らしい眺めがずっと見れてとても満足な下山路となった。権現登って良かったなぁ。
東を見れば瑞牆山と金峰山。あっちも良く晴れている。いつか冬の金峰山にも行ってみようかな。
三ツ頭まで戻ってくると雲はすっかり取れて素晴らしい景色が広がっていた。太陽が傾いて影ができたおかげで風景にメリハリがつき、一層美しい。

三ツ頭からの景色は真昼よりも午後2,3時のほうがお勧めだ。
そそり立つ権現の雄姿を目に焼き付けて三ツ頭を後に。素敵な景色をありがとう。
気が付けば正面に見えている富士も午前中とは異なる色合い。シルエットだった午前中に比べ午後は雪の色がハッキリとわかり、こちらも一層綺麗に。

晴れた権現、三ツ頭は登りも下りも素晴らしい景色が眺められて良いね。
景色に満足して樹林帯に入ると後は淡々と下って16:30に天女山登山口へ。着替えを済ませ、心地よい疲労感に包まれながら家路へ。

今シーズン最初の雪山、天気も良く景色を満喫してとても満足の一日となった。晴れた冬の日の三ツ頭、権現、お勧め。


その1 | その2
初冬の権現岳 2011年12月 トップへ

登山-八ヶ岳、中央・南アルプスへ戻る登山トップへ戻る