頂上からの景色を一通り楽しんだら本日のメインである縦走路を歩き出す。目の前には次郎笈、その右奥には今日の宿泊予定場所である白髪避難小屋が遠くに見える。さらに右には明日登る予定の三嶺が。いやー、距離あるね。 | ||
急勾配の道を下りてくと笹原の気持ちの良い道となる。想像通り、良い道だ。緑美しい季節に来たらさらに綺麗だろうな。 | ||
緩やかにアップダウンを進み、ちょいと登り返すと次郎笈の頂上への道と巻き道との分岐となる。これを頂上方面へ。 | ||
ちょいと急登となるが、今日は足取りが軽い。テントを背負っているので荷物は軽くないが、つい3日前まで30kgの荷物を背負って歩いていたのでやたらと軽く感じる。 振り返ると先ほどまでいた剣山が堂々たる姿でたたずんでいた。いろいろ好みはあるだろうが、この辺からみる剣が一番かっこいいと思うな。 |
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急登は長く続かず、ほどなく次郎笈の頂上に着く。頂上は平坦で何もない場所だった。次郎笈は登って頂上から眺めるよりも他から眺める方が向いているのかな。 | ||
パンを食べた後、縦走路を進む。次郎笈から急勾配を下ると緩やかな下り。開放的で気持ちの良い道だ。 | ||
鞍部まで下り、登り返すと丸石。その名の通り丸い頂上の山で、三角点が椅子の様で休憩に良い。 | ||
振り返ると歩いてきた開放的な稜線と次郎笈の景色。なかなか素敵だ。 | ||
パンを食べた後、再び縦走路を行く。丸石からは森の中。木々の密度が濃くない為か冬枯れの為か暗さは無い。 しばらく進むと三角屋根の小さな小屋が見えてくる。ここが丸石小屋だ。 |
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それ程広くはないし、新しくも無いが、綺麗にしてある。寝るだけなら問題ない。 | ||
丸石小屋からもしばらく樹林帯続き。高ノ瀬に向かい緩やかに登って行くが、高ノ瀬が近づくと傾斜は急になる。 高ノ瀬250mの案内表示があるが、そこからやたらと遠く感じた。ホントにあってんのか? |
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ようやく登り詰めた高ノ瀬だが、特にこれといったものも無く寂しげ。頂上から少し進むと立ち枯れの木々の向うに次郎笈と剣山が遠くに見える。もうだいぶ歩いてきたんだな。 | ||
高ノ瀬からもしばらく樹林帯。上空には厚い雲がかかって景色もいまいちだ。今日は一日晴れると思ったんだけど、晴れどころか雨まで降りそうな空になってきた。うーん、せっかくだから晴れて欲しいなぁ。 | ||
しばらく進むと木々が少なくなり、再び開放的な道が続く。天気が良ければもう少し綺麗に見えるんだけどな。。。 | ||
一旦下ったあと、登りきると開放的な尾根上の道となり、一旦樹林帯に下ったあと抜けると草原の中に小さな小屋が見えてくる。白髪避難小屋だ。 | ||
中は丸石避難小屋と同じようにシンプル。綺麗に使われているようだ。 少し疲れたので休憩。時刻はまだ12:00ちょっと。三嶺まで十分歩ける時間だ。三嶺まで行けば明日天狗塚まで歩いても余裕を持って下山できる。 よし、三嶺まで行こうと思いきや、なんとここで雨&あられ。うーん、雨の中進む気にはならん。 |
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しばらく雨が止むのを待っていたが、一向に止まず、さらに強くなっていく。2時を過ぎても雨は続き、止む気配が無いので今日はここで泊まることにした。 伸二郎の後に着いたおじいさんと女の人は同じくここに泊まるようで、夕食の準備に取り掛かっていた。まだ14:00というのにずいぶん準備が早い。 それもそのはず、なんとこのお二方、カレーを一から作っているのだ。食材はそのまま持ってきて、ジャガイモやニンジンの皮をむいて炒める。もちろん御飯もお米から炊く。 鍋を少しも汚さない食事だけの伸二郎とは大違いだ。いやはや、恐れ入りました。 そしてなんと、伸二郎はこのカレーをもらっちゃったのだ。一から作るとちょっと量が多くなるようで、2人では食べきれないようで。とても美味しいカレーが食べれて大満足。香川から来られたお二方、ありがとうございました。 |
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この日、白髪避難小屋に泊まったのは全部で8人。地元四国の方が多く、楽しい話をいろいろ聞かせてもらった。この小屋での食事、団らんがこの登山で一番良かったかも。 20:00、ほっこりした気分で就寝。朝には晴れてると良いな。。。 |
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剣山〜天狗塚縦走 2013年5月3〜4日 |