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蓼科山

 2004年7月23日に蓼科山を訪れた。蓼科山は美ヶ原の東、八ヶ岳の一番北に位置する独立峰。立ち枯れた木々の縞模様と円錐形の美しい山容が特徴だ。登山口は夢の平道路(蓼科スカイライン)沿いにある。今回は頂上まで最短のルートで上れる7合目からの登山道を利用した。
標高 2530m
場所 長野県北佐久郡立科町、茅野市
難易度 初中級
予想時間 3時間
標高差 627m (登山口:1903m、 頂上:2530m)
距離 5km

 @7合目登山口を通ると、苔むしたシラビソの原生林の中を進む。足元は小石で覆われており、すこしつまずきやすい。最初のうちは傾斜がゆるいが、途中A馬返しを過ぎた辺りからなかなかきつくなる。滑りやすい地面であることもあってか、結構きつい登りだ。
登山口は七合目。木の鳥居が目印だ。
登山道は苔むした林の中を通る。 途中から傾斜がきつくなり、滑りやすい足元の影響もあり、結構疲れる。
 急傾斜で何度か転びかけた後、ようやくB蓼科山荘に着く。このあたりを将軍平というが、ここではじめて蓼科山頂上が見えるようになる。
 蓼科山荘には売店があり、飲料水や軽い食料が調達できる。飲み物をあまり持ってなかった私はとても助かった。蓼科山荘で休憩をした後、再び登り出す。ここからは岩がゴロゴロした急傾斜が続く。おまけに森の中で視界もそれほど無い為、とても疲れる。ここが蓼科山登山で一番の頑張りどころだ。頻繁に休憩をはさみながら着実に登って行った。
蓼科山荘。飲み物などを売っており、助かった。
蓼科山荘付近より望む蓼科山頂上方面。 将軍平からしばらくは森の中の急傾斜となる。えらい。
 急傾斜をがんばって登っていると、視界が開けてくる。急傾斜は変わらないが、視界があるのとないのでは疲れがぜんぜん違う。休憩がてら後ろを振り返り、景色を見ると、ついさっきいた蓼科山荘がずいぶん下のほうに見えた。結構登ったな。
 ここからさらに急傾斜をえんやこらと登りきると、蓼科山頂ヒュッテが見える。ヒュッテの脇を抜け、一面岩だらけの空間を進んでいくとC蓼科山頂上だ。
 この日は少しガスっていたため、景色はもう一つだったが、空気がすんでいればとても良い景色が得られる。
 帰りは来た道を戻る形で下山。登山ガイドでは初心者向けだが、結構疲れる登山だった。
やがて視界が開けてくる。こうなると俄然やる気が出てくる。
振り返るとさっきまでいた蓼科山荘が小さく見えた。結構登ったな。 急傾斜を登りきると、山頂ヒュッテに着く。ここから先は傾斜がゆるい。頂上はもう少しだ。
標高2501m、蓼科山頂上。一面岩だらけの頂上は開放感にあふれる。後ろの山は横岳。

登山データ
登山マップ
断面図
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平16総使、第584号)
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