猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道、東北 上信、北関東 南関東 北アルプス 八ヶ岳、中央/南アルプス 西日本 登山装備紹介
その4



8/4
ちょいと寝坊。4:00前に起きてご飯を食べ、日の出撮影の準備をするが、テントをたたく、嫌な音。まさか。昨日あれだけ星が輝いていたのに、雨なんてありえんでしょ。

が、嫌な音は続き、テントを開けると、とても残念な風景。爺ヶ岳への稜線はモルゲンロートどころかガスに覆われて姿すら見えない。夢でも見てるんだろうか?

テントの中でカメラと三脚を準備しながら待つが、結局日の出は見れず。すっかりやる気を無くし2度寝。起きても雨が止まず3度寝、4度寝。。。

遂に諦めてテントを撤収すると雨が止んで少し明るくなる。よっしゃと蓮華岳へ出発。
小屋からは急登。道はしっかりしているので歩きにくくは無いが、ちょいと疲れる。登りきると、傾斜が弱まり、前方の景色が開ける。ここからは景色を楽しみながらの快適な道、のはずが雨が降ってきて景色はイマイチ。
トラバース気味にハイマツの斜面を登って行くと緩やかな稜線に出る。見えているピークが頂上の様に見えるが、
ピークに登ると、ずっと遠くに本当の頂上の姿。まだまだ遠いな。
このあたりからコマクサがちらほらとみられるようになる。知らなかったが、蓮華岳はコマクサが多い山のようだ。雨の中、沈む気持ちが少し和らぐ。

緩やかなアップダウンを進んでいくと蓮華岳頂上が目の前に。なるほど、白馬の小蓮華岳とよく似ている。同じ名前なのがうなずける。
少し傾斜が強まった道を登りきると小さな祠のある蓮華岳頂上。少し粘ったが、結局ガスで何も見えず。残念。
がっかりして帰ろうとするとコマクサの向うにライチョウのつがいの姿。ありがとう。君のおかげで少し幸せな気分になったよ。
そして沢山咲いていたコマクサ。雨の中綺麗な花を咲かせていた。高山植物の女王と呼ばれるだけあって綺麗だ。
小屋に戻り、少し休憩した後、下山。急傾斜の道を下り、雪渓に。アイゼンを装着してサクサクっと雪渓を下る。
雪渓を過ぎる頃にはすっかり上空は晴れていた。しかし稜線にはガッツリ雲がかかっていた。今日はちょっと運がなかったな。
高山植物を見ながらまったり下山。この花初めて見るな。調べても名前がわからん。なんて花だろう?
扇沢まで下り、レストランの打ち上げメニューを横目に駐車場へと向かう。今回は打ち上げる気分にならんもんな。
駐車場に戻り、着替えを済ませ、帰路へ。

今回は青空に登るような気持ちの良い蓮華岳を楽しもうとしたが、天気が悪く、残念だった。ただ、綺麗な星空が見えたのでそれなりに満足。次に登るときは快晴で蓮華岳の景色を楽しみたい。


その1 | その2 | その3 | その4
針ノ木岳、蓮華岳 2013年8月

登山-北アルプスへ戻る登山トップへ戻る