猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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その1
(屋久島上陸)


 朝食を食べて、テレビを見てのんびり出発。午前中はフェリーで移動するだけなので気楽だ。ホテルからフェリー乗り場までは10分とすぐ。屋久島行きのフェリーは鹿児島港の南埠頭から出ている。

 埠頭のターミナルみたいな建物内に行くが、窓口は閉まっている。まだ早いからかと思っていたら、屋久島行きフェリーの切符売り場はターミナルの隣にある倉庫みたいな建物にあった。ぎりぎりに来たらちょっと危なかったかもなー。

 切符を買い、思ったよりも大きなフェリーを横目に櫻島が見えるとこまで歩いていく。しかし、朝もやでぼんやりとしか見えず。残念。
屋久島行きのフェリー「フェリー屋久島2」の切符売り場は倉庫みたいなところにあった。初めてだとわかり辛いな。 思ったよりフェリーはでかい。そりゃ外洋を行くんだからでかくないといかんわな。

 時間になり、乗船開始。バイクは一番最初に乗り込んだ。バイクを止めるところは結構狭く、大型バイクは要注意だ。船内はボチボチ快適で、ラウンジや麺屋などがある。ちょっと良いなと思ったのは九州色豊かな自動販売機。南九州生まれの人気ドリンク「スコール」を始め、縄文水、バイオ茶など南九州製品がずらり。

 定刻になり、船は港を出た。天気も良かったので外に出る。フェリー屋久島2は甲板がとても良い。床が木でできてるからだ。座っても冷たくないし、見た感じも温かみがあってよい。天気が良かったこの日、半分くらい外に出てた。 
フェリー内の自販機はなかなかの九州色。なんちゅーか、スコール祭りだ。迷わずスコール買ってまった。 フェリー屋久島2は甲板が良い。板張りで、座っても冷たくないし、雰囲気が良い。航海中常に出れるし、気に入った。

 鹿児島港から屋久島までのフェリーは所要4時間。午前中はずっと船の中だ。景色の見えない航海は退屈だが、半分くらいは錦江湾の中を航海していて、その間は景色が見れる。

 海から見る開門岳は陸から見るより形がきわまり、完璧なまでの円錐形となっていた。佐多岬は意外なほど小さかった。どちらも陸から見た時とだいぶ印象が異なっていて、なかなか面白かった。
開聞岳。海上から見ると完璧なまでの円錐形が際立つ。 佐多岬。海から見るとずいぶん小さいもんだ。

 外洋に出ると波、風ともに強くなってきて船が大きく揺れるようになった。乗り物酔いに弱い伸二郎はかなりグロッキーとなり、限界に近づいてきた頃、陸が見えてきた。屋久島だ。

 屋久島はかなりでかく、また山ばかりで、島と言うより山脈が近づいているような印象。なかなかの迫力だ。

 港に入ると波、風は弱まり、平和な雰囲気に包まれた。ようやく安心。船を出ると、まず食事を取ろうとするが、どうせなのでツーリングマップルに乗っている「かもがわ」という飯屋に決める。

 「かもがわ」はフェリー埠頭のある宮之浦から20kmほど有り、30分以上かかってようやく着いた。狭い店内は結構混んでおり、その影響か、注文してからなんと1時間も待たされてようやく飯が出てきた。待たせすぎだな。

 注文したのは刺身定食(だったかな?)1500円でツーリングマップルの謳い文句通り、素晴しいボリューム。特産のサバの刺身をはじめアワビ、イカの刺身盛り、トビウオの焼魚、さつま揚げ、ツブガイの煮付けなど食べきれないほどの料理が並ぶ。味もボチボチだったが、胃袋の小さくなった伸二郎は結局半分しか食べれず。うーん、店間違えたかな。。。
始めてみる屋久島は想像よりはるかにでかく、なんだかおどろおどろしかった。 1時間待たされてようやく出てきた刺身定食(だったかな?)。前評判通りの量。味も良い。待てる人には良いか。

 腹も膨れたところで島内を観光する。まずは一番見たかった千尋(せんぴろ)の滝だ。この滝は一枚岩の岩盤を流れ落ちる滝で、さぞかし迫力があるだろうと思いきや、展望台は滝から結構離れたところにあり、迫力は今ひとつ。ま、ボチボチなんだが、事前に期待しすぎていたせいか、感動は少なかったなー。事前調査は控えめが良いな、きっと。
千尋の滝。思ったより滝まで距離があり、迫力はもう一つ。しかし、山全体が一枚岩であることはびっくりだ。

 屋久島は思っているよりでかい。一周110km近くある。景色は基本的に西側が良い。それは西側が海沿いを走るからだ。東側はちょっと内陸を走っているため、海が見えず、また山もフツーな形で面白みには欠ける。

 対する西側は海沿いを走り、海の綺麗さが実感できると同時に山も形が面白く、楽しめる。時折ある漁港や浜辺では青い海が綺麗だし、とてものんびりした雰囲気が良い。
トンガリ頭がかっちょ良い「モッチョム岳」。名前もいかしてる。 島の西側には綺麗な海水浴場がちらほら。海の色がとても綺麗だ。
漁港でちょっとのんびり。漁港はなんか好きだな。 屋久島最大の滝、「大川之滝」。滝つぼまで近づける。

 そしてなによりもいいのが瀬切間〜永田にかけてのちょっと狭い道で出会えるサルやシカだ。人に近寄ってきたりせず、またすぐに逃げることも無く、のんびりとしている。そんな出会いが個人的に屋久島を走った中で一番の思い出だ。

 上記の区間は道幅が狭く、飛ばせなくて走りという面からは面白みに欠けるし、時間もかかる。サルやシカに興味の無い人にはお勧めしないが、そうでない人にはお勧めかな。
半島西側の道路は海沿いを走り、景色が美しい。夕暮れ時にはなお良いか。 半島西側瀬切間〜永田にかけてはサル、シカが多い。人をあまり恐れず、のんびりしていて良い感じだ。

 この日は宮之浦にある民宿「海星」にて宿泊。個室で綺麗な上に部屋にトイレ、シャワーがあってなかなか良かった。一泊4200円なり。

 テレビで天気予報をやっていた。明日は一日雨、明後日は曇りの予想。明日・明後日は登山予定なのに、ちょっと憂鬱だな。。。





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