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越百山
2014年4月13日


4/12(土) - 自宅 → 伊奈川ダム登山口(車中泊)
4/13(日) 曇り 伊奈川登山口 → 福栃平 → 越百山 → 福栃平 → 伊奈川登山口
 → 自宅

 積雪期の越百山は危険個所こそないもののトレースが無いことも多く、また福栃山を越さなければならない為、登頂までとても時間がかかるのでキツイ。また、泊まりの場合、越百小屋の冬期小屋は雪に埋もれて使えないこともあり、テント泊が必要となる(今回は運よく入ることができたが。。。)。日帰りなら早朝出発を泊りならテント持参で臨みたい。
 コース上に特に危険個所は無いが、森林限界以上は滑落の危険もあり、アイゼン&ピッケルが必要。
景色は無雪季に負けず劣らず素晴らしい。


概略 最大標高差:1529m、 体力度:大、 技術的難易度:易
 ・登山口までの林道は4月であれば凍結無。3月は一部凍結箇所有。冬用装備で望べし。
 ・4月はラッセルは少ないが、急斜面多く時間&体力必要。
 ・冬期小屋は時期にもよるが雪に埋もれている可能性大。
  宿泊はテント持参すべし。
ルート



アンダーシャツ fine track メリノスピンサーモ
シャツ ミズノ ブレスサーモトレイルシャツ
ミッドレイヤー(その1) ミズノ POLARTEC フリース
ミッドレイヤー(その2)
アウター(トップ) berghaus TEMPERANCE JACKET
パンツ mont-bell ジオラインL.W.トランクス
スパッツ(インナー) CW-X スタビライクスロング 
ズボン TARAS BOULBA(タラスブルバ) 秋冬用
ミッドレイヤー(ボトム)
アウター(ボトム) mont-bell アルパインパンツ Women's L
靴下 ミズノ ブレスサーモウール

LOWA Weiss horn GTX 
スパッツ(アウター) BlackDiamond アルパインゲイター L

雪山装備 アイゼン Grivel G12
ピッケル グリベル エアテックエボ 53cm
ワカン、スノーシュー 無し

行動時
の服装
アンダーシャツ+シャツ+フリース(寒いとき)+アウタ(寒いとき)
パンツ+スパッツ(インナー)+ズボン+膝サポーター
+スパッツ(アウター)



ゴールデンウィークに向けて少しずつ体を慣らしておきたくて、ちょっときつめの山に登ろうと思っていた。

本当はうどん屋峠経由で木曽駒に登ろうと思っていたが、帰りにロープウェーが使えない(ロープウェーは運休中)ので時間的に苦しくてパス。他に特にこれと言って思い浮かばなかったので、越百に登ることにした。

4/12
だらだらと出発して24:00に伊奈川登山口に着く。先客は2台。空には星が輝いているが、少し薄雲がかかってぼんやりしている。明日は曇り予想だが、何とか晴れてくれんかな。

4/13
5:30起床。着替えを済ませて外に出る。空は今のところ晴れているようだ。駐車場には2台車が増えていた。寝ている間に来たのかな。
今日は林道歩き対策としてチャリンコを持ってきた。チャリンコを組み立てて林道を歩き出す。脇には雪はあるものの林道には雪はない。帰りはばびゅーんだな。

福栃平でチャリンコを置いて登山道を歩き出す。
始めの頃は雪も無く、夏道は歩きやすかった。下のコル近くになると雪がちらほら出てきたがアイゼンをつけるほどでは無い。
下のコルから雪もしっかり付き出したのでアイゼンとピッケルを装備。下のコルからすぐにある痩せ尾根「馬の背」が凍結していてちょっと危なっかしいのでアイゼンをつけたほうが良いと思う。
その後は雪の尾根を淡々と進む。既に4月とあって雪は結構締まっているし、先客のトレースもあるので結構歩きやすい。
展望台を過ぎると時折後ろの展望が開ける。空は既に薄曇りになってきたが、御嶽はしっかり見えており、まだ許容範囲。
その後は急登が続き、ちょっと疲れる。水場でこれから始まる急登の連続に備えてパワーを補給。さぁ、頑張りますか。
相変わらず水場から先はキツイ。これだけの急登を登って行くのはなかなかない。雪の着いた急斜面はトレースもわかれて薄くなり、雪も深いので埋まることも多くなる。ただでさえ傾斜だけできついのに埋まると余計に体力を使って辛い。
何度も休憩しながら進み、ようやく福栃山の頂上到着。既に曇っており、前方に見える越百山は冴えない色をしているが、ガスってないだけまだいいか。
樹林帯を適当に下り、越百小屋へ。営業小屋の方は結構雪から顔を出していたが、冬期小屋はまだすっぽり雪の中だった。営業小屋の方は小屋の主人が雪下ろしにでも来てるのかな?
以前あった奇跡の軒下ルートは雪で埋まって無かった。懐かしいな。
ちょっと休憩した後、越百小屋に向けて歩き出す。樹林帯の急登を進んでいくと尾根に出て木々もまばらになる。さらに進んでいくとお目当ての雪稜が現れる。曇り空で景色は冴えないが、久しぶりの雪稜には満足。雪の稜線を歩くって気持ちいい。
最後の急登をバテバテになりながら登ると越百山頂上。曇っているが南アルプスは見えていた。ありがたい。
一通り展望を楽しんだ後、昼御飯に。今日も賞味期限が近いカップ麺の消化。この担担麺、好きだったけど、あじ落ちちゃったなー。残念。
お腹も膨れて少しほっこりしたあと、再び展望を楽しむ。今日の一番はこの景色かな。堂々とした様が印象的な仙涯嶺と南駒。GWにはここを通る人がいるのかな?
南越百に向けての稜線もなかなか素敵だ。南越百に人がいたが、どっから登ってきたのだろう?
展望を楽しんだら雪稜を下り、越百小屋へ。そのまま雪の急斜面を下って福栃平へ。

福栃平では枯葉の下から春の息吹が目を出していた。蕗の薹を見るたび、上高地を思い出すなー。。。
福栃平からはチャリンコでばびゅーん。うーん、痛快だ。
あっちゅーまに登山口に戻り、着替えを済ませ家路に。

今日は天気が悪く、いまいち消化不良な感じはしたが、それでも久しぶりの雪稜歩きは気持ちが良かった。越百山、標高差が大きくキツイけれど稜線の雪稜歩きは気持ちが良いので残雪期にはおすすめ。


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