猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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出発〜猪苗代湖
(最北の離島へ)


 またやってしまったね、寝坊。どうもホテルだと夜更かししていかんわ。そそくさと準備をして出発。まずは函館名物「朝市」で目覚ましご飯だ。沢山あるお店の中からちょっと考えて「恵比寿屋食堂」を選ぶ。理由は生簀があったから。

 中に入るとなかなかの賑わい。どのお店も賑わっているようだ。函館朝市は人気だな。またしても悩んだ挙句、注文したのは「活イカソーメン定食1520円」。少し待って、活イカソーメンが出てきた。ソーメンというほど細くは無いな。太さは稲庭うどんくらいか。

 さっそく食べてみると、なかなか旨い。刺身とはまた違った美味しさだ。なかなかいけるではないか。しかし、美味しいと感じたのは途中までで、だんだん単調な味に飽きてしまう。最後のほうは食べれんかった。また、活イカゆえ、下足の部分は動いており、口の中で吸盤が微妙に張り付き気持ち悪い。

 個人的には飽きない程度に美味しく食べれるよう、焼魚と少量のイカがセットになった定食とかがお勧めかな。あと、活イカでなくフツーのイカで十分だと思う。
函館の朝といえば朝市。皆さん朝早くから食べにきてました。 おんなじ様な店が沢山あるので店選びには悩む。イカが生簀で泳いでたこの店にしたが、たぶん他も変わらんと思う。
頼んだのは活イカソーメン定食。イカソーメンは始め美味しかったが、次第に飽きてしまった。あと、活イカは足がウニウニ動いて、あまり良い感じはしなかった。個人的にはイカソーメンがちょっとだけある魚の定食が良いと思う。

 さて、名物も食べたことだし、出発。すぐに大沼に行ってもつまらんので、恵山岬に寄ってくことにする。R278を東へと向かうと道沿いにハセガワストア発見。こりゃ焼き鳥弁当買っとかなと思い、店内へ。ハセガワストアは弁当屋と思っていたが、普通にコンビニだった。

 お目当ての焼き鳥弁当はなんと注文が入ってから作ってくれる。作り置きでないんだね。うれしいね。注文したのはオーソドックスな焼き鳥弁当(小)399円。ジュウジュウ音を立てて焼いてくれた焼き鳥弁当は暖かくて美味しそうだ。他にもハツや鳥皮、砂肝など様々な串を頼めるみたいだ。面白いね。
道沿いにハセガワストア発見。ハセガワストアは愛知で言うココストアみたいなもんかな。コンビニです。 なんと、焼き鳥弁当は注文してから作ってくれる仕組みだった。そして種類がこんなにも豊富。知らんかったなー。

 R278沿いに見える海は津軽海峡とは思えないほど穏やかで綺麗だ。青い海面には漁をする漁船が沢山浮かんで、平和そのものだった。津軽海峡のイメージが変わったなー。

 R278沿いには途中、ちょっとおっかない陸橋跡があるが、それ以外はなんも無く、順調に距離を稼ぎ、恵山岬に着く。恵山岬手前までは結構天気が良かったが、恵山岬周辺はガスが沸き、展望が無かった。やっぱ東海岸沿いはガスが湧きやすいんだな。

 恵山岬には満潮時に海水に沈むという露天風呂があるが、ツーリング中に風呂に入るのが嫌いな伸二郎にはなんの魅力もなく、ちらっと見てオサラバ。ロケーションはそんな良くも無いかな〜。
穏やかな津軽海峡を眺めながらR278を走る。海の青さが印象的だった。 R278の道沿いにある陸橋跡。でかくて迫力ある。すぐ下に民家があり、不思議な景観。
恵山岬はガスっていて、特に見所も無かった。晴れていれば海が綺麗だろう。 岬の下には露天風呂があったが、人っ子一人いなかった。ちょっと寂しげ。

 寝坊したのに距離がかなりある恵山経由コースを選んだ為、時間的に厳しくなる。このままではSL乗車時間に乗り遅れそうだ。うーん、いつものパターン。「遅刻の星の下に生まれた俺の運命か」などしょうもないことを考えながら焦りまくる。

 道路を程ほどにかっ飛ばし(全力でないところがまた俺らしい。。。)走るが、海沿いの一本道は案外ゆっくりな車が多く、時間が容赦なく過ぎてく。

 このままではヤバイ。間に合わん、絶望一歩手前の気持ちになった時、鹿部町内で道道43に曲がる。すると車が急に少なくなり、ペースがガツンとあがった。そのままハイペースを維持したまま大沼公園駐車場到着。イヤー、間に合った!久しぶりだねSL君!
ついにこいつに乗るときがきた。初のSL乗車。期待が膨らむ。

 時間になり、SLに乗り込む。SLとは思えぬほど綺麗だなと思ってたら、どうやら普通の電車の内装をちょっとお洒落に改造したみたいだ。おかげで冷房も良く効き、振動も無く快適そのもの。でも、ちょっと拍子抜けだな〜。

 列車はスムーズに走り、あっちゅーまに森駅に着いた。懐かしいね、2日前にここでこいつを見たっけ。この森駅でSLはなんと2時間も停車する。ここで水の補充や燃えた石炭の灰を排出したりとメンテナンスに時間がかかるみたい。この辺は電気やディーゼルで走る列車とは違うなぁ。
列車の客車はSL当時のものでなく、今の客車を改造したもの。うーん、快適だが、複雑な感じだ。。。 列車は森駅で、客車と切り離され、水の補給と、燃えカスの除去が行われる。
石炭の燃えカスは下から出し、後で集めて捨ててるみたい。ディーゼルとか電気と違って石炭は大変なんだな。 茶色の客車外装飾と緑のプレートが良い感じ。なんだか銀河鉄道999をちょっと思い出す。

 2時間ぼんやりした後、再びSL発車。行きと同じ座席に座り、焼き鳥弁当を食べる。焼き鳥弁当と言っているが実はネギマで豚肉。のりが敷いてあり、ノリネギマ弁当だな。味はちょうど良く美味しい。ネギマは冷めても柔らかくてよかった。噂どおり、焼き鳥弁当なかなかだ。

 SLもあと少しで大沼公園駅に到着となる。もうすぐSLともお別れだ。明治ロマン溢れるドレスの客室乗務員と記念撮影をして大満足な思い出を作り、大沼公園駅で列車を降りた。割とあっさりしたSL乗車だったが、ボチボチ良い思い出になったな。
この日のお昼はハセガワストアの焼き鳥弁当。味良く、おかずとご飯のバランスも丁度良かった。美味しい。 明治のロマン溢れる客室乗務員と記念の一枚。このまま二人で恋のロマンス列車に乗って行きたかった。。。

 SLを降りた後、まずは大沼名物の大沼だんごを買う。大沼だんごは大沼公園駅のすぐ向かいにある沼の家という店で売られている。2種類売られており、しゅうゆ・あんのセットとしょうゆ・ごまのセットでそれぞれ小370円、大520円だ。ごま味はここでしか売られていないそうだが、あんのほうが好きなのでそっちを買う。なお、一人で食べるなら小で十分。
沼の家は想像と異なり、とても綺麗な店だった。 これが大沼だんご。小指の先っぽの間接位の大きさの団子が敷き詰められ、二種類のタレがかかっている。

 だんごを買った後、大沼越しに駒ケ岳を撮ろうと浮島が並ぶ大沼公園を散策するが、全然良いスポットが無く、単なるウォーキングと化してしまった。道路から撮ったほうがずっと良かったな。。。
大沼公園付近の浮島周遊コースを歩いたが、50分歩いて良い景色にめぐり合えず。 大沼から見る駒ケ岳。雲がちょっとかかっているのが残念。活火山ゆえ、登ることは出来ない。

 その後バイクにまたがり東大沼キャンプ場を目指す。東大沼キャンプ場は雑誌などでよく取り上げられる人気のキャンプ場。雑誌でみると駒ケ岳が望める湖畔の綺麗なキャンプ場だ。

 だが、実際に行ってみると、森の中のサイトがあったり、湖畔のサイトから見えるはずの駒ケ岳が見えないときた。おかしい。たしかに雑誌では駒ケ岳が見えてたはず。と思い、少し考えていると、湖畔に伸びる貸しボートの桟橋が見えた。もしや。。。

 桟橋の先端まで行き、湖畔のサイトを振り返ると見えた。駒ケ岳が。森の後ろ側にあったんだ。雑誌の紹介写真はここから撮っていたのか。この写真を見ると駒ケ岳がサイトから見えると錯覚してしまうな。まったく、紛らわしい写真載せんなっつーんだ。
東大沼キャンプ場は想像に反して結構森の中のサイトもある。 湖沿いのサイトからは駒ケ岳の姿は見えない。おかしい。雑誌の紹介写真では常に駒ケ岳が見えてるのに。。。
さてはと思い、湖に浮かぶボートの桟橋に行ってみると。。。 おおー、雑誌で見た写真だ。ここから撮ってたのか。写真だと実際にサイトから駒ケ岳が見えると勘違いしちゃうな。

 朝起きて湖畔に見える駒ケ岳を眺めて。。。なんて想像していたから駒ケ岳がサイトから見えないと分かった瞬間、このキャンプ場に泊まる気がうせてしまった。しばらく考えていたが、この日は駒ヶ岳や函館市内を見下ろすきじひき高原にあるキャンプ場に泊まることにした。

 時刻はすでに17時近い。そうと決まればすぐ移動だ。まずはコンビニで虫除けを購入。これが無いとテントの外でおちおち飯も食えん。今年は長雨の影響で例年に増して蚊が多く、虫除けは必須アイテムだ。

 美しい駒ケ岳を眺めながら大沼とさよなら。それにしても美しい山だ。登れないのが残念だな〜。
大沼を離れる際、高台から駒ケ岳を眺める。どこから見ても様になる美しい山容だ。 コンビニで虫除けを買う。これが無いと、テントの外に出る気にならないもんな。今やキャンプの必須アイテム。

 きじひき高原への入り口はR227号沿いにあるがちょっとわかりにくかった。キャンプ場までは北海道では珍しいワインディング。キャンプ場から先は17時〜8時まで通行止めだがこれはワインディングに集る走り屋対策の為。それくらい走り応えのある道だってこと。

 このキャンプ場の注意点として近くにコンビニやスーパーが無いので、食料を事前に購入しておく必要があるって事かな。R227まで戻ればいいんだけど、結構距離があるからめんどくさい。

 きじひき高原キャンプ場は想像以上に眺めが良い場所だった。函館市や津軽海峡越しに青森県まで望めた。また、高原にあるため、空がとても広く、開放的で実に気持ち良い。
きじひき高原キャンプ場のロッジの眺め。眼下に函館市内を望む。 高原のキャンプ場は空が近くて気持ち良い。やっぱここを選んでよかった。

 料金は300円。受付で手続きを済ませた後、テントを張る場所に悩む。スーパー優柔不断児の伸二郎はいっつもテントの場所選びに悩んじゃうんだよね。てなわけでうだうだ悩んだあと、駐車場、トイレから離れて(250mくらい)いてスーパー不便だが、スーパー眺めが良い場所に張ることにした。やっぱ眺めがいいのが一番だ。
キャンプ場の端っこのほうのサイトからは駒ケ岳の眺めも良い。本当に眺めの良いキャンプ場だ。 函館市内を望む一等地にテントを構える。駐車場から遠く(250mくらい)荷物運びがえらいが、それだけの価値有る。

 函館市内、駒ケ岳、などを一望する絶好の場所にテントを張った後、函館の夜景を見るため、暗くなるのを待つ。夕食は大沼だんご。ややしょっぱいしょうゆ&あんは年配の人向けなのかな?もうすこし塩を控えても良い気がした。

 のんびり待っているとやがて暗くなり、徐々に街の明かりが目立つようになった。やがてすっかり暗くなると函館山に負けない美しい夜景が目の前に広がった。綺麗だ。個人的にはむしろこちらのほうが綺麗だと思う。函館山のように混雑もしないでゆったり夜景を堪能。きじひき高原キャンプ場、とてもお勧めですよ。
大沼だんごを食べて夜景を待つ。どちらもしょっぱめの味付けだな。 写真だとあまり綺麗に見えないが、キラキラと綺麗だった。写真写りは負けるが、実際の感じは函館山に負けない。


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