4月17日、天気は晴れ。ケーブルカー、バスに乗り、室堂へ向かった。人は多め、雪も多め。雪の大谷は昨年よりも少し高く、最大で19mの高さを誇っていた。雪の大谷以外でも3000m級の山がそそり立つ、雪の世界はなかなかの景色だった。なかなかお勧めです。 |
朝起きると天気は晴れ。良い気分でホテルを出発。渋滞もなくスムーズに進んでいく。行く先にはアルプスの山並み。あの山並みのどこに行くんだろうか。立山町に入り、ずんずん進んでいくと、正面に雪山が現れた。おおっ、あそこに行くのかと思うと期待が高まる。 立山駅のケーブルカー乗場に着いたのは9:50分。駅のチケット売り場で黒部ダムまでの往復チケット(10490円)を買う。後でわかったことだが、このチケットはJAFの割引がきく(1割引)ので活用したい。割引には優待券がセットでいる。詳しくは4月に届いたJAFに挟まっていた優待施設冊子またはJAFホームページを参照して下さい。 さて、観光客で満員状態のケーブルカーに乗り、美女平を目指す。観光客は大半がツアー客で、個人客は割りと少ないようだ。最大斜度が30度にもなる斜面をケーブルカーで登っていくこと7分、標高977mの美女平に着いた。 |
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立山駅へ向かう途中、雪を抱く山が見えてきた。あんなとこに行くんだな。 | 立山駅は観光客で賑わってた。今日開通のこと知ってんだね。 |
ケーブルカーはご覧の通り、満員。斜度のある乗り口がケーブルカーらしい。 | こんな急坂を上ってきました。ケーブルカーはすごいね。 |
美女平から室堂まではバスに乗っていく。美女平では既に積雪が3〜5m程あった。標高は余り高くないが、結構な積雪だ。クネクネ道をバスで登っていく。途中、日本一の落差を誇る称名滝の展望所等で徐行しながらずんずんと標高を上げていく。 標高1930mの弥陀ヶ原を通ることには積雪は8mに達しており、通る車の背丈よりも高くなっていた。さらにバスに揺られてしばらく行くと、目的地の室堂に着いた。標高2450mの室堂は一面の銀世界だった。バスを降り、一旦建物の中に入る。 |
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美女平からバスに乗り換え。既に道路脇の雪は4、5mあった。 | クネクネした道を登り、高度を上げていく。雪の壁もだんだんと高くなっていく。 |
阿弥陀ヶ原では既に積雪は10mに迫る。室堂はあと少し。 | 室堂。除雪のためのショベル、除雪車がいた。 |
雪の大谷ウォークはこの日が初日なので、入り口にのぼりがたっていた。いやー、初日は気分が良いな。早速雪壁にはさまれた道を歩き出す。初めのうちは壁の高さもそんなに高くない。足元は雪で覆われており、ちょっと滑りやすい。転んでいる人もたまにいた。私も何度かバランスを崩しそうになった。気をつけて歩かんとな。 進むにつれ、雪の壁は高さを増してきた。この日は大谷ウォーク初日とあり、テレビ局が3局ほど取材に来ていた。レポーターはなかなかの演技者で「雪が高く、壁の最高部を見上げるとイナバウアーになってしまいます」などと言いながらイナバウアーをしていた。 |
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いよいよ大谷ウォーク開始。全線開通を祝うのぼりがたつ。いやー、初日だねぇ。 | 早速歩き出す。まだこの辺はあまり高くないな。足元は雪でちょっと滑りやすい。こけてる人もたまにいた。 |
だんだんと雪の壁が高くなってきた。この日は初日とあって、テレビ局の撮影が行われていた。俺映ったかなー? | さらに雪の壁は高くなる。寒いかと思ったら、太陽が出てるのであまり寒くない。 |
そんなレポーターの横を冷ややかな目で通り過ぎていくと、雪壁にロープが垂れているところがあり、その下にはなにやらプラカードがある。見てみると、雪壁の縞模様からその雪がいつ降ったものかがわかるらしい。さらにその縞模様が黄砂からできていることも書いてあった。黄砂って春だけじゃないんだね。 そんなかんなで進んで行くと、ついに雪壁最高地点についた。雪壁の最高は19m。今年は積雪量が多く、雪壁の高さは昨年に比べ3m高いそうな。最高部はなかなかの迫力。バスもちっちゃく見えるほど。想像通りの雪壁の高さに満足満足。 |
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雪に縞模様があったが、それは黄砂の影響のようだ。この日も少し空がモヤってたからまた模様が増えたな。 | 雪の壁はいよいよ高くなり、ついに最高部へ。なかなか高い。バスがちっちゃく見えるほど。 |
考えられないほどの積雪の雪の大谷。めったに見られない光景に大満足だ。 | |
雪の大谷ウォークで歩ける区間は500mほど。最後まで来ると人もまばらでゆったりできる。 最後まで歩いた後、雪の大谷を上から見ようと、雪の大谷入り口と逆の山側へ歩いていく。こちらは足元もしっかり雪で、雪の照り返しが眩しい。 坂を上り、平坦部に出ると、雪の大谷沿いに雪の上を歩き出す。上から見ると雪の大谷は一面に積もった雪を掘って掘って道にした所だとわかる。除雪車はなかなかがんばったんだね。 |
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雪の大谷は500mほど歩ける。端っこはこんな感じ。 | |
晴れたこの日は雪をかぶった立山が美しかった。この景色が見れるだけでも来た甲斐がある。 | 雪の大谷を上から見るため、雪の道を歩く。太陽が雪に反射してまぶしい。サングラスがあると良かったな。 |
雪の大谷はこんな感じで、雪山を掘って掘って道にしてるようだ。(↑クリックするとパノラマ写真を表示します。) | |
雪の大谷を上から撮影。キレイにまっすぐ掘ってある。除雪車はなかなかやるね。 | |
大谷から目線をあげて周囲の景色を見渡す。一面雪に覆われた3000m峰が立ち並ぶ銀世界はとても美しい。今日来れたのは本当に良かったと感じた。 しばらく景色を楽しんだ後、ご飯を食べに立山センターに戻った。 |
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真白な奥大日岳。バニラクリームみたいだな。 | |
ちょっと雪山を歩けばごらんの景色に出会える。なかなか良い景色だ。(↑クリックすると拡大写真を表示します。) | |
一面の銀世界で素晴らしい景色を楽しみながら散歩。雪の季節のアルペンルートもなかなかよろしいな。 |
岐阜県〜富山県 | 立山室堂(雪の大谷) | 室堂〜黒部ダム 岐阜、富山'06年春 トップへ |