ミラノの観光はスカラ座で始まった。スカラ座は世界的に有名な歌劇場らしいが、初めて知った。いや、オペラとか全然興味ないから、しゃーないな。さらにそれらしいオーラも無かったので、歌劇が好きな人以外は訪れる価値はあんまり無さそうかな。 スカラ座の前にはダヴィンチの像がある。ダヴィンチはフィレンツェやローマで幅広く活躍したらしいが、ミラノは第2の故郷とされる程長い間住んでおり、この像が有るのもその為だ。 ダヴィンチの像の後からヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアと呼ばれるアーケードが始まる。ヴィットリオ・エマヌエーレ2世とはイタリアの初代国王のこと。アーケードの両側の建物はとても見事。アーケード自体も美しく、ここはお勧め。また、スカラ座からドゥオモへの道でもあり、ルートにも組み込みやすい。 |
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スカラ座。世界でもっとも有名な歌劇場のひとつらしいが、そんなオーラは少しも感じなかった。 | スカラ座前のダヴィンチ像。ミラノはダヴィンチの第2の故郷でもある。 |
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア。壮大で美しいアーケードの商店街。ブランドショップも複数ある。 | |
ガッレリアを抜けると正面左に巨大なドゥオモが現れる。総大理石のドゥオモは実に壮大で美しい。このドゥオモはこれまで見てきたローマやフィレンツェの教会とは異なり、形がとても尖っている。特に屋根から天に突き出た尖塔は特徴的。ちょっと残念なのは前面部分が修復中で目立つ看板が立っていたことかな。それでも十分美しいのだが。。。 |
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ミラノの象徴でもあるドゥオモ。壮大なバロック建築。前面が修復中であったのが残念だが、それでも素晴しい外観。 | |
ドゥオモの内部もこれまで見てきた教会とは雰囲気が全然ことなる。今まで見てきた教会は壮大で美しいと言うのが第一印象だが、このドゥオモは重厚で怖いくらいに壮厳だ。間違っても明るいという雰囲気はないかな。特にその雰囲気を印象付けているのが無数に聳える巨大な柱だろう。少し圧倒される。 |
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ミラノのドゥオモの中はこれまでイタリアで見てきた他の教会とは明らかに違った。どっしりと重厚な雰囲気が目立った。 | |
ミラノのドゥオモの特色のひとつにステンドグラスがある。ステンドグラスは建物の両側に多数あり、そのどれもがとても大きい。特に一番奥にある3枚のステンドグラスは世界でもっとも大きいとされる。 それぞれのステンドグラスは数多くの小さなステンドグラスから出来ており、それぞれ物語となっているとか。昔はこのステンドグラスを見ながら聖書について語り継いだこともあるとか。一度、そんなことも考えながら順にステンドグラスを見てみるのも良いかもしれない。 |
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ミラノのドゥオモには世界で最大のステンドグラスがある。とてもでかく、そして美しい。ステンドグラスは一枚一枚のパネルが物語になっている。順番に見ていくと楽しめるかも。 | |
このドゥオモは屋上に上ることが出来る。しかも、エレベーターを利用して。料金はエレベーター6ユーロ、階段4ユーロ。エレベーターに乗ると、あっちゅー間に屋上へ到達するが、そこは屋根の一番低い部分。一番高い屋根にはもう少し階段を上らなくてはならない。 屋根の上を無数に聳える尖塔を眺めながら移動すると、階段があるので、注意して階段を上ると三角屋根の屋上に出る。ここからは晴れていればヨーロッパアルプスも見れるらしいが、この日は曇っており、見えず。ちょっと残念。 ちなみに、ミラノの街は結構近代的で、ローマやフィレンツェとは違い、あまり見ごたえのある景色は広がらない。あくまで屋上の雰囲気を楽しむことがここの一番の目的かな。 |
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ミラノのドゥオモは屋上に上がることが出来る。エレベーターか、階段で上がる。屋上は晴れていれば景色が良いだろう。 | |
ドゥオモを後にかつてのミラノ領主「フランチェスコ・スフォルツァ」の城であるスフォルツァ城を見に行った。スフォルツァ城は日本の城みたいに堀が張り巡らされており、その向こうに城壁があるといった感じだった。城壁は馬鹿でかく、かつての権力の大きさを伺わせる。現在は市立博物館となっているらしい。 スフォルツァ城のあとはツアーにお決まりのしょうもない提携店での買い物時間。全然興味が無かったので店を抜け出し、近くにあったミラノ市の中央駅を見に行く。 ミラノ中央駅は大理石のどでかい建物。実に立派。駅らしくちゃんと近代的で分かりやすい看板が建物の前にあるのがミスマッチでまた良い。駅舎の前は広場になっており、ちょっとした憩いの場になっていた。 また、駅の反対側には近代的なビルがちらほら。写真のような背の高いビルもあり、ミラノが近代都市であることを印象付ける。 |
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スフォルツァ城。でかい城壁が印象的。 | |
ミラノ中央駅。美しく、巨大な建造物。 | ミラノは普通の都市の顔も持つ。近代的なビルも多い。 |
この日の昼食はツアーのもの。ミラノ風リゾットとミラノ風カツレツを食べた。どちらも味はイマイチ。リゾットは味がほとんどしなくて、粉チーズをかけまくってようやく味が良くなった。カツレツは牛の唐揚げといった感じ。味付けはフツーだが、それほど美味しい感じはしなかった。ツアーの店だからか。 |
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ミラノ風リゾット。あっさりした味なのでチーズをたっぷり入れて食べたほうが良い。 | ミラノ風カツレツ。子牛の肉を薄く伸ばして揚げたもの。今回のツアーの店は美味しく無かった。 |
今日のミラノ市内観光でツアーの観光日程も終了となる。午後はお土産用の買い物に精を出すつもりだったが、やる気が出ず、数件店を回ったところからだんだんイライラし始め、買い物終了。早めにホテルに帰り、近くのスーパーでぶらぶらすることにした。 地下鉄に乗る前にミラノ市内の車をちらちら見ていく。今日もフィアットグランデプントが美しい。今回の旅行ですっかりフィアットには惚れてしまったな〜。また、ランチアのイプシロンという車もなかなかデザインが良い。この2台のMT車がリーズナブルで日本にも売られると良いな〜。 |
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何度見ても美しいFIAT「GRANDE PUNT」。欲しい。 | ランチア「イプシロン」かわいらしい外観。 |
ミラノ市内からは地下鉄とバスでホテルに帰った。相変わらずバスは降りるところが分かりにくかったが、運転手の手助けにより無事に降りることが出来た。運転手さんありがとね。 さて、ホテルに一度帰り、身軽になったうえで、楽しいスーパーでのお買い物だ。今回訪れたスーパーは「カルフール」という名前で日本のジャスコみたいにスーパーと専門店がある大きなもの。まずはお腹も空いてきたのでフードコートで夕飯。 食べたのはチキンのオーブン焼きみたいなもんとラザニア、サラダのピザ巻き。チキンはとても柔らかくジューシー、ラザニアは濃厚、サラダのピザ巻きはあっさりでチキンとラザニアに良く合った。どれもツアーのレストラン料理よりずっと美味しく、安かった(合計で13ユーロ位)。やっぱ伸二郎にはこんな感じの店がちょうど良いんだな。 最後はデザート。イタリアでデザートといえばジェラート。フードコートにあったジェラート屋でミドルサイズ(2.5ユーロ位だった)を食べた。ダブルかなと思ってたらトリプルで、ミルク、イチゴ、チーズ味を食べた。とっても美味しくて、量も多くて大満足。特にミルクがめちゃうま。やっぱジェラートはイタリアが本場だねぇ。 お次は専門店めぐり。日本では売っていないような良いデザインのコンバースが売っていたが、残念ながら合うサイズが切れていて買えず。うーん、残念。 最後はお土産を買う。イタリアと言えばバチでしょうということでバチのチョコレートを買いまくり。満足げにさらに棚を見ていくと、グミがやたらと多く並んでいる。よく見ると、そのほとんどが「ハリボー」だ。 日本でハリボーと言えば、コーラとクマの形をした小さくて硬いグミのイメージだが、こちらは違う。20種類を越えるグミがずらーっと陳列してある。形も様々で目玉焼きの形やスティック状の物など、実に様々。一ついえることはそのどれもが日本よりサイズがでかいことかな。ハリボーファンの伸二郎は4種類のハリボーを買い、いい気分でホテルに帰った。 |
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Baci(バチ)イタリアの定番お土産。デザイン・味ともに良い。 | ハリボー。イタリアのスーパーでこれでもかってくらい多くの種類が売られていた。ただし、味のハズレ多し。注意。 |
ホテルに帰って荷物をまとめる。いよいよ明日でイタリアの地ともお別れと思うとちょっと寂しかった。もっと日数が欲しい、そう思った。まだ見たいところはいっぱいある。またいつかイタリアを訪れて思う存分観光しよう。風呂に入って、ちょと思い出にふけり、眠りにつく。おやすみのすけ。 |
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