井川池田で高速を降り、ガソリンスタンドで給油のついでに高速道路においてあるようなパンフレットと地図が合体したようなやつをもらってく。R32で祖谷口までいき、そこから県道32号に曲がる。県道32号は四国らしいクネクネとした細い道で谷の深さを感じさせられる。しばらく走ると祖谷渓の名物「しょんべん小僧」につく。これは崖に突き出た岩の上にある、しょんべんをしている銅像である。「これは写真に残さんと」と思い夢中でシャッターを切り、満足し次なる目的地かずら橋へと向かった。 しかし、実はこの時、安心しきってタンクバックに残しておいた財布から札をすられていたのだ。目と鼻の先での一瞬の犯行にまったく気づきもしなかった。幸い、財布には4000円しか入っていなかったが、このせいで楽しみにしていた岩魚の塩焼き定食が食べられんくなってしまった。ホントむかつくぜ。岩魚定食を食えるだけの金は残しとけっちゅうの!
いよいよ今回の旅も最後のポイントとなった。最後の観光ポイントは平家伝説語り継がれる名峰「剣山」だ。くねくねしたR439を走り、剣山の登山口に着いた時、時刻は午後3時30分を過ぎていた。 ここから山の途中までリフト(大人片道1000円、往復1800円)がかかってるが、金をすられたヘタレはリフトに乗ることができず、ひーこらひーこら言いながら山を登る。ひーこらひーこら言いながら誰もいない登山道を一人登っていくと剣山頂上に着いた。頂上では360度どこまでも続く山脈を見渡し四国の山深さを実感。今回の旅の終わりとなる風景をかみしめていた。
山を下り、真の四国酷道R438号線を爆走し、18時40分ごろ美馬町に着く。金を下ろさねばと思い銀行に行くが、なんと銀行はすべて閉まっているではないか。まだ19時前だというのになんてこった。かなり凹んだが、徳島市になら開いている銀行があるはずと思い、タンクバックに潜ませてあるハイカを使い高速で徳島市に行く。 徳島市に着いたのは20時を過ぎたころ。さっそく銀行を探すが、同じように閉まっている。こりゃヤバイわと焦り出したとき、あったよあった。UFJ24があったよ。いやーほんと助かった。UFJさま様じゃ。九死に一生を得たわい。 無事金を下ろし、鳴門から高速に乗り、一気に地元愛知県を目指す。途中、寒さに耐え切れず、暖をとるため休憩を挟みながら、深夜2時無事に家にたどり着く。ちょっと計画に無理があったかな。でもおかげで最後の最後まで充実した旅ができたから、まっいっか。 風呂に入って布団にもぐりこむ。心地よい疲労感に浸りながら意識が薄れてく。またいつか九州に行きたいな。 |
ツーリングデータ | ||||||
大洲ユースホステル | 特徴 | 愛媛県大洲市にあるユースホステル。歴史のある建物で館内には骨董品がずらり。ペアレントのおばちゃんはおっとりとしていてとても落ち着く。お菓子などの差し入れもあり。 | ||||
料金 | 3360円(素泊まり、ビジターは1000円増し) | |||||
リンク | http://www.jyh.or.jp/yhguide/shikoku/ozu/ | |||||
かずら橋 | 場所 | 徳島県三好市 | ||||
特徴 | かずらという植物のつるで作られた奇橋。橋の下を流れる祖谷川は美しく、周辺には滝などもあり、橋以外でも見所が多くある。近年、開発が進み、秘境の面影は薄れている。 | |||||
料金 | 500円 | |||||
リンク | http://www.city-miyoshi.jp/kankou/nishiiya/47_kazura.html | |||||
剣山 | 特徴 | 標高1955m。百名山の1つ。頂上までは登り1時間15分。リフト(往復1800円、片道1000円)を使えば登り所要時間40分のらくらく登山。頂上からは四国の山が一望できる大パノラマが広がる。 | ||||
料金 | リフト(往復1800円、片道1000円) | |||||
リンク | http://www9.ocn.ne.jp/~turugi/ | |||||
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