猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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その1


11/3
本当は土曜に越百の冬季小屋で泊まる予定だった。
が、出発前にネットで調べると11/3まで営業と書いてある。
しかも事前予約が要ると。

なんてこった。
誰もいない冬期小屋で静かな夜を楽しむ予定が、静けさどころか泊まることすらできんじゃないか。

急遽、予定を変更して、日曜日帰りに。土曜はまったり移動。

道の駅か登山口かどちらで泊まるかで迷ったが、道の駅だと3:30に起きないといけない。そりゃ無理だと登山口の駐車場に決定。

大桑村のセブンで夕食を買って移動。すっかり暗くなった道を走って行くと、2,3台の車とすれ違った。こんな時間まで登っていたのか。やっぱり明日は朝早く出んとな。

19:00、伊奈川ダム登山口駐車場到着。空には満天の星。流れ星も見えた。明日は朝から晴れそうだな。。。

11/4
3:00に目が覚める。ありゃま、これなら道の駅でも良かったな。

寒さでなかなか寝袋から出られなかったが、4:00に車の暖房をつけ、ようやく起床。着替えを済ませ、うだうだと出発準備。

外に出ると、やっぱり寒い。そそくさと今回の秘密兵器を取り出し、組み立てる。今回はこいつの為にここを選んだと言っても過言でない。期待してるぜニューチャリンコ。

4:45、ヘッドランプを灯し、チャリンコを押しながら出発。
暗い林道を40分ほど歩くと、福栃平到着。チャリンコを置いて登山道に入る。
尾根の取り付きの急登を黙々とこなしていくと、下のコルへ。下のコルから尾根上を歩く。上のコルはまだかまだかと気にしながら歩いていくが、見つからない。なんか前に来た時も見つからんかった気がする。

そうこうするうちに御嶽展望台まで来てしまった。時刻はまだ7:00。いつになく良いペースだ。さすが軽量日帰り装備。
下のコル付近からちらほら登山道脇に雪があるのに気づいていたが、展望台を過ぎると本格的に根雪となってきた。ずるずる滑るほどでないが、すこし歩きにくい。もう少し積もっていたら逆に歩きやすいのにな。
水場を過ぎると森の中のキツイ急登となる。相変わらずキツイが、今日は荷が軽い分、前よりはだいぶ楽だ。
急登を終えるとピークを北側から巻く。時折、木々の間から穂高、笠ヶ岳が見えた。向うはすっかり雪化粧。さすがに北アルプスは冬の訪れが早い。
巻き道を進んでいくと、道は下りとなって、下りきった鞍部で越百小屋到着。小屋でも覗いていくかと小屋を見ると、なんと閉まっているではないか。今日まで営業してるはずだったのに。

予約客がいなかったから小屋を早めに閉めたのかな?これなら昨日登ってここに泊まったほうが良かったなー。残念。

それにしても相変わらずすごいカラーリングだ。今年は黄色なんだな。前来た時は赤だったような。毎年色変えてんのかな?
冬期小屋を覗いてみると、今年も飲み物のサービスが。嬉しいことに今年はビールだけでなく、野菜ジュースのサービスがあった。アルコールの飲めない伸二郎の為だろうか(ウソ)。ありがたい。

ジュースをいただいて、寄付金を1000円入れといた。前泊まった時、500円しか入れなくて、少なかったことがずっと気になってたから、その時の分を入れることができてスッキリ。良かった良かった。
越百小屋でしばし休憩した後、越百頂上に向けて歩き出す。

森の中の急登を終えると木々が切れ、振り向いた先に御嶽と遠く白山の姿が見えた。今日は御嶽に登った人も素晴らしい景色に感動していることだろう。
視線を少し右に移すと穂高、笠に加えて乗鞍の姿もくっきり見えるようになってきた。冬の乗鞍には行ったことがないが、一度行ってみても良いかもしれないな。
視線を戻すと越百山の頂上がだいぶ近くなってきた。人の姿は見られない。今日の頂上一番乗りかな。
最後の急登を終えると、誰もいない越百山頂上。濃い緑の稜線の向うにはどっしりとした恵那山。
東には赤茶けた山々の向うに南アルプスの峰々。南アルプスはまだあまり雪がついていないようだ。天気が良ければ鳳凰三山でも行ってみようかな。
そして北には仙涯嶺と南駒ケ岳の荒々しく、堂々たる山容。木曽らしい花崗岩の頂はいつみても素敵だ。

時刻はまだ9:00過ぎ。このまま往路を戻るのはもったいないな。予定を変更して、南駒まで行って北沢尾根を下ることにしよう。


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