
武平峠まで下ってそのまま鎌に向けて登りかえす。登りだしこそ急だったが、全般的になだらかな道が多く、結構楽だった。山容から想像するに急登かなと思っていたが、意外だ。 | ||
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ずんずん進んでいくと崩落地が現れた。ここが三ッ口沢の終点部か。道らしい道も無く、行けるところを登るような感じだった。まー、分かり易いっちゃ分かり易いか。 | ||
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鎌頂上へは直登コースと巻き道コースがあるらしく、直登コースの入口を探しながら登って行く。それらしい道があったように見えたので登って行ったが、どうも普通のコースとは違ったようだ。尾根に出て進むとほどなく正規?の直登コースが合流していた。まー、合流したからいっか。 鎌への最後の登りは岩だらけの急登だった。時々ロープや鎖もあったが、特に使わなくても登って行ける。程々に楽しいので直登コースが個人的にはおすすめかな。 |
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程なく鎌ヶ岳頂上到着。頂上はとにかく風が強くて寒かった。北には御在所や雨乞岳の眺めが良かったが、寒くて長いこと見れいられなかった。 | ||
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少し南に行くと風裏となり、また少しスペースも広くなったので、休憩している人が多かった。結構な人数がおり、鎌ヶ岳の人気度がうかがえた。 伸二郎も腰を下ろして休憩。正面には水沢岳から延びる険しい鎌尾根の景色。いつかここを歩いてみよう。 |
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東を見れば笹原の向うに四日市の平野部の景色。なかなか綺麗だ。もう少し空気が澄んでいれば伊勢湾もくっきり見えるかな。ここからの朝日も良さげだな。 | ||
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しばし景色を楽しんだ後、下山。下山ルートは長石尾根を選択。長石尾根は最初結構な急坂が続いた。こけないように結構気を使って下って行く。下りも大変だが、登りで使っても大変そうな道だ。 | ||
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やがて傾斜が緩むと分岐に出た。ずっと長石尾根を行くつもりだったが、今日は御在所本谷が早く終わりすぎてイマイチ物足りなさを感じていたので、三ッ口谷で沢を楽しむことにした。 | ||
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三ッ口谷を行く人はとても少ないみたいでとても静かだ。ルートを探りながら進んでいき、ちょっとドキドキ感があって良かった。 | ||
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すぐに下れない滝にぶつかった。少し戻って周りを見るが、明瞭な巻き道は無い。とりあえず、左側(左岸)のちょっと薄い道を行くと途中で目印発見。当たってたとこの時は思っていたが、家に帰って調べると、右岸にもっとしっかりした道があるそうな。まー、下れたので良しとしましょ。 | ||
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巻いた小滝。これは直登できんな。沢屋はこれくらいは直登するのだろうか? | ||
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三ッ口谷は静かでいい雰囲気だった。本谷は少し人気がありすぎるかな。派手さはないが、静けさで今日は三ッ口谷の方が気に入った。本谷は平日ならだいぶ印象が変わって良さげなんだけどな。 | ||
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さて沢を楽しみながら下って行くとちょっと手強そうな滝があった。行けそうな感じだったが、ここは巻き道があると思って戻るとやっぱりハッキリした巻き道が左岸に着いていた。地図で見ても巻いている。無視して沢を下ろうかとも思ったが、引き返せなくなったら嫌だったので素直に巻き道を行く。 | ||
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巻き道は最初トラバースしていたが、やがて尾根上を急降下していく。 | ||
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別の沢にぶつかり、これを下って行くと先ほどの沢と合流した。巻き終了。 | ||
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再び元の沢に戻るとあとは沢をずんずん下る。登山道は左岸に着いていたが、ちょっと遊びたかったのでひたすら沢を下った。こんな滝があったりで結構楽しかったが、 | ||
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最後にこの滝の下降で失敗して滝壺へドボン。左側を行けば下れると思ったんだけどなー。ちょっと手がかりがしっかりしないまま行き過ぎた。反省。 | ||
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水にドボンしたカメラを拭いたり、靴の中に入った水を出した後、失敗した滝を振り返る。うーん、こうしてみると下りはなかなかきつかったかも。行ける、行けないの判断がもう少し冷静にできるようにならないといけないな。。。 | ||
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その後は何度か靴下を絞って水を切っては進んで、また靴下を絞ってを繰り返して進んでいく。やれやら、ゴアのインサート破れてないか心配になっちゃうね。 このあたりから道はすごく整備されており、登山道と言うより遊歩道という方がぴったりな感じ。 |
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砂防ダムを右岸から巻いて少し進むと砂防ダム上の広い砂地に出た。これを突っ切って砂防ダムの横を登れば国道に出る。あとは国道沿いの登山道を下ればほどなく車を止めた駐車場に到着だ。 | ||
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今回は初めての御在所本谷を登ってなかなか満足。人が多く、少し緊張感や雰囲気が無かったが、初めてだからこれくらい安心できて良かったかもしれない。 本谷は上級者やバリエーションルートっぽい言われ方をしているが、目印はしっかりしており、危険度もそんなに高くなく、中級者以上なら一人で入っても十分だと思う。 反対に三ッ口谷は人が少なく、目印もところどころわかり辛くて注意が必要だ。ただ、稲ヶ谷よりはずっと目印が多く、危険度も小さい。 これから御在所のプチ沢登りに何度か行ってみよう、そう思えた貴重な山行だった。 |
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