頂上からの眺めは実に素晴しかった。特に富士の眺めは最高だった。頂上は風も弱く、昨晩の極寒がウソのように穏やかで暖かだった。北には間ノ岳、北岳、甲斐駒、仙丈。南には荒川三山、赤石、聖。どれも素晴しい。
まったりと腰を下ろし、カロリーメイトのばったもん(イオンメイト)を頬張る。旨い。フルーツ味ならこちらのほうが旨いかもなどとたわいも無いことを考えながらじっくり景色を味わう。何せ、頂上にいるのは伸二郎一人。頂上独占である。
あっちを見て写真を撮り、こっちを見て写真を撮り、またあっちを見て写真を撮り、などと伸二郎らしいムダに溢れた行動をしばらくした後、下山を決意する。
でもその前にもう一度、パノラマを撮っちゃお。。。 |
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塩見岳東峰からの富士の眺めは実に素晴しい。今までで一番綺麗かな。 |
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塩見岳から間ノ岳へ伸びる稜線、蝙蝠岳(こうもりだけ)へ伸びる稜線が迫力があり、素晴しい。
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谷を隔てて南には荒川三山の眺めが良い。来年はあそこに登ろう。 |
東峰から西峰を望む。三角点は標高の低い西峰にあるらしい。なんでだ。 |
下山は楽だ。今日はちょこちょこ走行(歩幅を短くしてヒザへの負担を和らげる新走行)が功を奏して、ヒザの痛みが無い。だから下山が快適だ。今度からいつもちょこちょこ走行だな。
頂上直下の急な岩場を無事にクリアし、天狗岩の岩場を進む。と、ふとあることに気がついた。地面の色が変なのだ。
行きにも少し気になってはいたが、下りで確信した。そう、岩に色がついているのだ。それも1色ではなく、2色。地層か、こんな高所に。
そうか、思い出した。ここはフォッサマグナとかいう地殻変動の場所だったけな。なんだか良く分からないが、そんな地層が見れてるに違いない。良く分からんがちょっと地球を感じるねぇ。 |
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頂上から岩場を下る。雪が残る岩場はちょこっとスリリング。奥に見えるのは天狗岩。 |
天狗岩では面白いものが見れる。色の違う2つの層が分かるだろうか。地殻変動の名残。フォッサマグナを実感。 |
なかなか良いペースで下山は進み、三伏峠には14時30分に戻ってきた。空を見ると、まだ明日の午前中まで天気は持ちそうだったが、夜の寒さが嫌で下山を決意。テントを撤収して15時過ぎ、下山開始。
鳥倉林道終点までたどり着いた時には17時ちょっと前になっていた。もうすぐ沈みそうな太陽は紅葉の木々を赤く染め、とても綺麗だった。
良く分からんが、山越しに虹も見れて、なかなかハッピーだ。
沈み行く太陽を見届け、17時30分、駐車場に到着。すっかり暗くなった駐車場で着替えを済ませ、バイクで帰宅する。
夜の暗い林道をビビリながらもクリアし、無事に家に帰宅。
今回は天気にも恵まれ、素晴しい景色を楽しめた。大満足。塩見岳はとってもおすすめなのだ。 |
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帰りの林道は夕日に照らされた木々が美しかった。 |
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これ、分かるかな?中央にちょこっと虹が見えたんだ。ちょっとハッピーでしょ。 |
この日の最後を締めくくる綺麗な夕日と空。色の違う雲がなかなか綺麗。 |