猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道、東北 上信、北関東 南関東 北アルプス 八ヶ岳、中央/南アルプス 西日本 登山装備紹介
その3
(雪山装備)

雪山で安全に登山するためにはせめてしっかりとしたアイゼンとピッケル、ゴーグルが必要。他は用途によって揃えれば良いだろう。

ちなみに、伸二郎はこんなかっこ。装備だけは登山家って感じだねぇ。
■ゴーグル: スワンズ DESPERADO PDH (9000円位)

ボード用に購入したものを山登りで使用している。

スタイル良く、フィット感良く、偏光レンズかつ明るめの色合いで雪面が見やすいので気に入っている。

曇り対策として、上部のスポンジをはがして使用している。こうすると曇りにくくて良い。
■積雪期用スパッツ: Outdoor Research エクスペディションクロコダイルゲイター Mサイズ 10800円。

積雪期は雪に足がもぐりこんだ際、雪が靴に入り、濡れてしまうので、スパッツは必須だ。スパッツはアイゼンが引っかかっても破れにくいような材料でできている冬用が良い。

この製品はフロントで開閉でき、かつベルクロなので、開閉がしやすく、サイズも微調整できる。伸二郎は靴が26cmでオーバーパンツを履いてMサイズでちょうど良かった。
■アイゼン(6本爪): KAJITAX  KA-6(登山用品店で6000円位)

雪が深くない季節用に購入。案外デカく、かさばるが、12本ほどではない。大菩薩峠程度ならこれで十分。
■アイゼン(10本爪): GRIVEL G10 ワイド (登山用品店で13000円位で購入)

冬期の登山用に購入。靴を選ばず装着できるし、グリップ力も十分。仙丈、甲斐駒、北穂などすべてこいつで登ってきた。

より強力なグリップを求めてG12を買ったので冬期は使わなくなったが、よっぽどのところでない限り、こいつで不足することはないだろう。

残雪期終盤や初冬の雪の少ない時期、夏靴で登る時期にはこいつを使うようになった。
今履いている夏の靴にはコバ(靴の前後にあるソールのでっぱり)が無いのでG12はつけられないし、G12だとオーバースペックで重いからだ。冬期靴を買ってまでガッツリ雪山をやるつもりはない人にはG10 New Classicのようなバンドタイプが良いかな。
■アイゼン(12本爪): グリベル G12 (19000円位)

冬期のちょっと難易度の高い山を考えて購入。G10より前爪が長く、尖っており、よりフロントポインティング時のグリップ性に優れる。

また、爪の本数が増えたこと、ワンタッチアイゼンゆえしっかりと固定されることでより安定してグリップできるようになった。

総じて、良いアイゼンだと思う。

何よりもデザインがかっこいいしね。。。おすすめ。
伸二郎はG12の紐の処理に少し工夫をして使っている。

G12は余った紐が邪魔くさい。以前は前のプラスチック部分に適当に括り付けていたが、歩いていくうちにどんどんほどけてきて、だらーっとなっていた(写真はまだほどける前の状態)。

ほどけた状態で歩くと、もうかたっぽの脚で踏んでつまづいたりして、転倒の恐れがあって危ない。
そこで、ザックなどの余った紐を止めておく用途のクリップを使って、アイゼンの余った紐を止めることにした。

こんな感じで片足あたり、2つのクリップを使う。それぞれのクリップは方向を互い違いにして使うのがポイント。

このクリップは好日山荘で買ったが、ネットでも売っているようだ。ネットの方が確実に購入で来て良いかな。クリップは2ヶ160円位。
ストラップキーパー(20mm用)
紐は前のプラスチック部分に括り付けて適当な長さにした後、最後に余った部分をこのクリップに止める。

硫黄岳登山で試したところ、登り、下りで片側のクリップが外れることはあったが、両側のクリップが外れることなく、紐はほどけなかった。G12の余った紐の処理に困っている人はお試しあれ。

※2015年追記。
プラスチック故、1年持たずに壊れてしまった。結局、適度な長さで余りを切ってしまうのが一番良いか。。。
■ワカン: エキスパートオブジャパン (9555円)

柔らかい雪で沈みにくいように購入。スノーシューより軽く、アイゼンつけたままでも装着できるのが良い。

装着方法はワカンのナイロン紐部分に靴を乗せ、ナイロン紐をリングに通して締めるだけ。慣れれば簡単。

使用したことは少ないが、なかなか良い。軽いので新雪時は持っておくと良いだろう。
■スノーシュー:  MSR DENALI EVO ASCENT (登山用品店で31500円で購入)

ワカンより浮力が強く、グリップ力も良いのに惹かれて購入。と言いたいが、実際にはなんか買いたくなって買ってしまった。

よっぽどの降雪後でないと持っていく気にならないし、実際に使ったのは1回だけ。降雪後にラッセル覚悟で登って行く人にはいるかもしれないが、ラッセル泥棒を考えている人にはいらんアイテム。。。、
■ピッケル: グリベル エアテックエボ 53cm (左)
         ペツル サミット 59cm (中)
         ブラックダイアモンド レイブンプロ 65cm (右)

それぞれ用途が少し違うが、基本的には一緒。一つだけにしてくれって言われたら、グリベルエアテックエボの58cmを買うかな。

西穂、奥穂クラスに登るときはそれなりのが必要だが、八ヶ岳、仙丈、甲斐駒、燕あたりならどれでも良いだろう。
       
■ピッケル:  Black Diamond レイブンプロ 65cm (登山用品店で13000円位で購入)

非常に軽く、持ちやすいピッケル。長めを買ったので杖代わりになるし、使い勝手が良い。

上でも書いたが、大体の雪山はこれで十分。良いピッケルだと思う。おすすめ。
■ピッケル: ペツル サミット 59cm(20000円位)

レイブンプロより本格的なピッケルを求めて購入。見た目もかっこいいし、シャフト部分にラバーが張られており、グリップもよさそうだし、期待して買った。

が、使った感じはレイブンプロと同じ用途向けだなというもの。見た目とは裏腹に、本格的な雪山には向かない。
■ピッケル:  グリベル Air Tech EVOLUTION 53cm (19000円位)

厳冬期の西穂に登る為、より本格的なピッケルが欲しくて購入。

長さは少し短めの53cm。これくらいが使いやすいかな。

ピッケルの刺さり具合、デザインともに良く、とても気に入っている。おすすめ。
同じ形状のピッケルでもサミットとエアテックエボでは断然エアテックエボが良い。

柔らかい雪なら大差ないが、アイスバーンなどの固い雪では断然エアテックのほうが刺さりが良い。

それはピッケル部分をよく見ればわかる。エアテックはギザギザが鋭くいかにも刺さりそうなのに対し、サミットは角が丸く、ピッケル自体が太く、刺さりが悪い。

シャフトの剛性も異なる。エアテックはより大きな力がかかっても耐えられるT規格であるのに対し、サミットはそれよりも弱い(と言っても十分強いが。。。)B規格。よりハードな登山にはエアテックがおすすめ。

どのメーカーでも簡易モデルからハードモデルまでラインナップしてるので、ハードな登山に使うなら同じペツルでも前述のT規格のピッケルを買われたし。
■ゾンデ(プローブ): ブラックダイアモンド クイックドロースーパーツアープローブ(5000円位)

雪崩が起きた時、雪崩に巻き込まれた人を探すための道具。組み立てて、まっすぐな棒にして、雪面に指して、人が埋まっているかを探す。

位置特定のビーコンと合わせて使うもの。

雪崩が起きる危険性の高い雪山に行くときは必須。

注)ニャンコと遊ぶときは先端のトンガリに注意すること。 
■ビーコン: BCAビーコン TRACKER DTS (34650円)

電波を常に発信し、雪崩に巻き込まれた際、自分の位置を相手に伝える。また雪崩れに巻き込まれて埋まっている登山者のビーコンから出る信号をキャッチし、埋まっている位置を特定するための道具。

雪崩れの危険性が高い雪山に行くときは必須アイテム。八ヶ岳の権現、地蔵経由の赤岳程度なら不要。
装着はこうやってバンドで体からはなれないような感じで行う。雪崩の危険んがある場所に向かう際は常に電源をON,発信モードで使用。
■スコップ: ブラックダイアモンド ディプロイ3 (6000円位)

雪山でキャンプするときには整地&雪壁作成用に必須アイテム。また、雪崩の救助用にもなる。

大きいと重いのでこれくらいのサイズが良いと思う。
■ヒップそり: ネットで500円位。

シリセードの時、お尻に引いて使う。

滑りが良くなり、服のダメージも防げるのでおすすめ。こけた時、どっかに飛んでかないように紐をつけておくと良いだろう。

■■■■■■■      昔使ってた装備     ■■■■■■■
■積雪期用スパッツ: イスカ ゴアテックスロングスパッツM(5540円)。

積雪期は雪に足がもぐりこんだ際、雪が靴に入り、濡れてしまうので、スパッツは必須だ。

スパッツはアイゼンが引っかかっても破れにくいような材料でできている冬用が良い。また、前にジッパーがあるものが装着、取り外しが容易で良い。

イスカのはフロントジッパーでデザインも良くて購入。ちょっとイマイチなのは青い部分の材質が弱いこと、足裏にひっかけるベルトが外れやすいことかな。

足裏のベルトは本当によく外れるので構造を変えてほしい。そこが変わっていなければお勧めできないな。

2013年に引退。
■積雪期用スパッツ: Black Diamond アルパインゲイター Lサイズ(7980円)。

イスカよりスタイリッシュですごくスリム。スリム過ぎてLサイズでも冬期装備では小さく、ちょっと頑張って装着していた。無雪期の装備でちょうど良いサイズだった。

雪が点くとジッパーがすぐに固まって外しにくいし、いまいちな製品だと思う。良いのはスタイルのみ。

カッコ良いので雪の季節以外で使うことをお勧めする。

2014年までで引退。ありがとさん。


その1 | その2 | その3 | その4 | その5 | その6 | その7
登山装備トップへ

登山-八ヶ岳、中央・南アルプスへ戻る登山トップへ戻る