辛く、長い夜は更け、希望の朝が来た。朝方になり、ようやく少し寝ることもできたが依然としてかなり熱っぽく、えらいので、病院に行くことにした。 タウンページなどで何件か電話して、何とかやっている病院を発見し、嫁に運転してもらい、向かう。優しい嫁を持って伸二郎は幸せだな。 ちょうど新型インフルエンザが流行っていた時期だったため、熱っぽい伸二郎は正面入り口から入ることを許されず、ほかの人と隔離するため、裏口から入ることに。 |
||
裏口は寒く、風邪っぴき伸二郎にはなかなか厳しい環境だった。裏口ではまず新型インフルエンザかどうかのチェックをされた。新型インフルでないことがわかると中に通され、点滴をうつことになった。 点滴をうつなんて初めてかも。まさか旅先でうつことになるとはね。とほほ。 点滴を1時間ほど受け、病院を後にする。時間はすでに11時を過ぎている。だいぶ遅れてしまったが、よーやく出発できることに少しうれしかった。 雪の回廊がある志賀草津道路はその名の通り、長野県志賀高原と群馬県草津温泉を結ぶ道路。草津からしばらくはつづら折れに山を登っていく。 途中の山々はまだ雪が結構残っている。麓は春だが、山はまだ冬だな。 |
||
順調に走って12時30分、草津白根駐車場到着。ここから湯釜を見に行く。駐車場から湯釜までは遊歩道が伸びているが、雪の斜面を歩いていくことにした。そのほうが楽しいからね。 | ||
雪の斜面を歩いていくと、雪の無い遊歩道に出る。ここからは遊歩道を歩いていく。以前バイクで来たときはこんな整備された遊歩道なかったような気がするな。歩きやすいように作ったんかな? | ||
遊歩道の終点まで来ると、エメラルドグリーンに輝く湯釜到着。いつみても美しい。嫁と記念撮影をして、駐車場へと戻っていった。良い写真が撮れた。いい天気でよかったな。 | ||
草津白根から再び走り出す。途中、雪はあるものの、積雪量は大したことなく、とっても雪の回廊ができそうに思えない。今年は回廊できていないのかな? | ||
そう思いながら渋峠に向かっていると、何やらそれらしいものが見えてきた。ぼちぼち雪が高いではないか。雪のカーブを曲がっていくと、雪壁は高くなり、雪の回廊らしい風景が広がった。 良いじゃないか! |
||
雪の回廊には車を止めるスペースがなく、ちょっと手前の駐車スペースに車を止め、歩いていく。 雪の回廊はすっと走り抜けるよりもまったり歩いて楽しんだほうがいいね。 雪の高さは一番高いところで6mほどかな。実際には壁の中にコンクリの法面があり、その表面に雪が付き、壁に見えているので、積雪量は大したことない。けど、雪の壁に変わりなく、なかなか迫力あって良い。 |
||
雪の回廊をしばし楽しんだのち、車に戻り、渋峠に向かい走る。途中、車を降り、歩いた雪の回廊を振り返る。こうしてみると、雪壁の高さがよくわかるな。 | ||
空には真っ青な青空。雄大な景色にしばし見とれる。この雄大な景色にこの時期にしか味わえない雪の回廊。4月の志賀草津道路はいつもに増して魅力的だな。 | ||
その1 | その2 | その3
志賀草津道路 雪の回廊 |