

高千穂河原でバイクを止め、準備をして出発。高千穂峰の登山口は高千穂河原にあるこの鳥居だ。鳥居をくぐってしばらくは参拝路で緩やかな傾斜。消失した霧島神宮跡地で右に曲がると登山道開始。 森の中の道で傾斜は結構きついが、足元は石(コンクリか?)で整備され、歩きやすく、疲れは少ない。 やがて火山地特有の乾いた地面となり、小さく、表面の粗い岩がゴロゴロしてくる。この辺りから足元が滑りやすくなり、少し歩きづらくなる。 |
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登山口は高千穂河原。消失した霧島神宮の跡地にある鳥居が入り口を印象付ける。 | 始めのうちは森の中のよく整備された登山道を行く。石畳や階段が綺麗に整備され、とても歩きやすい。 |
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やがて石畳も終わり、足元は滑りやすいザレになる。 | 足元は赤茶けた小さな岩がゴロゴロしており、火山帯を実感させる。 |
森の中を抜けると、急に視界が開け、目の前にはお鉢への急な上りが現れる。足元は相変わらずの火山地質で今まで以上に滑りやすくなる。 この区間はなるべく岩がむき出しになっているとこを歩くのが良い。ザレを歩くと滑りやすく、体力が余分にいるが、岩は滑りにくく、その分体力が要らない。それを意識してか、ちゃんと矢印は岩の上を示している。 |
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森を抜けると、視界が開け、前方にお鉢への急な斜面が現れる。 | 赤茶けた斜面は滑りやすく、転んでいる人も多くいた。岩場を選んで歩くと滑りにくく、歩きやすい。 |
急な上りを終えると、お鉢の縁に出て、目の前には巨大な火口が現れる。迫力があり、ちょっと感動する。 加工壁を見ると、ぼんやりした緑に少しピンクが混じった場所があった。良く見ると花のようで、さらに近づいて見ると、どうやらミヤマキリシマのようだ。周りを注意して見返すと、じつはそこらじゅうにミヤマキリシマが有ることが分かった。まだ花も葉っぱも少ないが、あと2週間もすれば一面ピンク色に染まって綺麗だろう。 登山道はお鉢の北側を通る形でしばらくはダイナミックなお鉢火口と徐々に迫ってくる高千穂峰を眺めながらの登山。振り返れば中岳、新燃岳を経て韓国岳へと続く霧島連山も見渡せる。傾斜も緩く、楽チンで、ここが高千穂峰登山で一番良い場所かな。 |
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お鉢の火口壁の縁から火口見る。いかにも火山らしい景色。 | ミヤマキリシマにはまだ2週間ほど早かった。ごくわずかに咲いているところもあったが、やはり5月半ばが見頃だ。 |
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お鉢の火口壁の縁に沿って高千穂峰を目指す。徐々に迫ってくる高千穂峰が迫力満点だ。 | |
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快適なお鉢歩き。前方だけでなく、後方にひろがる霧島連山の姿も素敵だ。 | 天を突くとされる高千穂峰も近くから見るとどっしりとした山だ。最後の上りはきつそうだな。 |
お鉢からいったん下った跡、高千穂峰への最後の登りとなる。傾斜はキツク、足元も滑りやすい。転んでいる人も結構いた。足元に十分注意しながら着々と上っていく。 振り返れば、先ほどまで歩いていたお鉢の全貌が見える。ダイナミックで美しい。これだけの景色がわずか1,5時間の上りで味わえるなんて、高千穂峰はなんて素晴しい山なんだ。 |
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頂上まであと少し。休憩がてら振り向くと、ダイナミックなお鉢と霧島連山の姿。素晴しい景色だ。 | |
急な登山道を上りきると、頂上に着いた。頂上はなだらかで、中央に小さな鳥居と、なにやら棒状のものがある。どうやらこれが「天の逆鉾」みたいだ。想像していたよりもずっと小さく、控えめだ。逆鉾と言うのでてっきり槍みたいなもんかと思っていたが、そうでもないんだな。やっぱ、自分の目で確かめんといかんね。 頂上には他に石かコンクリで出来た小屋が有ったが、まだ営業していないみたいだった。 頂上で素晴しい景色を見ながらしばし休憩して、来た道を戻り、下山した。高千穂の峰はわずか2時間程度の登山で素晴しい景色を見ることができ、とてもお勧めだ。 |
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思いのほか小さく、尖ってもいなかった天の逆鉾。槍みたいなのがあると思ってたんだけどな。。。 | 頂上小屋は有料の休憩スペースになっているみたいだ。寝泊りも出来るかは不明。 |